女騎士アリアと仲間達が奮闘する、シナリオ重視の王道ファンタジーRPG
●公式
黒幕亭劇場 http://www.geocities.jp/kurogeki/
動画(ニコニコ動画) http://www.nicovideo.jp/watch/sm25992833
●概要
大国同士の戦争に翻弄される小国「アストリア王国」の女騎士アリアと仲間たちの戦いの物語です。ストーリー構築に苦しんで完成まで4年かかりました。シナリオ重視の王道作品となってます。全12話構成。難易度はぬるめ。
「ニコニコ自作ゲームフェス5」、敢闘賞(王道RPG賞)受賞作品となります。
「フリゲ2015 あなたが選ぶ今年のベストゲーム」にて15位を頂きました。
PC雑誌「おたのしみCD119」(株式会社ウェストサイド)に収録されました。
●あらすじ
"守るべきもの"の為、少女は剣を取る。
時は魔科学による産業革命真っ只中の世界暦620年4月。世界を二分する大国の一つ「ベルラント帝国」第一皇子ウォルスは、長年敵対してきた北の大国「ウィルランド共和国」と停戦協定を結ぶため、共和国傘下の「モルガナ公国」迎賓館を訪れていた。
しかし4月30日深夜。モルガナ迎賓館は「殲滅委員会」と名乗る謎の一団の襲撃を受け、ウォルスは護衛もろとも暗殺されてしまう。
事態を重く見た共和国は事件の関与を完全否定し、帝国に対して哀悼の意を表する。だが、暗殺事件は共和国の手によるものと信じて疑わない帝国側がすんなりそれを受け入れるはずも無く、両国間の関係は急速に冷え込んでいった。
それから数日後の5月3日。ウォルスの死を嘆き悲しんだベルラント帝国皇帝は共和国に報復するため、ウィルランド共和国に突如宣戦を布告。第二皇子カイゼル率いる帝国軍はモルガナ公国に奇襲攻撃を行い、わずか1日で王城を制圧。二国間を隔てるウッツ海峡に海軍を配備した共和国軍と一触即発のにらみ合いを始める。後の世に「五月戦争」と呼ばれた帝国と共和国の戦いは、こうして幕を切って落とされたのであった。
これより展開される物語は、そんな戦争中の二つの大国に挟まれたウッツ海峡に浮かぶ小さな島国「アストリア王国」に所属する、見習い女騎士アリア率いる急造遊撃騎士団「アストリア王国騎士団第七小隊」による五月戦争終結までの活動の記録である。
タイトル画面。
戦闘はアニメによる疑似サイドビューを採用。
迷ったら「マップ」を開いてみよう!
「チャット」を使えば冒険のヒントが聞けるかも?
ダンジョンはシンボルエンカウントを採用。
カジノでレアアイテムをゲットせよ!
難しいストーリー内容でした。とても勉強になります。
※長いので面倒な人は一番下の【総評】だけ読んでください。
戦闘回数約1600回、逃亡数0回、プレイ時間(戦闘中以外)約40時間。マップの端から端まで探索し、NPCの会話文もシナリオ進行の度に変化がないか、何度も王国中を往復しながら確認しつつようやくクリアしたので記念にレビューします。
まず良かった点からですが、作者様が力を入れたというシナリオについては非常に素晴らしいモノでした。この"あすなな"は私が知る限りのどんな作品と比べてみてもトップクラスの作品だったと思います。
政治、戦争、友情、家族、戦う理由など、これらをテーマに物語が進行していきますが、全体的にギャグ成分が多く、特に"チャット"でしか語られない秘話(場合によってはアイテムも手に入る)などもあるので、これがゲームプレイの楽しみの一つとも言えます。中盤以降からはシリアス展開が多くなり、笑える部分が減りますが、20日間で主人公のアリアがどう成長するのか、第七小隊やアストリア王国はどうなっていくのか...それも見どころのひとつです。
王道モノということなので、大体の展開は予想がついてしまうことも多々ありましたが、「いや、そうはならんだろ」とか「なんでこうしないんだ」とかの細かい事は気にしないほうがより楽しめます。それが王道ですから!
