コメント数は111回です
RPG好き妖精さん。
本職(?)は某ダウンロードサイトにて、「べるのわーる」名義による純愛・和姦系同人エロゲーやエロ漫画のレビューだったり(でも最近はご無沙汰気味…)
当初はふりーむメインでしたが、レビューで5段階評価が付けられる点、フリゲ作者様から返信がもらえる点に魅力を感じて夢現へ移籍。
リンク先のツイ垢は18禁垢でもあるので閲覧注意ですよ~
レビューの評価基準
1点:クソですね 2点:不満あり 3点:ふつー 4点:良いじゃん 5点:素晴らしい!
べるちゃんさんのWebサイト:https://twitter.com/Bellenoir1118
『魔王喜劇アベルカイン』へのコメント(2024年9月 9日 03:55)
『あくまのどうくつ』へのコメント(2024年9月 7日 02:50)
お返事どうもです。
レベルは全員3です。頂いたアドバイスを頼りに再挑戦してみて、5回目くらいでようやく倒せました。
まず全員のHPを最大値近くに揃えるのが手間で、ここだけでもHP全回復の魔法陣的なものが
近くにあればと思いましたが、それだと悪魔王戦が簡単になってしまいますかね?
ともあれありがとうございました。
そして感動のエンディング………ってバッドエンドじゃん!!!!!(涙鼻水涎
『あくまのどうくつ』へのコメント(2024年9月 6日 20:00)
プレイ時間約50分、ラスボスと思われる悪魔王に勝てないのでリタイア。
魔法学校の学生な男女4人が洞窟を脱出する短編作品。
このゲームの尖りまくった特徴として、なんとHP回復手段が一切存在しないこと。
MPは防御で微量回復し、敵は戦闘不能の蘇生アイテムのみを落とします。
すなわち戦闘不能になるまで戦わせ、倒れたら蘇生で間接的にHPを全回復させるという
どこのブラック企業だよ! と叫びたくなるような作品。
パーティのHP・MP残量に常に気を配る必要があるのは、リソース管理的な意味で面白いと思います。
ただ難易度が高いとはいえ、いくらなんでも悪魔王が強すぎ。
殆ど先手を取ってくる上、防御しなければ一発で即死級の全体攻撃を使ってくるのは反則かと。
こちらは態勢を立て直すのがやっとで攻撃に移る余裕もないのはどうしようもない。
悪魔王がもう少し弱くないと、クリアは困難かと思います。
『喰え!』へのコメント(2024年9月 5日 23:22)
約50分でクリア。
魔王を倒すべく城まで乗り込んできた勇者ブライオン。
しかし彼は(恐らく)見るからに貧相な体だったため、魔王に勧められてたっぷり食事するという話。
範馬勇次郎の名言『強くなりたくば喰らえ!』を地で行く作品と言えますw
パラメーターが貧弱すぎるブライオンは、肉料理でHPが、魚料理でMPが、
部屋の左にある木箱のジャガイモやトウモロコシで攻撃力や守備力が上がる、といった具合。
魔王とはいつでも戦闘可能で、レベルが上がるとスキルも覚えます。
各パラメーターを事実上自由にカスタマイズできるという発想は面白いですが、
魔王はかなりの強さのため、ちょっとやそっとの強化ではまるで歯が立ちません。
目安として累計の食事回数一万程度は欲しいところで、それだけの数ひたすらZキーを連打する根気が必要。
魔王の能力を下げて、もう少し簡単にしても良かったかも。
魔王自身は良い人でお話もほのぼのとした内容なので
操作性の悪さを別とすれば、おおむね良作と言えると思います。
『Red Quest』へのコメント(2024年9月 4日 10:47)
プレイ時間約3時間45分でクリア。
かなり寄り道していたので、普通にやれば3時間もかからずクリアできるでしょう。
悪評だらけの作品なのでどんなものかとプレイしてみましたが、
ゲームバランスが良い意味で壊れているので、ストレスフリーで遊べるのは利点です。
(ヘレスの洞窟が完全な稼ぎダンジョンであり、敵はたいして強くないのに莫大なゴールドや経験値が簡単に手に入る)
ゲームにやり応えを求めるプレイヤーからすれば、何の面白味もない作品ということになるんでしょうけども。
ただ先行レビューの指摘通り、全年齢なのに平気で下ネタが出てくるのは気になるところ。
特定の政治思想が強すぎるのも果たしてそれはアリなのか。少なくとも全年齢でないことは確かです。
普通にマルクスやレーニンの名前が出るし、ラスボスの名前が「カズーオ」なのも実在の人物由来なんでしょうし。
そもそも、単純にストーリーが面白くない。
お使いの繰り返しで冒険する楽しみが薄く、ヤクザのパシリとして汚れ作業を嬉々としてやる主人公なので共感も得にくい。
そして例えば「ポーション」と「ボーション」で表記ゆれがあったり、消費アイテムのミックスサンドが貴重品に分類されたり、
誤字や説明文のミスなど、細かい所の作り込みが甘く雑だなあと感じました。
個人的には一部の敵の名前が一般名詞すぎるのも気になりましたね。
「忍者」とか「魔女」「山賊」はまだしも「少女」「青年」「シスター」「紳士」「騎士」…。
もっとこう……あるだろう!w
『Shadiel's Crook』へのコメント(2024年9月 2日 01:12)
プレイ時間約50分でクリア。
妖艶な教会信徒のシャディエルが裏山の魔物退治をする短編作品。
元々は2017年の企画『裏山薬草ゲームフェス』に出品された作品ですが、薬草の方は完全にオマケですね。
舞台となるイアト村は文字通り自然に囲まれた平和な村。
作り込みが凄くて、何気に相当手間がかかってるんじゃないでしょうか。
シャディエルが強いので操作性も悪くなく、全体攻撃の「断罪」を覚えたらザコ戦は完全に空気。
レベルアップでHPMP全回復の仕様も有難いですね。
ラスボスの台詞でオチは読めましたが、やはりそういうことだったかとw
ストレスフリーでサクッと遊べる良作です。
『ミスティカ王国の勇者』へのコメント(2024年8月26日 00:43)
1点(おそらく)バグ報告です。
ベルのスキルの一つであるMP回復効果の「マジカルドロップ」、
味方に対して使う特技かと思いますが、選択すると対象が敵パーティになり味方に使うことができません。
もしバグでしたら修正の方よろしくお願いします。
『ミスティカ王国の勇者』へのコメント(2024年8月26日 00:32)
本好きな少年が、勇者として本の世界で大冒険する物語。
プレイ時間約3時間半、レベル24でクリア。
一種の異世界モノという感じかな。ゆるゆるでほわほわな世界観、個人的には好みのタイプの作品です♪
登場する敵キャラがニンジンにリンゴにサボテン、あるいはオコジョ、エルフなど総じて可愛いのが特徴。
戦闘もBGM、SE共にメルヘン色が強く、良い意味で緊張感がありませんw
(まあ船入手直後の海の敵はクソ強いので普通に全滅もあるのですが…)
全体的にオーソドックスで遊びやすい良作RPG。
ストーリーで詰まりそうな場面は作者様のブログに攻略が載っているので、その点も有難いですね。
草むらを歩くだけで薬草やレモングラスといった植物が自然と入手でき、
ヒロインのベルちゃんが薬師なので調合によるアイテム生成要素もあります。
地味ながらダッシュするとトトトトト、トトトトトと足音が鳴るのも小気味よしです。
これといって大きな不満点はありませんが、あえて言えば終わり方が少しあっさりしていたかも?
でも何にせよプレイしてて楽しい作品でした。ありがとうございました♪
『じじ告』へのコメント(2024年8月22日 19:25)
プレイ時間50分。とある日のじじいの周囲に起きた出来事をじじい自身が滔々と語っていく作品。
じじい以外のキャラは(直接的には)一切登場しません。
例えるならyoutuberなどの配信者の雑談を聴くだけの作品、
というかこの場合はテキストなので長いエッセイを読む感覚に近いですかね。
内容は下ネタ、メタネタおよびムトト作品の独自設定に基づいた語りが多め。
『フォン』『春平富士夫シリーズ』『からあげシリーズ』などムトト氏の他作品のネタやキャラが登場し、
特に『フォン』はムトト氏の制作裏話的な内容まで踏み込んでいるため、
事前にプレイ済であることが望ましいかなと。
自分はあいにく『フォン』未プレイで、その他の作品も全部プレイした訳ではないのでこの評価ですが、
氏の作品を多くプレイした方ほどネタが楽しめる作品かなと思いました。
『でんせつのおたけびじじい』へのコメント(2024年8月22日 01:27)
プレイ時間約3時間。8フロア目で雨王(じじい)の体力が尽きたためリタイア。
伝説のおたけびじじいが目の前の道を突き進む作品ですが、ストーリーが皆無なため評価不能。
操作性としてはじじいのおたけびで敵(100匹出現!)をほぼ一網打尽にできますが、
じじいの素早さは敵より多少早い程度なので、大体20匹くらいの敵に先手を取られテンポが悪い。
さらに低確率ですがスタンすることもあり、そうなれば100匹の敵にサンドバッグにされてしまうためリセット安定。
ムトト氏の他作品で言うと『じじばば軍団対かかしやろう軍団』のような虚無ゲーに近いか。
こちらが確実に先手を取って無双できるなら『吹飛図書館』のように楽しめたのですが。
本作も2018年の作品ということで、バランスに難ありと言ったところ。
ゲームオーバーの直接の原因は体力回復アイテムの取り逃がしだと思いますが、
それなら道幅を狭くするなり、もう少し工夫できる部分はあったのではないかと。
また、6フロア目に出現するクラゲが白すぎて目に悪いと思ったりしました。
『悪役令嬢サガ(Windows版)』へのコメント(2024年8月20日 10:59)
典型的バカ王子のユーリが悪役令嬢ロゼリアの企みにまんまと利用される話。
周回前提の作品で1周目はバッドエンド固定です。レベル35で3種類のエンドを全て閲覧。
モンスター図鑑コンプ、累計総プレイ時間は約9時間半でした。
難易度はやや高いため、ある程度のレベリングは必要かなと思います。
ダンジョン内でセーブできないのは不便ですが、一旦最下層まで到達すれば地上と直通のワープゾーンができる点は便利。
シンボルエンカウントの敵はスライム、骸骨、ミノタウロスでランクが分けられており、強さが一目で分かる点もポイントです。
このうち骸骨シンボルのやや強い敵は一定確率でアイテムを落としますが、
ドロップ率アップの装備をしてもまだドロップ率が低いと感じた点は不満点ですね。
もう少し高くても良かったかと。
本作はこのWindows版とは別に、ユーリによって追放されてしまった勇敢な令嬢・エリスの視点で
本編のストーリーを追ったweb版が別サイトで公開されていますので、
興味のある方はそちらもプレイしてみることをオススメします。
これはなかなか面白い発想だなと思ったので、独創性に5点を付けさせて頂きましたw
『ロミ・レットホッゲーが次元世界ツォクセンを救う?!』へのコメント(2024年8月16日 14:58)
プレイ時間約20分でクリア。見たエンディングは1つのみ。
異世界ツォクセンで目覚めた勇者(ピエロ)が神を名乗るラスボスを倒しに行く、王道な短編RPG。
ツォクセンの名前通り、直線状のマップが印象的。
経験値の概念がなく、敵を倒す以外に宝箱を開けたりイベントを発生させることでレベルが上がるのが独創的ですw
ただ紹介に「回復手段を見つけた者がこの世界を制する事が出来る」とあるように、このゲームは回復手段が極端に少ないんですよね。
終盤にはHP自動回復効果のある指輪がありますが、その前にとあるマスで脱糞イベント(HPMP全回復)が起きなければクリアできなかったかも。
ノーヒントのそのマスを踏んだのもまったくの偶然でしたしw
ゲーム開始直後に回復アイテムを売るショップはありますが、利用は一回限りだしお金がない。敵も何もドロップしない。
自分のプレイではどこかに落ちているらしいお金は見つけられませんでした。
シンボルエンカウントの敵の動きも速いので、逃げゲーとしても微妙なところ。
戦闘に入ると逃走不可ですし、レベル1のままラスボスに勝てるかと言われると疑問です。
結局はこまめにセーブをしつつ、普通にレベルを上げて宝箱から装備を整えていくオーソドックスな手段が有効かなと。
余談ですが今作は敵の名前があまり遊んでいないので、ムトト氏の作品でおなじみの「うう」(狼)は
ウェアウルフから2文字を取って付けたのかな、と思いました。違ってたらすみませんw
『海のリゾートと護衛』へのコメント(2024年8月14日 20:47)
女剣士ライケンがリゾート地で女性や幼女に群がる不埒な男共を成敗する話。
5分ほどで終わる超短編ですが、ゼロから24時間で完成させた作品ということで
ゲームとしてちゃんと形になっているのは凄いの一言。
結構際どい台詞があるのでR-15は妥当なところ。
さすがにそれ以上に露骨な台詞はなかったので良かったですw(?)
