「フリーゲーム大賞2015」は、サイト開設15周年記念として企画した総額15万円分の賞金付きコンテストです。
賞金付きで募集するのは2015の今回だけの特別イベントです!
審査対象となったのは、フリーゲーム夢現で2015年に投稿された693作品(ゲーム公開年が2015年でなくとも、フリーゲーム夢現に投稿された年を基準)の中から、「コメントならびに評価を受け付ける」に設定されていた581作品です。
これら2015年に投稿された審査対象ゲームに対しての、★付きレビュー投票された数は、1,020 レビューでした。
たくさんのレビュアー方達から投票をいただき、本当にありがとうございます。
フリーゲーム大賞2015の審査基準となった“総合Point”算出方法は、評価項目に「総合評価」「グラフィック」「シナリオ」「サウンド」「システム」「独創性」と項目を分けて投票していただいた結果を元に、いつも通りにポイント加点方式を基本として加点しています。
また、レビューされたコメント内容から、詳細に分析されたレビューが多い作品は大きな加点が入るようにしています。
さらに、今回からゲーム記事に対するview数とダウンロード数もPoint要因として加点しています。
■総合Point集計基準■
【レビュー数】+【各投票項目の平均点】+【コメント内容による加点】+【view数、DL数による加点】+-【投票期間補正】
このような素晴らしいフリーゲーム作品を公開してくださった全てのフリーゲーム制作者の皆様ならびに、フリーゲームをプレイしてレビュー投票していただいた皆様に心から感謝いたします。
それでは、以下に今回のフリーゲーム大賞受賞作品を多く支持された順にご紹介します。
この結果がフリーゲーム制作者様にはひとつの指標に、ゲームファンの方には、フリーゲームを探す上での参考になれば幸いです。
受賞は、大賞・金賞・銀賞・銅賞・入賞6つで、計10作品です。
フリーゲーム大賞2015の採点方法については、リニューアルに伴いそれぞれのゲーム記事に追加表示しました「総合得点」「view数」「ダウンロード数」がありますが、これらを今回の審査基準として加えています。
それにより、前年度まで投票点数とコメント評価のみで審査していましたが、より多方向から検証できたんじゃないかなと思っています。
現在、各ゲーム記事に表示されている「総合得点」ですが、元々レビュー評価や投票数、view数などから算出されています。
この「総合得点」と今回のフリーゲーム大賞2015の受賞結果を照らし合わせてみると、総合得点が80点以上の作品が、大賞から銅賞までを占めており、多少の誤差はあるものの、ほぼ剥離がないという結果になりました。
このことから「総合得点」が、ある程度的確な指標になれているのかなという確認ができたことがよかったです。
さて、改めてフリーゲーム大賞2015の結果を見てみますと、予想以上にレベルが高かった。
これは賞金付きのコンテストとして募集をかけたことによるものなのか、根本的にゲーム制作者のレベルが上がってきているのか判りませんが、とにかく全体的に完成度が高くて驚きました。
前回までは、ツクールやウディタなど比較的容易に制作できるツールによる作品が多くみられましたが、今回の受賞作をみてみると「ASTLIBRA ミニ外伝 ~幻霧の洞窟~」「ありふれたホシの終末期CriticalPhase」は独自システムであるし、「イニシエダンジョン」はFlash、「Village of Cyber」はUnityというのは偶然ではないのかもしれません。実に面白い結果です。
また、「イニシエダンジョン」は、ブラウザゲームで初の受賞となります。今後は独自色をさらに出していったり、ネットでの連携ができるようにしていかないと、目立たないようになってくるかもしれません。
昨年度のサイトリニューアルに伴ってデータアップロード機能を追加し、トップページにダウンロードランキングを表示するようにしています。これにより、よくダウンロードされる人気の作品はトップページにランクインし続けて、より一層ダウンロードされるという好循環を生んでいます。「ゲームをより多くの方にプレイしてもらうためには」を参考にして、常時ランクインを狙ってみてはどうでしょうか。ゲームを作りっぱなしではなく、ある程度の宣伝行為も大事なことだと思います。
話変わりまして、今回はサイト開設15周年記念の特別イベントとして賞金付きでコンテスト募集をしましたが、募集を開始してから不都合があったことに気が付きました。
私もあまり深く考えていなかったことですが、他のサイトが実施しているコンテストで応募重複の規約違反に該当してしまうことにより、ゲーム投稿できないとかなんとかカンとか…。
もしかして中にはそれらの規約をよく熟知しておらずに投稿してしまってあちらでアウトになってしまったという方もいらっしゃったのではないかと思い、申し訳なかったなと思っています。
規約なんていうものは、会社組織を守るため、囲い込んで独占するために存在するお約束のものだと私は思っています。本来ならばゲーム制作者が自由に投稿できてあらゆる場所で宣伝できる状態が一番好ましい。というかご自身が作られたゲームなのだからそれが当たり前でしょう。しかしまあ、会社側も利益を生み出さないといけないので、縛りを入れる必要もあるということはよくわかりますので、そう簡単な話ではない。難しいところです。
そういったことから、ゲーム制作者に知らないうちに迷惑がかかっていたりしましたので、おそらく今後は賞金掛けておこなうような主体的なコンテストは実施することはないでしょう。
フリーゲーム大賞2016からは例年通り募集型ではなく、こちらで勝手に開催するタイプに戻りますので、その点は安心してご投稿ください。
最後になりますが、素晴らしいフリーゲーム作品を公開してくださった全てのフリーゲーム制作者の皆様ならびに、フリーゲームをプレイしてレビュー投票していただいた皆様に心から感謝いたします。
今回は、サイト開設15周年として実施した初めての賞金掛けた募集型のイベントでした。いつも以上に完成度の高いゲームが集まったと感じています。まさに2015年フリーゲームの決定版言えるでしょう。
2016年3月25日(金)フリーゲーム夢現管理人