逆に予想外の展開も多く、先が全く読めない状況もあるので驚くことも...
戦闘については、アニメーションが凝っていて、雑魚を除いて敵味方共に技によってはカットイン演出もあります。手動操作が面倒なら"突撃"を選択すればそのターンは勝手に戦闘してくれますが、思うような動きをしてくれないことが多かった印象があるので、手動操作のほうが早く決着が済むかもしれません。
このゲームではシンボルエンカウントを採用していますが、回避しやすいかと言われたらそうでもありません。マップによっては狭かったり敵の動きが早かったり、追うわけでもなく挙動不審な敵までいます。戦闘で逃げるにしても、連続戦闘勝利ボーナスというものがあるので、これがなくなればHPやSPが回復しなくなるので不便です。
"オプション"と"ステータス"のメニューがないので、アニメーションやカットインのOffが出来ず、現在のキャラ能力値を見るなら装備項目から確認する必要があります。ついでに装備は入れ替えは出来ますが、外すことは出来ません。
ダンジョンの敵が出現しなくなるようなアイテムも存在しないので、人によっては戦闘システム面でとてもストレスに感じるかもしれません。
ただ、難易度はぬるいので詰むことは余程敵を回避して来たとかでもなければないとは思いますが、雑魚はともかく、ボスが総じて弱すぎるんじゃないかと感じました。あっけないというか、「あれ?こんなもんなの?まだ何か奥の手があるんじゃ...」と思うくらいには弱いです。
ついでに言えば、バフかけたりして小細工するよりも、最初から全員で大技決めて殴ってたほうがすぐに終わります。なので脳筋ゴリ押しプレイが通用しちゃいます!
回復手段も他にあるので、最悪このゲームの回復系アイテムを一度も使わずともクリア出来るかもしれませんし、更に言えば適当にやらなければゲームオーバーになることもないはずです。(私はゲームオーバー画面すら見たことがないままクリアしてしまいました)
要は戦闘が単調なので、雑魚でもボスでも作業感が否めないのが欠点かなと思います。
音楽については、BGMとSE共に良いと思います。癖が強いわけでもなく、シンプルで世界観の雰囲気に合っています。このゲームを楽しめた人なら、クリアすればOP(ED)のBGMが心に残ると思います。
世界観について、ストーリーを引き立てている要因として、世界観も良く考えられていると思います。"300年の歴史"と時の流れ、種族間や国家間の関係や家系など、これらをある程度明確にしていることにより、プレイヤーも物語への感情移入がしやすいと思います。
記録がなく、不明となっている情報や誇張されて伝わった話など、作中で後からそれらを知ることができるのも魅力的です。
キャラクターについて、特に女性キャラは皆可愛らしい感じに思います。男性キャラもイケメンだったりゴツかったり、更にはハゲ...だったりと様々でしたが、イメージと性格が一致しているし、物語の進行で成長したり変わったりする様を見ていて楽しいです。
これ以上書くとキリがないので、最後に悪かった点や残念だった点について...