『トゥルーフ 運命を巡る旅』へのコメント(2024年8月 9日 18:53)
プレイ時間約5時間。
とある王都に住む少年が魔王を倒すまでを描いたオーソドックスな冒険物語です。
しかし真の黒幕は参謀格の魔女ヴェリティス。
彼女の見せる幻術により、何が真実で何が偽りなのか混乱してしまうストーリー、
そして終盤に明かされる衝撃の展開も見所と言えます。
ただ途中のエピソードであれだけ大きな存在感を見せたウォーリック隊長とロインは
結局どうなったのか…という点は消化不良。
全てが彼女の手の内で、2人とも初めからこの世の人では無かったのでしょうか。
ギャグ要素に関してはプリシアの名前弄りくらいで正直印象薄め。
でも過度にシリアスになることもなく、良い意味でユルいパーティの雰囲気作りには貢献してたと思いますw
そしてある意味一番良かったのはバトルの難易度かな。
難しくも易しくもなく、でもちょっと難しいくらいの絶妙なバランス。
序盤は金欠気味なこともあり、特に装備を整えず炎の洞窟のボスに挑んだら返り討ちにされてしまいましたw
音楽も個人的にあまり聴いたことのない曲が多く、その点もプラスに評価。
お手頃なプレイ時間で、なかなか楽しめる作品でした。
『トゥルーフ 運命を巡る旅』へのコメント(2024年8月 9日 13:21)
2点バグ報告です。
フィローの森の北西にある宝箱、中身は万能薬x4ですが(大王イカで確認)
入手時の表示が「目覚まし薬を4つ手に入れた!」となっています。
もう1点は駐屯地周辺のエンカウントに敵パーティの設定されていないパターンがあるようで、
エンカした瞬間に戦闘が終了します。
『だんじょんRPG_天魔の塔』へのコメント(2024年7月30日 21:05)
異世界に飛ばされた3人のJKが、元の世界に戻るために「天魔の塔」を攻略するお話。
レビューでは今のところあまり評価が高くありませんが、
この作品、遊ぶ上での操作性が凄く良いんですよね。非の打ち所がない、完璧と言っていい。
レベルが上がると体力が全回復する仕様も有難いですし、ショートカットに塔からの脱出も容易。
パーティが弱いと思えば訓練所で修行できるし、シンボルエンカウントの敵の動きが緩いので背後を取って先制も楽勝。
アプデで高速戦闘・異次元メダルの店売りも解禁され、さらに遊びやすい作品になりました。
そしてサクラがゲームバランスを壊すレベルで強い。さては前世オルランドゥだなお前。
優先的に強い武器を持たせて状態異常付加のパッシブを付ければ、まさに無敵の無双状態。
ヌルゲーすぎてつまらないという方は控えに落として縛りましょうw
またマップが広すぎるという意見もありますが、これもTabキーを押せば全体マップが見られるので攻略はかなり楽になるかと。
ただこの機能、ゲーム内で説明があれば先行レビューの評価ももう少し上がっていたのでは?
と思うとちょっと勿体ないですね。
塔内は5階ごとに雰囲気が異なるバラエティ豊かな構造で、音楽や戦闘BGMも変わります。
魔法や必殺技を使った際の派手なエフェクトも見所で、かなり手の込んだ作り。
フリゲとしてはどちらも十分5点の出来に値するでしょう。
課題点は既に他の方も指摘されている通り会話で、
台詞回しが冗長すぎて半ばシュールギャグと化している点。
キャラの性格や来歴、ゲーム上の性能など小説なら地の文で説明するような箇所を
全て台詞にしているので、やけに説明的だったりまどろっこしかったり。
例えば「ミオンたちは異世界に飛ばされたので、元の世界に戻るため天魔の塔を登る」という情報は
プレイヤーはOPを見て当然知っている訳ですが、彼女たちはいちいち初対面の相手に同じ説明を繰り返すので、
会話がいたずらに長くなる原因の一つになっています。
長々書きましたがシナリオの地味さと台詞を除けば、上質な作品だと思います。
想定プレイ時間が20時間と長いことでもわかるように、気長に向き合うスタイルが本作には合っていると感じますね。
『弥助はどう生きるか』へのコメント(2024年7月26日 18:42)
フリゲのレビューサイトであるこの夢現のユーザーも含め、
ゲームを趣味とする方なら恐らく知らない人はいないであろう某作品の炎上騒動をネタにしたゲーム。
短編ながらバカゲーとしても面白く、また「畳は正方形」「弥助は常に全身甲冑」など
本家で登場してしまったトンデモ設定を取り入れているのも良い。
そして、オープニングで「布団から上体を起こした弥助」の俯瞰に衝撃。
一見雑な線だけど、この構図相当難しいと思うんですが…?
その他「お辞儀する町人」の手書きアイコンや弥助の甲冑の描き込み等も精緻で、
初心者が短時間で仕上げられるとは思えません。見事です。
ゲームの難易度も低くて遊びやすく、また音楽は今回の騒動を象徴する例の曲と共に、
弥助が軽トラを軽快に走らせる爽やかなスタッフロール。
自分は騒動について一部しか知りませんでしたが、この件について詳しい人ほどニヤリとできるんじゃないでしょうかw
ラストにはまさかのあの人まで登場してるしw
炎上騒動が元ネタではありますが、作者様のフットワークの軽さに敬服です。
即席でこういうゲームができちゃうのがフリゲの良いところ。
『ハルと死神の国』へのコメント(2024年7月25日 19:55)
死神の国にやって来てしまった引きこもりの少年・ハルが現世に戻るため
様々な証拠品を集めてエンマ大王による「判定裁判」での勝利(=蘇生)を目指す物語。
これまで良質なアクションRPGを手掛けてきたRigaldo氏ですが、今回は趣を変えての法廷アドベンチャー。
プレイ時間も1~2時間程度で終わる短編で遊びやすい作品となっています。
将来に希望を持てず、13歳にして既に人生を半分諦めてしまっているハル少年が、
彼の弁護人を務めるヤナギらの励ましで少しずつ立ち直っていく描写が見所の作品。
この年頃の中高生の質問によくある「なぜ学校で勉強しなくてはいけないの?」という問いに
ハルの祖母がちゃんとした答えを用意していたのも好印象でした。
ゲームとしてはメインの「判定裁判」以外に簡単なミニゲームが数種類あります。
ただデスタワービルの上層階はフロアが狭いのに警備霊の数が多く、動きも速いので突破はやや難しいかも。
脚本も5点と言いたいところですが、ハルが死神の国に来た理由が「魂離れ」なる
架空のスピリチュアルな現象のせい、というのがちょっとご都合主義を感じてしまったので4点で。
とはいえ、今回も十分に質の高い作品であると思います。
フリゲや同人ゲーにありがちな誤字脱字の類が全く見当たらなかった点も個人的にポイント高いですねw
『メシでも喰ゐに行こ~ぜ♪』へのコメント(2024年7月23日 13:30)
『じじばば軍団対かかしやろう軍団』に登場した4人のババアがレストランへ食事しに行く話。
プレイ時間約2時間40分でクリア。
しかし作品としての難易度は高く、最初のステージである程度のレベリングは必要。
と言ってレベルを上げれば済むかというとそうでもなく、
後半のステージはボスのHPが異様に高いため、レベルを最大にしてなお苦戦を強いられます。
特にボスが3体出る滝ステージ、4体出る砂漠ステージは屈指の難所と言え、
ムトト氏の作品に慣れた自分がリタイアしかけたほどですw
綾子の奥義「キューショニストアッパー」に即死の追加効果があるため、
確率は低いですがこれに賭けるのが一番妥当な線か。ちなみに道中のザコは水守の奥義が役立ちます。
ですが最終ステージはザコでも普通に3000~4000のダメージを与えてくるので戦闘不能になりやすく、大味になりがち。
もっとも、あの苛烈な『じじばば軍団対かかしやろう軍団』の続編と考えると
このゲームバランスにもどこか納得してしまうのでしたw
『吹飛図書館』へのコメント(2024年7月17日 15:15)
プレイ時間6分。
図書館館長のおっさんが迷惑な来館者や魔き物、その他色々な物を吹き飛ばして成敗していく作品。
どうも衛生面に問題がある図書館のようで、そういう類の敵が出現します。
いや~、しかしくだらない、実にくっっだらないですよこのゲーム!(誉め言葉
お手本のような出オチ型のバカゲーです。そして自分、そんな作品は大好きですw
敵が一画面に128匹とか255匹とかいうとんでもない数出現しますが、
そんな敵たちを必殺の吹飛図書館(ホウキ振り回し)で一掃する爽快感がたまりません。
戦闘のウェイトが速くテンポが良いのも好印象。
遊ぶ上での注意点は最後の敵があの茶色い虫x255なので
人によっては不快感を覚える可能性がある、という点でしょうか。
デフォルメされたムトト氏の絵で大分中和されているとはいえ、苦手な方は要注意です。
『ははとこ』へのコメント(2024年7月17日 15:15)
プレイ時間13分。
人の住めなくなった村を捨てる決意を固めた母親が、子供たちを連れて
新天地を目指すべく過酷な山越えに挑む短編作品。
こちらが親子なら出現する敵(動物)も皆親子で、
倒すのではなく「追い払う」という表現が良いですね。名作『桃太郎伝説』を思い出します。
子を想う母の愛は深くて強い、とばかりに主人公の音華は戦闘でも無類の強さ。
固定8888ダメージを与える怒号はどんな獣も追い払います。
消費MPが888と重いため、MPが減ってきたら子供たちの応援で回復させるのが定石…なのですが
応援による回復量が少なく、逃走不可&音華は操作不可のため、後半は必ずジリ貧になってしまうのが難点。
まあそこは簡単にクリアできたらつまらないだろう、ということで一種の仕様なのでしょう。
音華自身は自動回復もあって強いのですが、子供の音沙・音太どちらかが倒れるとその時点でゲームオーバーになるので注意。
親子愛という王道中の王道とも言えるテーマを描いた作品なだけに、
もう少しこの親子の物語を見てみたかった気はしますねw
『ううしゃ』へのコメント(2024年7月17日 15:14)
プレイ時間50分。
森に棲むうう(狼)が勇者ならぬううしゃとして冒険するお話。全5フロア。
フロア内の宝箱は全てううの好物の肉であり、出現する敵もフロアごとに固定。
良い意味で単調と言いますか、ストーリーもシステムもオーソドックスで分かりやすい内容です。
タイトル画面のううも力強い瞳で、後の作品である『どううくつ』のううよりも出来が良いですw
