フリーゲーム大賞2013は、フリーゲーム夢現で2013年に投稿された540作品(作者様のゲーム公開年が2013年でなくとも、フリーゲーム夢現に投稿された年を基準としています。)の中から選ばれた優秀な名作フリーゲームを発表するコンテストです。
今までフリーゲーム大賞は不定期更新をおこなっておりましたが、今回から毎年、昨年中に投稿されたゲームに対して、票がほどよく集まる投稿年の翌年7月末におこなうことにしました。投稿年の翌年3月末に結果発表することになりました。
2013年に投稿されたゲームに対しての、★付きレビューコメント投票数は、2,073票となりました。
フリーゲーム夢現では、評価項目に総評、シナリオ、グラフィック、音楽、システム、オリジナリティと6つに項目がわかれていますが、フリーゲーム大賞2013では、遊んでみて面白かったよ!というレビュアーの声を明確にするため、単純に総評(おもしろさ)の評価項目のデータのみ集計して結果発表しています。
評価項目別の評価は、普段から統計として出している「フリーゲームランキング」をご覧ください。
投票いただきましたフリーゲームレビュアー並びに、フリーゲーム制作者様には大変感謝いたしております。
それでは、以下に今回のフリーゲーム大賞受賞作品を多く支持された順にご紹介します。
この結果がフリーゲーム制作者様にはひとつの指標に、ゲームファンの方には、フリーゲームを探す上での参考になれば幸いです。
≪集計方法 ポイント加点方式≫
【レビュー投票の数】+【コメント内容による加点(1-5点)】+【総評(おもしろさ)数値による加点】
受賞は、大賞・金賞・銀賞・銅賞・入賞9つで、計13作品です。
創作活動を停止されました
2009年に発表した「フリーゲーム大賞 第9回」を最後に、いままでイベントらしきものを一切してこなかったのに、なぜ再びフリーゲーム大賞というコンテストを突如としておこなったかという理由を先に説明しておきたいと思います。
最も大きな理由は、2009年末におこなったサイト全体のシステム化により、別に改めてフリーゲーム大賞をしなくても随時投票によって偏差値や平均値がはじき出されてランキング化されているので、それでいいんじゃないかと思って放置していた…。
というのが正直なところ事実としてありました。
しかしながら、最近フリーゲーム夢現を自分で改めて眺めていると、
あれ?なんか機械的な感じで人間味が感じられなくね?飽きられそう…。と思うようになってくるともう大変。
思い立ったら即行動してしまう性格なので、急遽デザインを仕上げて集計して一週間黙々と作り上げました。
また、レビュアーに沢山の投票をしていただいている事は非常にありがたく思っておりますが、投票をシステム化したことによる弊害として、コメントに作者様に向けての連絡としての投稿や、気に食わなかったからといってオール1や、気持ちはわかりますが安易にオール5を付ける方がいらっしゃることが現状の問題としてあります。
このような問題点はあるものの、現在のシステムでのランキング順位は大きくは外れていないものだと思っていますが、人為的に介入し精査して評価を見直せば、また違った結果が見えてくるのではないかという思いもありました。
こういった経緯から、冒頭に述べたフリーゲーム大賞の急遽開催につながりました。
フリーゲーム大賞2013の採点方法については、多くの方に投票されるゲームというのは人気があるからであって、低評価が投票されていたとしても、それだけ大勢の人達にプレイされたという事実から、マイナス評価はしていません。あくまで加点方式です。
要するにオール1点をつけられようが、そのゲームには +1 Point が付くという方法で総合Pointを計算しています。
さて、フリーゲーム大賞2013の結果ですが、すでにプレイされた方がほとんどだろうと思われる作品、話題となったおすすめの名作ばかりが並びました。
それでは、ハードコアなフリーゲーマーの方には物足りなく思うかもしれませんが、あくまで区切りとしておこなっているコンテストですので、長い間愛され続ける2013年の決定版フリーゲームが集う、歴史に残る1ページとなればいいなと思っています。
一時期、私自身もフリーゲーム界は下火になりつつあるのかなと思っていた時がありましたが、
あれ…? 逆にかなり盛り上がってきてないか? と最近は特に感じるようになってきました。
おそらくウディタなどツール類の充実により、制作環境が整ってきたことなどの内的要因。
基本無料ゲームなどによってコンシューマゲーム業界が下火になりつつあり、その影響から基本無料ゲームでは満足できない人たちが少なからず流入しているのではないか…? という外的要因もあるのではないかと思っています。
どういった理由にしろ、現在ではフリーゲームの書籍化や映画化など、過去には考えられないことが実現するようになっており、良い流れが出来つつあるというのは私としても非常に嬉しいことです。
最後になりますが、素晴らしいフリーゲーム作品を公開してくださった全てのフリーゲーム制作者の皆様ならびに、フリーゲームをプレイしてレビュー投票していただいた皆様に心から感謝いたします。