まず、この"あすなな"において一番の苦痛はカジノだと思います。ここでは景品でレアアイテムを入手出来ますが、実際に運に任せて稼ぐとなると赤字にしかならず、ほぼ無理ゲーです。リセマラ?するにしても肝心のセーブポイントはマップの下、しかも一度フェンスの扉を開かなくてはならないので、余計なモーションで更に移動に時間が掛かります。
カジノはマッドシティの北側にあるので、セーブポイントはカジノ前に置いて欲しかったと思います。
因みに私は往復するほうが面倒だったので、正攻法でスロットで稼ぎました。
次に終盤及びラスボス戦後について、不満というか少し物足りないなと感じました。制作を急いだからかサブキャラに話しかけても一方通行の会話のみで、序盤中盤のようなアリア達の返答文章が無かったり、結局魂は解放されたのかどうかのやり取りや、あすななのメンバー以外のサブキャラや脇役たちについてのラスボス戦後はほとんど触れられず、物語が幕引きするので「わー、終わっちゃったー!」ってなちゃいました。ちょっと欲張っちゃいますが、クリア後のオマケ的なものが欲しいなと思いました。城の本棚に第七小隊の項目が追加されるんじゃないかって期待していたのでちょっと残念。
次は文章の誤字脱字やメニューのマップの表記ミス、マップチップのすり抜けや配置ミスについて、序盤から中盤にかけてはほとんどないです。でも中盤以降から、少々目立って来たかなって感じです。とはいえ、私が確認した限りではゲームの進行に影響を及ぼすほどのものは確認していないので、問題はないと思います。けれどこれだけあると(確認しただけでも10個かそれ以上)、時間さえあれば修正して欲しいなという気持ちも少なからずあります。強いて言うならオールト岬のイベントがあった地点(転移門とセーブポイントの間)が見えない壁によって分断、通行不能になっているのと、ローウェルの洞窟のイベントで小舟の前で待機している3人が放置されたまま永遠にララ隊長を待っているのはあまりよろしくないと思いました。(まあそれはそれで面白いですけど)
最後に、一番残念に、勿体ないと思ったのがアストリア中に残された"ダンジョンまたは扉のその先"についてです。これらはいずれ追加される予定だったまま放置されているようで、先が気になるプレイヤーとしてはもやもやした気持ちが残ってしまいます。他にも鍛冶などの未実装のまま放置されているものがいくつかあるようで、願わくば更新して欲しいとは思いますが...
とはいえ、作者様の初めての完成作品という事や、一度は完成させた終盤のシナリオを白紙に戻して作り直したり、ゲームの開発期間などを考えると、これだけの長編シナリオをひとまず完成させるだけでも大変の苦労と労力が伺えますので、作者様の技量には感服するばかりです。これがフリーゲームだと言うのですから、プレイする身としては頭が上がりません。もっと知名度があれば、きっと今以上に話題の名作になると思います。
ここまで長々と書いた結果、作者様向けのコメントなのか通常のレビューなのかよく分からなくなってしまいましたが、結論から申し上げますと...
【総評】
ストーリーを楽しみたい、そして戦闘が嫌じゃない人にオススメします。
一生に一度はプレイしてみてほしい感動する名作ゲームのひとつだと自信を持って言えます。
マップ中を探索して、全てのNPCに話しかけ、隠し通路を見つけてすべての宝箱を開けよう!
何かあるたびに"チャット"や"アストリアタイムズ"の確認も忘れずに!