戦闘も基本的には必殺技を使うだけで楽勝。
ただしエンカウント率は高く、新しいフロアに入った直後は敵が強いため、こまめなセーブは忘れずに。
個人的には音楽に好みの楽曲が多く使われていたので、それだけで5点w
アップテンポのFFぽいイントロな戦闘曲とかたそがれた感じの魔王城とかね。
もし自分がゲームを作ることがあれば使いたいなと思いました。
『幼姫~オサナヒメ~』へのコメント(2024年7月17日 00:01)
幼体化したお姫様が、ダンジョンを冒険するRPG作品。
可愛らしい絵柄が魅力的な作品です。
ヒロインのオサナを始めとするキャラの能力はHP、攻撃力、魔法力の3つのみ。
レベルと防御力の数値が存在せず、敵から受けるダメージは固定のため、HPが間接的に防御力の役目も果たします。
ゲームの目的はダンジョンの地下50階にいる魔王を倒すことですが、
10階ごとに待ち受ける四天王はゲームシステムも相まって曲者揃い。
上記の能力値は青天井でどこまでも伸ばせるので、ボスにどうしても勝てない場合は鍛えるのもアリでしょう。
特に地下41階以降に出現する兵士に薬草を渡すと、
能力上昇や経験値アイテムをたっぷりくれるので育成に利用しない手はありませんw
報告ページではボスフロアでもホーリーサークルが使用できるバグが報告されていますが、
これを利用すると逆にどこまでも降りていくことが可能です。
自分はとあるボスに対し「距離を取りつつ倒す」というアドバイスの意味が分からず、
数ターンで倒せるレベルまで鍛えようとした結果、最終的にオサナを地下220階まで到達させて
実際にラスボスを2ターンで瞬殺する化物にしてしまいましたw
『テキト~ナマオ~』へのコメント(2024年7月15日 18:48)
魔王城に来た勇者一行が城の中を進んでいく作品。
プレイ時間約3時間半、ギガBlast以外レベル42でクリア。
ムトト氏の作品の中では久々に骨のある、難易度高めの作品が来たなという印象です。
魔法陣やクリスタル等の回復ポイントがなく、MPを回復するマジックウォーターを落とす敵が少ないため
MPの運用には序盤特に苦労する点と僧侶ギガBlastのあまりの貧弱さがその理由。
もっとも、逆に戦士らすとぱぁぢは圧倒的な能力で敵を一撃で葬る頼もしさがあり、ある意味釣り合いは取れていますw
(操作不可ですが)
ストーリーは最後に明かされるメンバーの意外な正体と
「適当な生き方」についてキャラに語らせるテーマ性を帯びていた点を評価。
欲を言えば最後に一気に出すのではなく、伏線として少しずつエピソードを小出しにしていくとより物語の厚みが増すと思います。
魔王が気のいいおっちゃんなのも良かったw
難易度高めながらその分やり応えもあり、なんだかんだ楽しめました。
3階の謎解きはノーヒントにもかかわらず、我ながらよく突破できたなと思いますw
『光の石』へのコメント(2024年7月13日 00:52)
15歳の誕生日を迎えた少年・タルピオスが、勇者として魔女を倒しに行く王道RPG。
『Shining Stone's Story』の前日譚にあたる作品ということでプレイさせて頂きました。
共通の城が登場し、主題歌も同じ。『SSS』のプロローグで語られる英雄譚が本作というワケですね。
ストーリーは王道で薄味と言われれば薄味ですが
ラスボスである魔女側の事情も語らせていて、他者による差別や保身、報われない努力など
リアルにも通じるシリアスなテーマに触れているのが良いですね。
視覚ではタルピオスら主要キャラに立ち絵があり、表情差分までついてます。
『SSS』には表情差分は一切無かったので、この点はむしろ『SSS』より上ですねw
闇に閉ざされた世界ということでマップは昼でも暗く、
夜になると音楽もおどろおどろしくなり下手なホラーゲームよりも怖いです…w
操作性は普通。しかし店で売られている武器防具の値段に比して
周辺に出現する敵から得られるゴールドが異様に少なくバランスが悪い。
もっとも作業的な稼ぎタイムを乗り越え装備さえ揃えば、その後はかなり温くなるため
激辛難度というのはこの意図的に設定したバランスの悪さを指しているのかなと思いました。
プレイ時間約8時間(うち2~3時間は氷の神殿で稼ぎ)、Lv23でクリア+死神撃破。
今回も楽しませて頂きました♪
『ワックスかけた教室に入ってみたゾ』へのコメント(2024年7月10日 09:36)
ワックスをかけた教室で遊ぶ悪ガキを操作し、先生の罵声弾幕を1分間避けきるゲーム。
先生たちの出現位置や弾幕は決まっているため、パターンを覚えてしまえば楽。
余計な被弾を防ぐためにも、あまり動かない方が吉か。
ミスは3回までOKですが、ゲーム開始と同時に1ミスするバグがあるため実質2回まで。
バグが解消されればもう少し遊びやすいゲームになるかなと思います。
追記
……とか言ってたら速攻でアプデされたので評価を上方修正w
バグが解消され、お助けアイテムが分かりやすく表示されるようになったので
1分といえどなかなか味のあるゲームに仕上がっています。
ちょっとした息抜きにオススメです。
『からあげ1.77 ~あみゃのがゎ~』へのコメント(2024年7月 8日 22:12)
プレイ時間約16分。
オープニングで天の川王国の危機を救った達義(猫)のからあげが、天の川を通って帰るお話。
先へ進むとふたつの道があり、ひとつは正解、もうひとつはブラックホールに呑まれてゲームオーバー。
ということでひたすら正解の道を進んでいくゲームです。
ムトト氏は運ゲーと仰っていますが、正解・不正解の道はあらかじめ決まっているので
セーブしてトライアンドエラーで進む形の作品と言えそう。
自分としては『からあげ1.1』の方がよっぽど運ゲーでしたw
天の川が舞台ということで、キラキラ輝く星々をバックにしたステージは
幻想的な雰囲気を醸し出していてとても良きです。
本来なら昨日の七夕の日に公開したかったとのことですが、それでも僅か2日で
パパッと遊べる水準のゲームを作るムトト氏の手際の良さには感服しますね…w
『からあげ1.1 ~こぅぢぅうがんけく~』へのコメント(2024年7月 8日 22:10)
プレイ時間約13分。
工場見学に行ったところ、うっかりレーンに侵入してしまった
達義(猫)のからあげがロボットから逃げる話。
からあげをエサで釣ろうと追ってくるのは2種類のロボット。
青の作業ロボはまずいエサを持ってくることが多いためHPが下がりやすく
赤の鳥型警備ロボはうまいエサを持ってくることが多いためHPが上がりやすい、という特徴があります。
だから攻略としては青ロボは避けて赤ロボはむしろ積極的に接触するのがベター…なのですが
どちらもスピードが異様に速く、赤ロボはともかく青ロボが集団で出てくると避けるのが困難。
青ロボと接触してもHPが必ず下がるとは限りませんが、全10ステージあってHP持ち越し、
途中セーブ不可という仕様がこのゲームを運ゲーたらしめています。
工場のレーンに侵入したはずなのに、雪原のような白一色のステージで
ひたすら右から左へ移動するだけという仕様も謎です。音楽は良かったですが。
ストーリー部分はエンディングのみ。
茶色いモノがついたトイレットペーパーで顔を拭いた工場長には笑いましたw
『奇跡は魔王の所業』へのコメント(2024年7月 6日 06:56)
王国領の自治区に暮らす魔剣士アンリエットが、
独立を守るため、それを認めない王国軍と戦うRPG…でいいのかな。プレイ時間約25分。
戦闘は全てイベント戦闘で成長要素もないため、RPGと言うよりはあらすじをなぞっているだけの印象。
その割にアンリエットと相棒アンジェリックや魔王との関係、また自治区「ラ・リゾン」と王国との関係など
全体的に説明不足な点が多く、勇者一行と魔王との関係もイマイチ分かりませんでした。
(ちなみに2周しました)
また百合描写の他にアンリエットが巨乳をさらして裸でうろつくシーンや
欲情した騎士たちの性的な台詞も多く、少なくともR-15相当が妥当かなと。
音楽も戦闘以外は全て無音というのも寂しい。
評価できる点としては、汎用グラ中心ながら表情差分が用意されていること、
また大半の登場人物に名前が設定されているのも芸が細かくて良いと思いました。
2vs7のラストバトルもなかなか歯応えのある難易度で良かったです。
『Shining Stone's Story』へのコメント(2024年7月 4日 00:28)
いえいえ、こちらこそ重箱の隅をつつくような指摘で申し訳ないです。
なるほど……自分はエレクトラを仲間にした後
そのままサークレットの遺跡を攻略したので気付きませんでしたw
アルム王国ではスタット、セコント、フローリとダンジョン攻略の度に
直前まで拠点にしていた町や村が滅ぼされてしまう展開に少しげんなりしていたので
あのテントバグに癒された部分はありますね…w
『Shining Stone's Story』へのコメント(2024年7月 3日 23:39)
返信ありがとうございます。では少し長くなりますが…。
・ワーウルフとの戦闘時、ワーウルフが大きく息を吸い込んだ時のログテキストが
「ワーウルフ(×大きく息を吸い込む)は大きく息を吸い込んだ」
・エタフ王との会話でクラトスの台詞
「俺たちにも強力(協力)させてもらえないでしょうか?」
・ガイストン戦後、タレイアがのびてるシーンでフィーディスの台詞
「う~~ん・・・ま、色々(あ)るんじゃないかしら」
・マグナティアへ向かう際のエタフ王の台詞
「気を付けて言って(行って)参れ」
・ラキュートの神殿へ向かう際のクラトスの台詞
「父さん・・・俺、絶対に追いつ(い)てみせるから・・・」
・イプシロンのクラトス父に対しての台詞
「これこそ(×れ)・・・人知を超えた力。」
・リンクス戦後、クラトスに対してフィーディスの台詞
「はあ?迷わないんじゃなかったわけ? いきなり(何)言ってるのよ???」
・フィーディスの家にマライアが来た時の台詞
「マライア!? どうした(て)あんたがこんなところに来んのよ!?」
・最終決戦時のイプシロンとの会話でクラトスの台詞
「苦楽を共にした仲間たちとなら・・・ どんなことだって乗り越えらえ(れ)る。」
こんなところですね。
あと、テントに入るとセコントの村が荒廃前に戻る仕様もバグでしょうか?