キャラもストーリーも戦闘もよかった。
フリーゲームの有名なやつはほぼやったが、これはTOP3に入るおもしろさだった。
総合ランキングの点数が気になったので底上げの為にコメントしておく。
やって損は無いと思います。
気がついたらかなり長く遊んでたなぁって感じで
とてもよかったかな。
冒頭で、ストーリーに引き込まれることが、ありませんでした。
既に見た景色を、また繰り返し見ているような気がして……
それとも、王道とは、そういうものなのか……
この作品の魅力をプレイヤーに叩きつけるような、そういうものが見たかったのかもしれない。
最後までプレイしました。
全体的にはまぁ、面白かったです。
ただストーリーに関しては、途中までは熱中して楽しめましたが、後半がダレてきた印象が否めませんでした。
敵の背景などが描かれていましたが、扱いが総じて雑な印象を受けました。
主人公側に関しては緻密にプロットなどを練られたのだと思いますが、
敵キャラに関しては最後まで(ラスボスさえも)取ってつけたようなありきたりなテンプレ的印象をいだきます。
また、マップに関しては割と面倒だと思う所が多かったです。
例えばラスボスの魔王城で、開場システムの電源を30秒だけ入れると言う仕組みがありましたが
同じ所をグルグルと戻ったり行ったりし続け、そのたびに雑魚と遭遇し続けると言うのはプレイしててあまり愉快な物ではなかったです。
あと、カジノにセーブポイントを置いてくれたらなお良かったです。
マッドシティの下の方にあるセーブポイントからカジノに行って、負けたらリセットと言うのを繰り返し最強装備を四時間ほどで整えましたが
この作業はとてつもなく面倒くさかったです。
それと、魔物が落とすドロップ品に関しては、売却しても問題ないことを示していただけるとありがたかったです。
売れば金になると言うことはわかってても、ほら、よくあるじゃないですか。
そのドロップ品で武器を作るみたいなやつ。
そう言うシステムは無い、とさらっと示していただけたらもうちょっとしんどくなかったのではと思います。
あと雑魚敵を倒す意味がほとんどないので、ひたすらに遭遇が面倒くさかったです。
さて、ここまで辛いことばかり言いましたが、
戦記物をゲームとして、RPGの世界観でプレイすることができたのは非常に良かったです。
また、キャラクターが総じて(特に女キャラクターが)可愛いと言うのは良い点でした。
キャラの選びは非常に秀逸です。
勿論、全員良いのですが、神社に居る猫の娘が個人的にはストライクです。
また、味方キャラクターに関しては背景からキャラクターまでキチンと作られており、
これだけの作り込みが敵キャラクターにもあって、感情移入できる敵ならば
間違いなく名作だったと思います。
システム的な不満はありましたが、序盤から中盤にかけて時間を忘れて熱中したと言う点と
最後のシーンのドロシーの笑顔にやられてしまったので面白さの総評としては☆4とさせていただきます。
拙い感想ではありますが、では、失礼いたします。
自己削除。
評価入力失念のため
評価入力失念のため
ストーリー:
力を入れたというストーリーだが、実際よく出来ている。
王道展開に次ぐ王道展開だが、これほど長いストーリーを破綻なく作っていくというのは中々できることではない。
だが、細かなところの演出が残念。
コメディとシリアスが混在しているストーリーなのだが、シリアスの締めるべきところをコメディでおちゃらけてみたり、という所が目立つ。
また、政治や戦争を題材として取り入れているが故に、「え、ちょっとそれはないんじゃない」と思えてしまう演出が多かった。
ここで悪党を逃したら大勢の人間が犠牲になるかもしれない、というシーンで
悪党が逃げ去ってしまうのを主人公勢がただボーっと見ている、というような部分が多く
それはシナリオの都合ではあるのだが、物語に感情移入している身としたら
「は? 追えよ!」と思ってしまう。
大筋が良かった大作であるだけに、そういった細かなところで残念さを感じるのが勿体なかった。
また、王道なのはいいのだが、「守るべきもの」とかいう概念を全面に押し出してくるのは、少し食傷気味であり、オリジナリティや新鮮な感動はあまり感じなかった。
戦闘:
カットイン演出はあるが、システム自体は総じて凡庸。
凡庸であるだけなら他の作品も同じなのだが、これほどの大作になると、それがイライラの種になってくる。
敵はシンボルエンカウントだが避けにくく、避けられないような配置で置いてあることが多く、しかも一度の戦闘が非常に長い。
それは主に、オリジナル要素であるカットイン演出のせいで、演出が始まって終わるまでが凄く長い。
長編であるために、長い演出を何百回も見せられるわけで、それだけ長いと良い要素であるはずのカットイン演出も、悪い要素であるとさえ感じてくる。
総評:
王道ストーリーが好きで、少し冗長な戦闘に耐えられる人であれば、間違いなくやって損はないと思う。
少し辛辣な感想も漏らしたが、総じて出来はいい。
とても面白かったです。
ストーリーが特に素晴らしく、次はどうなるんだろうと先へ先へと進みたくなってしまいました。
反面、避ければいいのですが敵との戦闘回数が多くなりがちで、少し面倒な部分もありました。
シーザーさんの魂は解放されたのかが気になります。
ストーリーが良かったが、戦闘は割と単調だった
ストーリー良かった 感動した
文句なし。名作。
何気なくプレイしたらフリゲとは思えないほどのクオリティの高さに驚愕です!