在りし日のセコントの村、あるいはエレクトラの見た幻想という解釈もできるので
個人的には残しても良いと思いましたw
『Shining Stone's Story』へのコメント(2024年7月 3日 21:26)
『Shining Stone's Story』クリア・レビュー投稿させて頂きました。
個人的に気になったバグを書いておきます。
・聖女の森でリンクスと会った際、フィーディスが初めて会ったかのようなリアクションをする
(これ以前に行商人のテントで邂逅済では?)
・ボス戦後、タヌリーナに対して「記録しない」を選択すると本当に記録しなくていいのか何度も聞き返してくるので、
4回目で根負けして「記録する」を選択したが、その後タヌリーナは「しょんぼりタヌ…」と言ってセーブしてくれない
・疾風のギャレド戦で、戦闘開始時にギャレドの名前が「アルム兵」になっている
あとは目についた誤字脱字が9ヶ所ありましたが、これも報告しておいた方が良いですかね?
(自分がテキストを一言一句読みながらプレイする派なもので…)
また荒廃後のセコントの村で北のテントに入って出ると村が荒廃前に戻っていますが、
村人のエレクトラへの台詞が用意されているのでこれは仕様っぽいですね。
『Shining Stone's Story』へのコメント(2024年7月 3日 21:25)
伝説の秘宝『光の石』をめぐる剣士クラトスと仲間たちの冒険を描いた中編RPG。
プレイ時間約11時間、クラトスのLv35でクリアです。
自分のプレイではタレイアもタヌリーナも能力値に疑問で、先に加入した4人が最後までスタメン張ってましたw
SFC時代のDQ、FF、初期テイルズといった古き良き時代の名作を思わせる、レトロで王道なストーリーと世界観が見所の作品。
宿敵の正体が行方不明になっていた父親だったり、
「ククク…奴は我が四天王の中でも最弱…」というベタな展開や台詞があるのも魅力ですw
難易度が全体的に低めで、遊びやすいのも良いですね。
ダンジョンで先に進むためロープが必要な場面で、直前の宝箱にロープが入っているような配慮も良い。
音楽や主題歌、声優さんの演技もこれまた良く、通りすがり犬さんの作品は音楽・音声のレベルが高いと改めて実感。
独創性に関してもタヌリーナが加入したり、敵だったファントム四天王がクラトスたちに力を貸す展開がベタだけど熱く、
傷心のフィーディスの背中を押したのがマライアの婆さんという意外性も良かったですw
一方疑問に思った点としては2点、魔物図鑑への登録が
事前に専用のアイテムを購入→戦闘中に使用、というめんどくさい手順を踏む必要があることと
光の石やワンシーンだけ出てきて即退場するようなモブまで名称変更できてしまうことに何の意味があるのかな、と思った点。
光の石の名前を変更できちゃったらタイトル詐欺になるような…(漢字入力できないですし
誤字脱字などのテキストミスも若干目立ちました。
とはいえ魔物図鑑も名前変更も気にしない人は気にしないでしょうし、
全体としては良い感じの作品であると思います。
楽しませて頂きました、ありがとうございました!
『フォーチュンコネクト』へのコメント(2024年6月28日 09:17)
タロット占いと四川省を組み合わせたパズルゲーム。
最後に残った2枚の絵柄で運勢を占う、という発想が面白いです。
難易度は3段階あり、高いレベルほど使用されるカードの種類が多くなり、低いとその逆。
そういう意味での「精度」なのでしょう。
ちょっと物悲しい音楽も雰囲気に合っていてとても良いです。
タロットといえば、大抵の人は大アルカナの方をイメージするかと思いますが
このゲームで主に使われているのは小アルカナの方(太陽、月など一部大アルカナのカードもあります)。
紛らわしい絵柄も多く、馴染みのない方も多いと思うので
カードについて簡単でも解説のようなものがあると良かったかも。
『じじばば軍団対かかしやろう軍団』へのコメント(2024年6月26日 01:35)
農民のジジババたちとかかしやろうたちとの間で繰り広げられる、阿鼻叫喚の死闘を描いた作品。約7時間でクリアです。
『波動気砲』や『ねこのねっこに賭けた想い』など、ムトト氏の作品はクリアにリアルラックを求めるものがありますが
能力が同じ40人のジジババ軍団と40体のかかしやろう軍団が全自動で戦う本作は、その最たるものと言えます。
自動戦闘なので操作も戦略もあったものではなく、プレイヤーができるのはどの順番で撃破するか、という程度。もはや狂気の域。
クリアに約7時間と書きましたが、本作は敗北=ゲームオーバーなので敗北は記録に残らないんですよね。
ってことで自分がリセット無しのガチ記録を取った所、220勝164敗で勝率.572でした。
1戦に大体2分かかるので、実際のプレイ時間は+328分でおよそ12時間半といったところでしょうか。
でもまあ勝率5割以上で終えられたのは良かったですw
出オチ感のある「確信犯的クソゲー」の本作に対し、自動戦闘を採用しているソシャゲ等は
成長要素、ハクスラ要素、CV付きのイケメンや美少女といったキャラゲー要素を前面に押し出しており
成程そうした点をアピールポイントにして売り出すのか…と、本作を通じて勉強させて頂きましたw
画面を完全に埋め尽くすかかしやろうのインパクトが強烈なので視覚に5点。独創性ももちろん5点w
一方ストーリー性は皆無、操作性は論じる以前の問題なので共に1点。総評は悩みましたが2点で。
ジジババの勝利台詞が40人それぞれ個別に用意されている芸の細かさはあるものの、
敗北するとただの時間の無駄にしかならないのは厳しい。
スマホを弄るなど、PCの前で別の作業をしたい時には便利ですが。
もっとも、自分もそういうゲームだと理解した上でプレイしたので、
こうして評価すること自体ナンセンスだなと思ったりしましたw
……しかし今更ですがかかしやろうって何者なんでしょうか。
付喪神の一種?
『ジバ』へのコメント(2024年6月26日 01:34)
プレイ時間25分、ジジイとババアが魔王を懲らしめに行く話。
良くも悪くも尖った要素がなく、内容は至って普通で無難な作りと言えます。
ただ、3面ザコの「ばんけん」(番犬)が非常に強い。体感としてはラスボス以上の強さですw
このゲームは装備もマップ内の宝箱から拾っていくのですが、スタート直後でまだ装備が揃っていない時に出ると
圧倒的な攻撃力とスピード、3匹で出現する手数の多さで全滅安定。
逃げることもまず不可能なので、たまたま攻撃をかわす、会心の一撃が出るなどの
リアルラックに恵まれないと突破は難しいでしょう。
ジジババのどちらかだけでも装備が揃えばただのザコになりますが。
そういう難しさもあるものの、全体としてはやはり無難でクセの少ない作品。
かかしやろう、ぎぎ(猫)、うう(狼)といったムトト氏の作品の常連キャラも敵として登場するため、
氏のゲームを初めて遊ぶという方にオススメできる作品と言えそうです。
『天空の小さな龍騎士』へのコメント(2024年6月22日 14:44)
記憶喪失になった龍騎士の少…青年ゼルが
相棒のドラゴン・レリックと共に自身の記憶を辿っていくアクションRPG。
難易度ノーマルクリア、プレイ時間約15時間弱です。
ストーリーは推理小説で言う倒叙の形式を取っており、
ゲーム開始時点で本筋は結末直前の部分から始まります。
そこからゼルの失っていた記憶を追体験することで
人間と魔族の対立や、そのどちらにも属さず常に中立であるべき龍騎士としての振る舞い、
ゼルの人間関係など、世界観や真相が少しずつ明らかとなっていく構成。
プレイング次第では一度倒したボスと再度戦い、
いわゆる「歴史の書き換え」を行う必要があるのもSFチックでニヤニヤしますw
その物語はまさしく本の如く「章」と「話」に細分化され、
プレイを中断する際も、キリの良いところで終えられるのも見所のひとつ。
視覚や音楽はMZのデフォ素材が中心ですが
ステージがバラエティに富んでおり、印象深い使い方をされているのも好印象。
例えば天空城(現実)のTheme4とか。自分の好きな曲なのもありますがw
魔族の村がまさかの和風テイストなのも意外性があって良かったです。
アクション自体はツクール製アクションRPGの範疇ではあるものの、
この手のゲームが苦手な方でも楽しめるように……というサポートが充実している点は特に評価したい。
5段階ある難易度が装備品扱いで気軽に変更できる点もそうですし、
ボスに倒されてもペナルティ無し、エナジー持ち越しでいつでも現実へ戻れるのも良い。
プレイヤー自身のテクニックは勿論大事ですが、エナジーを貯めてレベルを上げたり
アイテムを買う、装備を整えるなど、態勢を立て直す手段が豊富に用意されているのは魅力です。
先に書いた「キリの良いところで終えられる」とは若干矛盾しますが、先が気になる展開で
魅力的なキャラも多く、サブイベントも豊富で思わず時間を忘れて楽しんでしまう中毒性がありましたw
名作と呼んで差し支えない一作、良い作品を遊ばせて頂きましたことに感謝です。
『ブレイブズジャーニー』へのコメント(2024年6月15日 19:57)
プレイ時間約30分。
トレントを倒して女神像からエメラルドを入手したところでゲーム的には一区切り、という感じでしょうか?
内容は至って普通のファンタジーRPG。
ギルド周りのシステムにバグが多すぎてまるで機能していませんでしたが、
ギルドを無視すればそれなりに遊べる、といったところ。
シンボルエンカウントの敵が弱いのでサクサク進めるのは良いですね。
ラスボスと思われる魔王が一切登場せず、「続く」というメッセージもありましたので
今後の続編に期待です。
『TWOガク路』へのコメント(2024年6月13日 20:29)
ギガルトの通学を描いた短編作品。約10分でクリアです。
通学路が大変な中でも通学したい人の気持ちを……とムトト氏が書いているので
何か彼に通学に命を懸けるような理由でもあるのかな、と思いきや
特にそのような描写がなかった点は少し残念。
おにぎりやお茶で体力回復ができますが、敵のドロップ頼みなので
自分のプレイではあまりおにぎりが拾えず苦戦しました。
お金を使う機会がなく、全く無用の長物なのでどこかにショップがあると良かったかも。
敵ごとに戦闘BGMが変わる仕様は面白かったですw
『のんぶんはいたつ』へのコメント(2024年6月 2日 10:37)
なるほど、「ヅシャンフォド」→「13ほど」という意味でしたかw
ありがとうございます!
『のんぶんはいたつ』へのコメント(2024年6月 1日 15:25)
プレイ時間約10分でクリア、エンディングは3/4見ました。
新聞配達をするのんが~(猫)が密猟者の妨害を避けつつ新聞を配るお話。
グッドエンド1つとバッドエンド3つがあるようで、グッドエンドの条件は
・様々なアイコンのマスを全て踏む
・所持金を100音以上にする
の2つを満たすこと、この条件が満たせないとバッドエンドになるようです。
プレイ時間10分と書きましたが、うち5分はグッドエンド後のストーリー部分で消費w
敵である密猟者は弱いので、エンカウントしたら積極的に倒した方が良いでしょう。
(配達件数が87軒のため、13回以上倒さないとグッドエンドにならないというのもある)
視覚2点はいつもの絵柄…ではなく、バッドエンドの1つで
のんが~が喋っている言葉の意味がすぐに理解できなかったのが理由。
「デュシャンフォード(お菓子?)値上がりしてて買えなかった」って意味で良いのかな?
『ゴミ箱のジェイニー』へのコメント(2024年5月28日 13:55)
ちょうど今日の天気が雨ということもあってプレイしてみました。
タイトルに示されている通り、元は2016年公開の作品でX(twitter)で検索すると実況プレイ動画など色々引っかかったり。
壺が割れる、椅子が倒れるなど、少女を脅かす様々なポルターガイスト現象が本作の見どころ。
画面いっぱいにバン!と恐怖画像が出てくるような演出はないのでそこは安心して良いかも。
アイコン上ですが少女が目をこすったり、燭台が飛んできて腰を抜かしたり、
鏡の前に立つとちゃんと自身の姿が写ったり、そういう細かい描写が好きですね。
クライマックスでは怪異との追いかけっこがあり、捕まると問答無用でゲームオーバーになりますが
追いかけっこをすぐにやり直せるのも良かったです。
途中でオチは読めたけど、やっぱり物は大事にしたいなと考えさせられる良いお話でした。
『からあげ1 ~さばくのめろっぎぃ~』へのコメント(2024年5月24日 19:42)
プレイ時間約45分でクリア。
ムトト氏が今月(24年5月)15日に構想を考え、3日で完成させたということで
過去作『ミサイルが飛んでくる迷路』『はならび』に続く迷路脱出ゲームですね。
内容としては『はならび』の焼き増しのような感じであまり面白くないかな、と思っていたら
最後のフロアがまさかのギミック有り。初見ではまんまと引っ掛かってバッドエンドでしたw
ちなみに今作は『はならび』ほどフロア数は多くなく、入口が左下、出口が右上で固定。
ギミックのある最後のフロアは敵が出現しない配慮も良かったです。
からあげのキャラも可愛い。
ただギミックを全て踏んで正解ルートに行ったかと思えば
いきなりラスボス(悪霊)の顔グラ、あの顔は怖いので突然出てくるとビビりますね…w
『主人公があまり役に立たないRPG』へのコメント(2024年5月24日 07:43)
プレイ時間約25分でクリア。
ヒロインや女の子が悪魔とかゴツい鎧だったりして、そういうタイプのバカゲーかと思いきや
割と真面目にヒロインとの純愛と悲恋の要素を描いてて驚きました。
主に見た目のせいで半分くらい頭に入らなかったですがw
評価としてはほぼ下のムトト氏と同意見ですね。
視覚、音楽、操作性はツクールMZの仕様そのままですが、音楽は最後に歌付きのエンディングが流れた点を評価。
一方操作性では当たったら即死の豚が理不尽なのとエンカウント率がやや高い点が難点かな。
独創性では登場人物一人一人にタレントみたいな名前がある点が面白かったですw
ちなみに2人で宿屋に入ると初代ドラクエリスペクトな台詞が。
まあこの程度なら性的でもなんでもないですね。2人で枕投げしてたのかもしれないですし(6ネタ
『ビル解体パズル』へのコメント(2024年5月21日 19:28)
同じ絵柄のブロックを2枚ずつ消してビルを解体していくゲーム。
ブロックは隣り合わせになった場合、もしくは直線3本以内で結べた場合も消すことができます。
四川省というゲームが元になっているそうですが、窓ブロックの存在により
難易度が下がって遊びやすい作品になっていると思います。
また下のブロックを消すと当然上にあるブロックが落ちてくるのですが、
落ちてくるまでに数秒の間があり、その間に一時的に発生した空白地帯を利用して
周囲のブロックを次々消していくコンボを繋げていくのが楽しい。
最も難易度の低い7階建では、最初の1回を除いた全ブロックをコンボで消すパーフェクトも簡単です。
ビル解体という無骨で物々しいイメージからすれば、場違いなほど軽快で明るい音楽も印象的。
慣れれば普通レベルの9階建を1分でクリアできたりして、ちょっとした時間つぶしにもピッタリの作品です。
『The Last dance Ballerina』へのコメント(2024年5月18日 09:58)
可愛いバレリーナになって、丸鋸飛び交う舞台を華麗に踊るアクションゲーム。
ゲームとしてはハイスコアを目指すだけの作品ではあるものの、何よりも踊るバレリーナちゃんが可愛いですし
いずれかがランダムで流れるクラシックの名曲3曲も聞き心地が良いです。
(流れるのは『華麗なる大円舞曲』『くるみ割り人形・金平糖の踊り』『ハンガリー舞曲 第5番』の3曲)
グラン・ジュテ(ジャンプ)の少しもっさりとした動きもそれはそれでファミコンらしく、
スコアを伸ばそうと欲張ってピルエットを続けると、タイミングを逃して丸鋸の餌食になってしまったり。
要するに中毒性が高いんですよねw そしてそんなゲームは、まず間違いなく良い作品。
自分は1度だけ2分で12万点くらい行ったことがありますが、それは序盤に運良く丸鋸が床面を通らず
ピルエットを中断せずに済んだことも大きかったのかなと思います。
ちなみに夢現にある本作は表現規制ver.と銘打たれている通り、バレリーナちゃんの死に方がマイルド。
作者様のサイトに置いてある本来のバージョンはバレリーナちゃんがバラバラになるので
自分としてはこの表現規制ver.の方を推したいですねw
まったくの余談ながら、踊る少女と丸鋸の連想でアンデルセンの童話『赤い靴』を思い出したのでした。
(同作のヒロインも踊り続ける赤い靴の呪いを解くため、両足首を切断してもらう)
『じじぃとばばぁのあいのみち ~そして そうこは へいわに なった~』へのコメント(2024年5月18日 08:03)
とある老夫婦が倉庫の様子を見に行く話。1マップの5分程度で終わる超短編です。
今回も超短編のため、評価するほど良い点も悪い点もないのが正直なところですが
アイテム「まるよけ」「いも」がどちらも入手しやすく、遊びやすいってことで操作性を評価。
まるよけ一発でまるを一網打尽にできるのは爽快ですw
最初、タイトルからこの作品は老夫婦の夫婦愛を描いているのかと思いましたが
実際に描いていたのは動物愛護の方の愛だったという…。
でも動物好きのムトト氏らしい内容でそれも良いなと思いました。
『廃憶のレヴァリエ』へのコメント(2024年5月16日 10:32)
生と死の間「プルガトリウム」に流れ着いた少女・リベラの視点から、
3人の少女たちが自分たちの死を見つめ直す物語。
可憐な乙女たちとあまりにも落差の大きい凄惨な死の描写はトラウマ級と言ってもよく、
ドットとはいえ平気でR-18レベルの表現が出てきます(エログロ両方の意味で)。
モブも平気で生首になったりギロチンで処刑される描写があり、苦手な方は要注意。
これでは悪趣味、セカンドレ○プではないか、との先行レビューの批判もごもっとも。
しかしプルガトリウムの意味を調べると、この残酷な試練も俄然説得力を持つんですよね。
意味を知ると本作の見え方がまた違ってくると思います。
幻想的な世界を演出する視覚・音楽はもちろん脚本・総評も個人的には5点レベルですが
描写のエグさから人を選ぶ内容であることは間違いないのでこの評価。
ですがそれ故に、印象に残る作品であることもまた事実である……そう実感する作品です。
欲を言えばリベラの決断後など、もう少しボイスが欲しかったかもw
『記憶と記録』へのコメント(2024年5月16日 07:04)
とあるプロ野球チームのストッパーの物語。
下でムトト氏が高評価を付けていたことと、自分が野球好きなのでプレイしてみましたが…。
どの球種を投げても同じように打たれて終わるのですが、
もしかしてバッドエンドしかない仕様だったりするのでしょうか。
相性の悪い強打者にはどう足掻こうが無駄、という無力感を描くのは結構ですが、
結局どれを選んでも同じ結末ならゲームである意味がないのでは。
自分にとってはちょっと残念な作品でした。
『気砲に賭けた想い』へのコメント(2024年5月12日 01:01)
プレイ時間約10分。
タイトル通り気砲に人生を賭けたじじいの話です。ラストはちょっといい話。
超短編であまり書くこともないのですが、
ちょっとドラクエに寄せたような戦闘曲が味わいがあってクセになりますw
この曲は初めて聴きましたが、機会があれば他でも聴いてみたいですね。
操作性はとりあえず気砲ぶっ放しとけばOKという単純な分かりやすさを評価。
ただし気砲力を回復する大根がボスドロのみのため、チャージによる回復もそれなりに重要です。
ムトト氏の作品の中ではクリアしやすくて良い作品ではないでしょうか。
ちょっとした息抜きにオススメ。
『白雪姫のUmbrella』へのコメント(2024年5月11日 00:01)
『クロックルーラー』リリース一周年記念として出された、セラフィータが主役のスピンオフ作品。作中でも一年が経過した設定です。
セラフィータがガッツリ原作の核心部分を解説していることもあり、未プレイの方はまず原作を先にプレイされることをオススメします。
そんな本作、今回も視覚と音楽は素晴らしいですね…。
手に汗握る艦隊戦の描写に、戦闘エフェクトもスピーディーで派手な描写が多くて楽しい。
テンポの速さ故に、気付いたら誰か倒れてたってケースもままありますがそこはご愛嬌w
音楽も特にフォルトゥーナ号の艦内BGMが壮大なスペースオペラって感じで好きです。
主要キャラのCVも違和感なく、バトルの盛り上がりに一役買っていますね。
ストーリーもなかなか興味深かったです。時空改変は是か非か…。
正直クロノハッカーズ側の主張も一理あると思ったし、だからラストでのマオのあの行動も分からなくはない、というか。
かの名作『クロノトリガー』は時空改変を是とする話ですしね。
まああちらは文明崩壊の原因が人間ではなく宇宙から来た災厄、という違いはありますが…。
ただ不時着した星に偶然仲間の拠点があったり、絶体絶命のピンチで間一髪救援が間に合ったりするなど
そういうご都合主義な点は少し目についたかな。
またシステムの面で、ちょっと不親切だなと思った点としては
作中最重要レベルのコマンドであるにもかかわらず、アイテム生成に関する説明がどこにも無いこと(何ならこのページにも)。
原作になかったシステムというのもあり、最初はヘリオートの森の雑魚戦で毒を受けるたびにいちいちクリスタルに戻ってましたw
もしアプデがあるなら、クルージュかナタリーに説明させるのがベターかなと思います。
六災が全員健在でいかにも続きがありそうなラストでしたし、個人的にはエルザリアちゃんが推しなので
もし続編があれば六災メンバーがPTに入っての共闘なんかも見てみたいですねw
(せっかく復活したのにまた消滅させられる、なんてオチでなくてホッとしました)
総評としては、スピンオフの続編として十分楽しめた作品でした。ありがとうございました♪
……ちなみにED後に物語がまた最初から始まりましたが、あれは強くてニューゲーム的なものということで良いのかな?