王道RPG好きなら間違いなくお勧めできる作品
この作品の魅力はストーリーとそれを織り成すキャラクターに集約されると思います。
メインである政治と戦争描写がご都合主義に頼らず具体的に描かれているのが良かったです。
これは世界観がしっかりしていることの賜物でしょうし、空の軌跡に似ているという感想が
あるのも、だからこそだと思います。
戦争の最中では主人公アリアちゃんも大きな流れに翻弄される人々の一人に過ぎず、一体どうなって
しまうのかとかなり熱中しました。
そして、大臣や王様に食って掛かるじゃじゃ馬だったアリアちゃんが戦争による喪失を越えて、
国と仲間を守る「騎士アリア」へと成長する正統派な物語には素直に感銘を受けました。
アリアちゃん、そしてあすななの皆、アストリア王国の人々の幸福を願いたくなりましたね。
アリアちゃんにばかり言及しましたが、チャットによる雑談から醸し出されるメインキャラの人間くささ、
メインキャラだけでなく、確かにその世界で地に足をつけて生きていることが感じられるサブキャラたちも魅力的でした。
群像劇の要素も強いと思います。
ただ、某復讐者は個人的にもう少し掘り下げて欲しいと感じたました。が、やりすぎると悪役のキャラが立ちすぎて
物語終了後の後味の悪さにつながるでしょうから、あくまで楽しい王道ファンタジーである本作にとっては
これで良かったのかもしれません。
また、エンディングはあっさりしていると感じましたが、この作品の場合はもう少し長く濃くしても
良かったのではないかと思います。
戦闘演出は秀逸で、特にカットインがかっこいい。技使用時の台詞も良い。
BGMも特にユーフルカさんのものがマッチしていて盛り上がります。
おかげで荒いドット絵もさほど気にならない。
加えて全体的に間延びしないサクッとした演出なので、バトルに気だるさを感じずにすみました。
戦闘バランスは緩めですが、ストーリー重視のRPGとしては適切ではないかと。
マップがいつでも見られるのも攻略がサクサク進んでよかったです。
ただ、ラスボスがあまりにも弱すぎる(体感上某ワゴンの帝王より弱い!)ので、物語の演出上、
こいつだけは苦戦する難易度にした方が盛り上がるのではないかと思います。
後は最後の戦いで、某魂を取り込まれたお方とのやり取りなり、取り戻せたのが分かる描写が欲しいかな、と。
10話の内容に感動しただけにここは少し残念でした。
最後に独創性について。
王道的ということは作品を成立させているおのおのの要素はありふれているということではありますが、
むしろそれらを組み合わせて、これだけの作品を完成させる作者さんの技量の高さを感じました。
お話がよくできていました。たいへん気に入りました。
戦闘時のキャラクターカットインはかっこよいです。
アリアちゃんかわいいです。
空の軌跡あたりの影響を感じさせる王道モノ。
キャラクターと世界観がしっかりと作りこまれている。
既に言われているが、ゲーム性の面では今ひとつな感がある。
戦闘バランスがヌルめなのはそういうゲームということでいいとしても、
戦闘が単調なわりに時間がかかるという短所に、逃走すると連戦ボーナスが
消えるという仕様が組み合わさって、無視できない面倒臭さを覚える。
話の繋ぎ方が悪いのか、章の切れ目のごとに飽きが感じられるのもマイナスポイント。
世界観が細部まで丁寧に作り込まれていて、最後まで飽きることなく楽しめました。
グラフィックに関しては解像度の荒さでどうしても辛めの評価になってしまうのが残念です。
独創性やバトルの手ごたえを求める人は物足りなさを感じるかもしれません。
しかしそれらのマイナス要素を指し引いても十二分に楽しめる作品なので、是非プレイしてみて欲しいです。