『うつまくら』へのコメント(2024年5月 8日 09:04)
5分程度でクリア。
ホラーゲーということでジャンプスケア的なものがあるかと思えばそうでもなく…
(ラストで一度だけそれに近い要素がありますが)
ただ、主人公が少しずつ何事にも無気力になっていき、
日々の生活が静かに壊れていく様子は確かに怖いなと感じました。
BGMは無し。
自分は無音の作品は音楽を1点にすることが多いのですが、
本作は無音であることにも意味があると感じたため、普通評価の3点とします。
あえて言えば、風呂の水が濁ったり部屋にゴミが溜まっていくなど
生活が崩壊していく様子がもっとはっきり表現されていると良かったかな?
でもなかなかに興味深い作品でした。
『白雪姫のUmbrella』へのコメント(2024年5月 7日 07:39)
原作『クロックルーラー』をほんの一月半前に遊んだこともあり、楽しくプレイさせて頂いています。
惑星デザーティス到着後に一行が決意を新たにするシーンで、セラフィータが最後に「がんばるナー!!!」と叫んでますが、これ本来はナタリーの台詞ですよね?
セラフィータが無表情のまま絶叫する面白お姉さんにww
『アストロレガシー RedivineEdition』へのコメント(2024年5月 6日 22:09)
記憶喪失の少女・サフィラを中心に、古代遺産『アストロレガシー』とそれを守護する「星霊」、
そして彼女を取り巻く人たちの人間模様を描いた王道RPG。
登場人物の一人、ガネットが開発した「アストロドライバー」という武器でサフィラたちは戦うのですが、
このアストロドライバーの名称が黄道十二星座、強化に使用する宝玉「スフィア」の名称が星座のラテン語名から取られ
作中に登場する星霊言語はまんまフランス語であるなど、設定やネーミングが洒落ています。
ストーリーは伏線が多く、先が気になる展開の連続。一見コメディ寄りの雰囲気ですが
登場人物はいずれも何かしらの秘密を抱えており、そこに記憶喪失のサフィラが加わることで
彼らの秘密やサフィラの記憶はいつ明かされるのかという点が、続きを遊ぶ意欲をかきたてます。
視覚は各キャラの立ち絵と戦闘立ち絵が別々に存在する点を評価。
特殊スキル発動時のCGも格好いいですし、ストーリーの要所では一枚絵のCGもある。文句なしの5点です。
音楽も選曲が良く、特にサフィラと桃髪の少女・パールとの絡みにおいて、童謡が印象的な場面で使われています。
操作性では次の目的を確認できる「旅メモ」と、レベルアップでHPMP全回復の仕様がありがたい。
エンカウントを操作できるアイテムが売られているのも助かります。
戦闘はMPの他にDPというパラメーターがあり、MP技を使うとDPが、DP技を使うとMPが回復する仕様が面白い。
そして特殊スキルは実質ボス用の大技で、全員で一斉に使うとマジでボスを瞬殺できてしまうのも特徴。
もっともバランスブレイカー級の強さ故に歯応えが無さすぎるのも確かであり、
これならボスの体力を現行の1.5倍くらいに増やしても良かったかもしれません。
いやまあ縛れば済む話ではありますが…w 激昂とは何だったのか。
ともあれ総評としては、作者案乃雲氏が6年かけて作った、渾身の作品と呼ぶに相応しい大作であると思いました。
自分は安易にオール5は付けないのですが、それをさせるだけの力がこの作品にはあります。
もっと評価されるべき一本。
『テンリュー』へのコメント(2024年5月 2日 20:57)
プレイ時間5分でクリア。
足軽姿の軍人テンリューが、祖国を滅ぼした機龍帝国の軍勢を蹴散らしていくトライ&エラー型のゲーム。
ステージ開始時の雄叫びが印象的で、モチーフは薩摩の示現流かな?
向かってくる敵は触れただけで倒した扱いになり、そういう無双ゲーかと思いきや
・ボスはステージ内の他の敵を全滅させないと倒せない
・撃破時にHPを消費するので、適度に回復アイテムを取らないと詰む
という少々頭を使わせる作品となっています。
遠距離から魔法で攻撃し、こちらのHPを削ってくる魔術士などは特に注意ですね。
回復アイテム(キノコ、水、酒など)はさりげなく置かれているため、初見では気付きにくいかも。
ラスボスの女将軍を倒した後に雨が降る演出は、復讐の空しさを示すメタファーでしょうか。
短いながらもややシリアス寄りの作品です。
『はならび』へのコメント(2024年4月30日 20:52)
飼い猫を探していた爺さんが、猫だらけの巨大迷路に迷い込む話。
プレイ時間約7時間弱、猫と遊んだ数1457匹で図鑑コンプです。
本作の特徴は登場する87種の敵が全て猫であり、また主人公は猫好きの爺さんであること。
そのため戦闘も殴る蹴るといった暴力的表現ではなく、「遊ぶ」「なでる」「じゃれる」、
猫を倒すのではなく「一緒に遊んで満足させる」という優しい表現に置き換わっています。
防御コマンドによる回復効果が高く、さらに一撃必殺の攻撃アイテムと
体力全快の回復アイテムが多く手に入るため、戦闘で苦戦することはまずないでしょう。
登場する猫は色違いが多かったりちょっと見た目がキツいのもいますが、
たっぎ系、ふっぎゃ系、のんが~系、総総猫系あたりはまあまあ見られるレベル。
自分がムトト氏の絵柄に慣れたのもあるかもしれませんがw
タイトルにちなんでか、迷路が全87ステージとあまりにも長いため、通しでのプレイはおすすめしません。
(自分は1日に数ステージずつコツコツと攻略する形でクリアしましたw)
ステータスが17フロア目でカンストしたので、15~20面くらいで終わるのが妥当だったかなと。
ゴールの座標が書かれた攻略メモがあるので、これを見ながらのプレイ推奨。
というかメモ無しでのプレイは苦行に近いです…。
独創性は5点を付けたいところですが、
最初から最後までただゴールを目指すだけのゲーム性が単調すぎると感じたので4点。
でもムトト氏が猫好きなことはとてもよく伝わりましたw
『おじいさんと夕陽』へのコメント(2024年4月22日 08:51)
プレイ時間24分でクリア。
日頃ババアの尻に敷かれていると思しき爺さんが山の夕陽を見に行く話。
プレイ時間自体は大体書かれている通りの時間でしたが、
実際は道中の敵が攻撃力高い、速い、そして痛恨の一撃も出すので結構な回数倒されてますw
こちらは1人で逃走不可というのもあり、敵が3匹出てきたらリセット推奨。
出てくるアイテムは体力回復&HPの上限を50上げるサツマイモのみ。
しかしこのサツマイモがまた曲者で、移動中に食べるとなんと爺さんが一定確率で突然死します。
理由は不明ですが、多分喉に詰まらせたパターンなのかなと。ジジイだし。
戦闘中に食べる分においては発生しないのが救いか。
戦闘中はもちろん移動中でも死亡リスクがあるという、ある意味気の抜けない作品ですが
そういう作品なんだと割り切ってしまえば楽しめるかなと思います。
また、RPGの基本中の基本ですがボスを倒すと手に入る新しい武器防具は忘れず装備すること。
自分はこれを忘れて2フロア目が地獄のような難易度になりましたw
『異世界転生したらファンタジー世界だった件2.0』へのコメント(2024年4月19日 08:47)
裏ボス含めてクリア&レビュー投稿させて頂きました。
その上で自分が遭遇したバグは街中戦闘・ブーストアイテム屋の他にこんな所ですね。
・アイアンブレストIIがIより弱い(防御力-2)
・バンダナIIを合成する際、素材としてバンダナIIではなく布の服IIのレシピを参照している
・ゴブリンキングダムに負けて村に戻ると、その後他ダンジョンの戦闘BGMもゴブリンキングダムと同じ物になる
・隠しダンジョン「死者の森」のボス戦をキャンセルすると移動不可能な通路外に飛ばされ詰む
・「まじしゃんの秘密基地に行く」実績がボス攻略後も開放されない
・「ごぶりんの洞窟」「まっしゅるーむの森」「えっぐの湖」に行った後の実績説明文が「ダンジョンに向かおう」と同じ文章になっている
(ついでに言うと誤字あり、×倒すことにやって ○倒すことによって)
修正の方よろしくお願いします。
『異世界転生したらファンタジー世界だった件2.0』へのコメント(2024年4月19日 08:34)
プレイ時間約2時間、ヒロインの職業はデフォルトの転生者で裏ボスも倒して完全クリア。
導入部はヒロインがトラックに撥ねられて異世界転生しました、ってだけの説明で
殆どあって無いようなものですが、説明はいらんからさっさとゲームさせろって方にはアリかもしれません。
世界観も完全には明かされず、オチもぼかした表現ですが…割とダークというかホラーなオチですねw
マップは拠点となる村しか存在せず、ダンジョンは選択式。
5戦目のボスを倒すまでは戦闘が制限されることもあり、結局ゲーム最序盤が一番の難関だったように思いますw
こちらは一人だし装備も弱いし。
しかしお金が貯まって仲間を雇えるようになれば、戦闘速度の速さとオートコマンドで
敵を文字通りあっという間に瞬殺できる、この爽快感が本作一番の魅力と言えそうです。
合成も本作の注目ポイントとのことですが、こちらは全装備を一つの店で扱うこともあり、
後半になってくるとアイテムが多すぎて操作が煩雑になってくるのがやや難点か。
自分が遊んだのはver1.01でバグや設定ミスも目立つ作品でしたが、そこそこは楽しめたかな。
仲間との会話はもう少し欲しかったかもしれません。
『冥列車で行こう』へのコメント(2024年4月17日 23:48)
とある乗り鉄の男が、謎の列車からの脱出を目指すゲーム。
謎解きゲーですが難易度は作品紹介に書かれている通りかなり低めで、
自分も最後のもの以外は(マイネのヒント無しで)初見で突破できました。一部引っかけ的なものはありますが…w
本作の見どころとしては、やはり随所に散りばめられたマニアックな鉄道ネタの数々でしょう。
謎解きの際にそうした知識を要求する場面もないので、全く知らない方でも問題なくクリアでき、
素直に雑学として受け入れられるのは良心的。マイネも可愛い。
主人公がなぜこの列車に乗っていたのか、その理由もなるほどと思わせるものでした。
今はほぼ絶滅した寝台列車や食堂車への郷愁……確かに自分もありますねw
食堂車でマイネのCGが表示された際、マイネの右肘が宙に浮いているのでてへぺろのような、
ちょっと珍妙なポーズになってるのが気になりましたが(おそらくは頬杖をついているイメージだった?)
そこ以外はツッコミ所も特になく、ミステリアスな雰囲気を純粋に楽しめる良い作品でした♪
『封印されし記憶』へのコメント(2024年4月16日 23:54)
返信ありがとうございます。
結論から言いますと、返信をもとにアドルフィーネの装飾品を指輪6から
ネコハナリングに変えるだけで10回やって10回とも勝ちました(苦笑
ネコハナリングに全状態異常防止効果があったおかげでしたが、
装備欄の説明文にはそのような効果があるとは書いておらず
その点はやはり不親切だったかと思います。
ともかく、その後は特に詰まる場面もなく無事エンディングを迎えました。
タイトル画面の涙するジジイの意味も分かりました。
ありがとうございました!
『封印されし記憶』へのコメント(2024年4月16日 21:15)
いやー、ダメですね。
アドルフィーネよりログレスの方がターンが早く、3回攻撃+麻痺毒暗闇で即行動不能にしてくるんじゃどうしようもないです。
これはさすがに修正が必要かなと…。
返信ありがとうございました。
『封印されし記憶』へのコメント(2024年4月15日 07:13)
プレイ時間約50分、ガーディアン・ログレスに勝てないので途中リタイア。
ムトト氏の作品の傾向からするとチート武器や道具の類があるのかもしれませんが、そこまで調べる気にはなれませんでした。
最強防具のよろいは高すぎるし、宿屋の看板盗んで換金できるかと思ったらしょぼい額だし。
氏のキャラは元々言動がカオス気味なのですが、本作のそれは敵味方とも台詞がうるさすぎて
最早カオスとかぶっ飛んでるとかいうレベルを超えて支離滅裂、無法地帯の域。
こうやって真面目に評価をつけるのもバカバカしいほどで、素面でのプレイはお勧めしませんw
ムトト氏は精神疾患を抱えつつ製作したとのことですが、
一体どんな精神状態でコレを作っていたのか気になりますね…w
『漢字スワップパズル』へのコメント(2024年4月12日 02:12)
かんたん、ふつう、むずかしいの全難易度いずれも1度ずつクリア。
紹介文では四字熟語とありますが、実際は日常で使う「四文字言葉」ですね。
かんたんは10個、ふつうは20個、むずかしいは30個の四文字言葉を完成させるのが目的です。
正解の1文字目になる漢字は必ず1文字目、2文字目になる漢字は必ず2文字目になり、
四文字言葉の中で例えば1文字目と4文字目、2文字目と3文字目を入れ替える、なんて操作はできません。
それがパズルを完成させるための重要なヒントにもなっています。
実際はもっと多くの四文字言葉の中から、難易度に応じてランダムに10~30の四文字言葉が抽出されるようで、
1回クリアしたから終わりとはならず、何度でも新鮮な気持ちで遊ぶことができます。
中には芸能人や人気ゲームタイトルも四文字言葉として登場したり。
しかし少々専門的な用語や「なぜこんな言葉を?」と首を傾げる単語が出てくる場合もあり、
万人向けとは言い難いことから、総評は低めに付けさせて頂きました。
『GⅢ』へのコメント(2024年4月11日 09:22)
プレイ時間約2時間50分、レベル14でクリア。
勇者が遅々として一向に魔王を倒せないことに憤慨したジジイ3人が、それなら自分たちで魔王を倒そうと画策する話。
本作は2010年、ムトト氏が2番目に作った作品とのことですが、プレイしてみると操作性の面で問題だらけ。
代表的なものを挙げると…。
・マルコが弱すぎ&遅すぎ。唯一の魔法ファイアも燃費が悪くて使いづらく(最弱の敵の)まる潰し以外役立たず。
・回復には10ゴールド必要だが、前述のまるは1匹で1ゴールド、かかしやろうに至ってはゴールドを落とさない。
そのため序盤は体力を回復させるだけで一苦労。ショップの薬草はさらに高額でドロップ率もかなり低い。
・敵は常に8匹で出現するにもかかわらず、こちらの全体攻撃手段は(実質的に)存在しない。1匹1匹倒す必要があり、テンポが悪い。
・戦闘不能を回復させるアイテムがない。このため即死攻撃しかしてこないカブリーヌは脅威でしかなく、倒されればリセット安定。
・回避不可の毒マスゾーンがあり、毒消しの数が足りないとセーブ場所によっては最悪詰む。
といったところでしょうか。プレイ時間のうち、最初の約50分は町周辺でのレベリング&金稼ぎでした。
(金策が厳しいので、序盤はレベリングせずさっさと南の森の行商人の所まで行くのが正解かもしれませんw)
一応ショップや回復ポイントは点在しており、また毒マスゾーンはまる8匹しか出現しないという配慮はあります。
またこのまるは最初から最後まで必ず2匹以上出現する、つまりまるが出ない敵出現パターンがないんですよね。
マルコの性能的にも、初めからまる潰し専門になることを想定していたとしか思えませんw
そんな本作の見どころはジジイ3人のトンチキでカオスな会話。
氏の作品では定番の要素ですが、この頃から既に確立されていたとは驚きです。
そしてこのカオスさの影に隠れていますが、勇者との戦いで戦死した友人を悼む魔物が登場するなど、
戦乱の悲哀や庶民の苦難に言及した、意外と重いストーリーもまた魅力。
自分もムトト氏の作品を色々遊んできましたが、ここまで明確なビターエンドは本作が初めてですね。
評価は難しかったですが、色々と考えさせられる作品でした。
『探し物』へのコメント(2024年4月10日 21:48)
少年が兄の探し物を一緒に探すお話。
プレイ時間は5分ほどとありますが、普通にプレイしてみて1分半でエンディングを迎えてしまいましたw
なので2周目は注意深くプレイ。1階のお人形さんが、話すタイミングでメッセージが変わるのは芸が細かくて良いですね。
内容が短すぎるため星評価は控えさせて頂きますが、
どれだけ短編であってもまず完成させる、投稿してみるという姿勢は非常に大事だと思います。
雰囲気も悪くなかったので、今後の作品に期待ですね♪
『ケアルのお店』へのコメント(2024年4月 9日 18:34)
返信ありがとうございます。
探索の件は要するに意図的に難易度を上げている、ということでよろしいでしょうか。
自分は難易度の高さより遊びやすさを重視していますので、評価が辛くなる点はご了承ください。
BGMに関してもやはり個人的に受け入れがたい面はありますが、操作性にしろBGMにしろ、
レビューも結局は一プレイヤーの感想に過ぎませんので、よほど反対意見が殺到しない限りは
そういう意見もあるのだな、と適当に聞き流して頂ければ幸いです。
お目汚し失礼いたしました。
『破片の国と砂の箱』へのコメント(2024年4月 9日 10:11)
ちょっとオタク気質のある旅の僧侶・ユリリが、旅先の王国で秘宝を巡る騒動に巻き込まれる短編RPG。
脚本重視の作品で戦闘は全てイベント戦。
成長要素がなく、武器を購入する資金や有用なアイテムも全てイベントでの入手のため、
それらが揃わない状態では頑張っても強敵にギリギリ勝てない、このバランスがまた絶妙ですw
昔のFFよろしく原則フィールド画面でしかセーブできないのはやや不便ながらも、
次の目的や戦闘のヒントをそれぞれくれる宮廷魔導士と近衛兵長、
またそれでも戦闘に勝てない方のために救済措置としての精霊がいるなど、
この手のRPGが苦手な方への配慮もなされており、操作性は5点としました。
視覚、音楽、独創性に関してはツクールMZのデフォ色が強いものの、
キャラの頭身を上げたモデルを使用したり、音楽のテンポを落としたりするなどして
一定の独自色を打ち出している点は評価できます。
そして一番の見所は、静江有星氏が力を入れたと話すストーリー。
腕試し大会の賞品として用意した秘宝のレプリカが、手違いで実は本物だった!?