【シナリオ】
ザ・王道といった感じ。ほどよくギャグも入りテンポがいいです。もうちょっと脇役にもスポットライトが当たるともっといいなと思いました(特にとある神社?にいるあの方とか)
【グラフィック】
キャラクターのグラフィックはかわいらしい感じでいいですね。でも戦闘中のグラフィックが、小さいものを無理やり拡大したといった感じで粗いのがちょっと残念に感じました。しかし技ごとに細かくアニメーションが作られていてこだわりを感じます。
【サウンド】
色々なBGMがあって楽しめます。同じBGMが使われているところはあるのか?というくらい豊富なので最後まで楽しめました。
【システム】
戦闘アニメーションが凝ってて楽しいのですが、上の方も仰っているように煩わしく感じることもあります。戦闘高速化機能があればいいなと思いました。あとは文章スキップ機能もあるといいかもしれません。あと「チャット」機能が面白いですね。何かある度にチャットしてみるといいことがあるかも…?
【オリジナリティ】
王道ということはすなわち同じようなシナリオが過去にいくつもあったということです。人によっては捻りがなくてつまらないと感じてしまうかもしれません。最近王道から外れたようなゲームばかりしていたので個人的にはとても良かったです。
【総評】
僕は戦闘は基本レベルを上げてゴリ押し、探索して隠れたアイテムや宝箱を見つけるのが大好きです。このゲームでは戦闘難易度はあまり高くなく、マップにも結構隠し通路などがあって僕の好みドストライクな作品でありました。以上から総評として☆5を付けましたが、王道シナリオやぬるい戦闘を嫌う人にはオススメはできません。逆にシナリオが進む度に町の住民全員に話しかけて回るような人にはオススメです。
ストーリーがしっかりしており、キャラもたっていたので楽しめました。イラストも癖がなく好印象です。
ゲームの難易度は結構簡単。中盤あたりでMP消費を半分にできるアイテムアイテムが手に入り、後半では奥義をばかすかうてたので楽ちんでした。技にはカットインが入ったりするのでかっこよかったです。
アナウンスによれば、今後の隠し要素実装でやりこみ要素も増えるかもです。
やって損はないと強くお勧めできる作品です。
ストーリーは重すぎず軽すぎず、主人公の覚醒展開などの王道、戦闘は攻撃するときだけ味方が出てきて動き、カットインもありのサイドビューっぽいオリジナルになっています。よく動いて楽しい仕上がりになっています。難易度は画像にもあるように連続勝利ボーナスで回復できるので戦闘数をこなしやすく、経験値や金を得やすくなっておりちょうどよい程度です。
冒頭にも書いたように、自信をもって傑作だと言えます。
しかし、不満点もないわけではありません。
まず、こちらの攻撃の命中率が悪い。魔法っぽい技はまだしも物理系の全体攻撃はほぼ100%1発は外れます。本当によく外れるので結構イラッときます。これのせいでテンポは相当悪くなっています。
また、戦闘はアニメ付きと書きましたがそれが割と長いのも時としてマイナスになります。
戦闘を数こなしたいときはちょっと食傷気味になることも多いです。飛ばせるシステムがあるとよかったかもしれません。
最後にパーティメンバーが固定になる場面が多いです。ストーリーの展開上しょうがないですが
使いたいキャラを自由に使えないので少し残念です。終盤には自由に編成できるようになります。
カジノはちょっとめんどくさかったのでスルーしました。あまり稼ぎやすい仕組みではなかったように思うので暇つぶし程度に考えておくくらいがよいでしょう。
総合的にはかなり出来のいいゲームです。シナリオを楽しみたい人に特におすすめです。