というあるあるなトラブルが、王国の謎とされた歴史にも絡む壮大な展開も見事ですが、
個人的にはキャラ造形も負けず劣らず魅力的だと思いました。
頼れる姉御肌のアロル王女とか、そんな王女の幼馴染で姉御ラブな近衛兵のエミーちゃんとか。
最後の方にちょろっと出てくる元冒険者の国王や王妃もそうですが、
基本的に根っからの悪人がおらず、それがまたプレイ後に心地よく爽やかな読後感を与えてくれます。
まあリーク博士はちょっと微妙ですが…w
欲を言えば、ユリリと彼女の因縁ももう少し掘り下げてくれるとなお良かったかな。
ストーリーを中心に、短編ながらも全体として質の高い良作。
良い作品を遊ばせて頂きました♪
『ケアルのお店』へのコメント(2024年4月 6日 21:34)
高名な錬金術師と魔術師であった両親が急死し、残された姉妹がお店を立て直すべく
店の経営は姉に任せ、ヒロインである妹のケアルが素材集めに奔走するお話。
作品の雰囲気は悪くなく、処女作でバグもないのは評価できるポイントだと思います。
全てツクールMVのデフォ素材での製作ということですが、
魔導学校の雑多なゴチャゴチャ感が良かったので視覚はプラス評価w
一方、王宮のBGM(Castle2)を通常戦闘曲として使うのは
流石にミスマッチでは?と感じたので音楽にマイナス評価で。
Dungeon1が『ク○ノ・トリガー』の某樹海な曲に似ているという指摘は面白かったですがw
どっちも好きだけどその発想はなかった。
操作性では戦闘にあまり意味がない割にエンカウント率が高く、
またイベントを進めるのにフラグが分かりづらかった点も問題かな。
マナを持ってきて魔力の粒子を作る際も、石工のおっさんに話すのではなく焚火を調べる必要があったり、
聖域の祭壇も奥のツタをつたって下に降りる形なのが初見では気付きにくかったです。
この辺りが改善されればもっと良い作品になるかなと。
『ケアルのお店』へのコメント(2024年4月 6日 20:30)
返信&攻略ページの作成ありがとうございます~!
エンダーパウダーは材料のマジックマッシュルームがまず見つけられませんでした…。
さすがにノーヒントすぎたので、ケアルの台詞などでヒントを提示して頂けると
今後のプレイヤーさんにとっても有益な情報になるかなと思います。
『農民開拓月記』へのコメント(2024年4月 6日 19:57)
プレイ時間1時間20分でクリア。
最後の農家となった主人公が、寂れた村を復興させるために頑張るお話。
先行レビューで散々に書かれていることもあり、怖いもの見たさでプレイしてみましたw
移動が9割という指摘はまさにその通りで、おつかいが10割。長いマップを行ったり来たりするだけのゲームです。
「寂れた町や施設に活気を取り戻す!」という目的の作品はゲーム、アニメ、漫画を問わず定番の設定とも言え、
本作も設定の追加でいくらでも面白くできそうな雰囲気はあるのですが…。
まあ学生さんが作るゲームならこんなものかという印象。
主人公の歩く速度は普通ですが、マップが広いため相対的に遅く感じてしまいます。
最初から1個だけ所持しているビタミン剤(移動速度上昇)が店で買えれば印象はだいぶ違ったのですが。
村を発展させても住民の数が増えてないため、視覚的な実感に乏しいのもマイナス点。
評価できる点は目立ったバグがないこと、そして音楽かな。
戦闘と北の山のBGMはなかなか格好良く、季節ごとにフィールドの音楽が変わる点もポイントです。
なお、上述の通り戦闘はあります。
入力ミスなのか、説明では攻撃力+10と表示されるダガーが
実際は攻撃力+100という化物性能なため完全に空気と化してますがw
『師匠が来る前に』へのコメント(2024年4月 5日 20:43)
師匠が帰ってくるまでに汚部屋を片付ける短編作品。
いや~、しかし良いですねえ。この作品。
自分もまだレビューの数は少ないですが、初めて評価オール5を付けさせて頂きました。
まず主人公のセス君が可愛い。顔グラはもとより、アイコン単位でも様々な表情を見せてくれます。
次に音楽。メインで主に使われているのはツクールVXのtown1なんですが、
これがまた作品の雰囲気に素晴らしく合っている。
そして操作性。画面左上に「やることリスト」的なアイコンがあり、
何が済んで何が済んでいないのかが一目で分かるのはとても便利です。
そして脚本。本作にはエンディングが4つありますが、
若干のホラー・グロ表現を含むその中の1つがまた異質な雰囲気で良かった。
短編ということもあってあまり多くは語られないのですが、それも考察の余地があって良いと思います。
グランプリ受賞作にふさわしい、遊びやすく全てにおいて質の高い良作。
オススメの作品です♪
『ケアルのお店』へのコメント(2024年4月 5日 11:34)
1時間半程度遊ばせてもらっています。
黒き者を倒した後にノアンが意味深なことを言っていますが、次はどこへ向かえば良いでしょうか?
またお店のアイテムはマジックアップル、命の松明、魔力の粒子、聖水、インビジブルと揃えて
11個まで来ましたが、最後のひとつが分かりません。
家の中を調べるとケアルが頻りにエンダーパウダーの話をしますが、それでしょうか?
『ヴィーク・ラトゥーサ』へのコメント(2024年4月 4日 20:40)
プレイ時間45分(1周目含めると+40分)。
ムトト氏の作品には繰り返し登場する設定である心月王国と機龍帝国との戦争において、
心月側のヴィーク将軍が機龍帝国の砦を陥とすまでを描く短編作品。
これと言って特徴的な要素はないですが、アイテムの所持数が少なく
いかにアイテムを使わずにラスボスの所までたどり着けるかがこの作品のキモとなっています。
特に何も考えずプレイした1周目は最終エリア到達時点でアイテムが尽きてしまったためやり直しw
2周目は御握水1個だけの消費に抑えて無事クリア。
ラスボスが強くタフなため、御握水4~5個は必要なことを考えると
道中は2~3個までに抑えるのが望ましいでしょう。
防御コマンドでHP・MPが回復するため、ザコを1匹だけ残して全員で防御し、
HP・MPをほぼ最大値に維持するスキルはクリアに必須と言えますw
難易度は高いですが時間つぶしには手ごろな作品。
強いて言えば偵察も担当する女魔術士ヴェパールが、セーブ画面では怪しい魔術師になってるのが残念ポイントか。
『極悪クエスト弐』へのコメント(2024年3月28日 11:36)
異世界(=日本)から召喚された普通のJK勇者はづきが、極悪非道な仲間に振り回されるシリーズ第2弾。
今作の仲間であるエルダは、前作のカルマとはまた別の傲岸不遜を地で行く極悪魔女。
その膨大すぎる魔力は人間の常識や理解を遥かに超越した化物レベルであるが故に、
誰にも彼女を止められず、歩く災害とでも言うべきキャラ。
しかし設定そのままだとゲームにならないので、ゲーム上の能力はかなり低く抑えられていますw
最終盤、はづきのある選択によってラスボスが変わる仕様は面白いと思いました。
今作は中盤から女子4人組のパーティーになるため見た目も華やかw
難易度はそれほど高くなく、ラスボス含めたボスにも状態異常が効くので
エルダが雷系の魔法を連発していれば追加効果の麻痺継続で完封勝利することも可能。
ただし魔法や必殺技は外すこともあり、その場合消費したMPやTPは全くのムダになるため注意が必要です。
操作性は普通ですが、2ヶ所登場する山道のマップがどちらも厄介。
画面に収まらないほど広すぎる道幅や、ダラダラと長く続く道の終点が宝箱一つない行き止まりなど
かなりストレスを感じさせる作り。城や洞窟など、屋内のマップはそうでもないんですが…。
他のマップもそうですが、宝箱はいくつか設置しても良かったのではないかと思います。
ストーリーで個人的に印象に残ったのは水の町のイベントですね。
長くなるので内容は割愛しますが、エルダの素性を知らない町長や町の人々から感謝されたまま
気持ちよく町を出ることもできたはずなのに、月夜花氏はそれを良しとしなかった。
プレイヤーがエルダに不快感を抱くであろうことも承知で、彼女に悪役を演じ切らせたところに
極悪クエスト作者としての矜持を感じました…!
『どううくつ』へのコメント(2024年3月25日 21:21)
狼が洞窟を冒険する正統派タイプのRPG、約4時間でクリア(Lv78)。
ムトト氏の作品では『勇気の塔2』に雰囲気が近いかな。
なぜか右の雰囲気の近いゲーム一覧には表示されていませんが…w
『勇気の塔2』もそうでしたが、ムトト氏はやっぱりマップ作りと音楽(選曲)のセンスが良いなあと思いますw
ということで音楽は5点、視覚も4点…と言いたいのですが、氏のイラストはやっぱり正視するには厳しい部分があり、
視覚はプラスマイナスゼロの3点、ストーリーは皆無だったので1点で。
あとは難点と言うほどでもないですが、特技「うう」があまり使えない。
必中かつスタン効果もある技とはいえ、与ダメージ量が少ないので
これなら普通に殴った方がクリティカルも期待できてマシということになりがち。
主人公ううが他の技を覚えないこともあり、一時は肉(HP回復)と、葡萄狼(MP回復)で
40個くらい所持数に差がありましたw
操作性は普通。
序盤はやや厳しいですが、しっかりレベリングして宝箱の装備を回収していけば後半は楽になってきます。
(自分は2階のボスがLv10で倒せず、15まで上げて突破しましたw)
一部回避率が高くて手強いボスもいますが、武器を変えたらすんなり倒せたケースもあり、
装備品の吟味は本作の魅力のひとつと言えそうです。
もっとも自分はゲーム開始直後のチート装備なしで進めたため
チート装備ありならもう少し楽にプレイできるかもしれませんね。
『生ける彫刻の塔』へのコメント(2024年3月24日 16:17)
ん~、エンカウント率について個人的にはそれは余計な配慮であるようにも思います。
レベルが低くて勝てないなら、プレイヤーが自発的にレベリングすればいいだけの話ですので…。
ジジババはレベル99になると奥義を覚えることを説明に書いておき、
『モサタワー』にあった調べれば無限に敵が出てくる柱を設置しておけば、
レベリングもストレスにならずモチベが維持できるんじゃないかな?と思いました。
『生ける彫刻の塔』へのコメント(2024年3月23日 19:21)
プレイ時間1時間40分、4人のジジババが塔を登るだけの物語。
ゲームとしては前半虚無ゲー、後半バランス崩壊ゲー、そして全編通じてバカゲーといったところ。
ストーリーは無いに等しいので1点を付けようと思ってましたが、エンディングで衝撃!?の事実が明かされるため2点w
塔は大きく分けて3層、さらにその中の各フロアにポツンと岩があり、これを壊していかないと最奥の岩が壊せず次の層へ進めないので注意。
不満点としてはエンカウント率が高い点かな。
もっともムトト氏のRPGのエンカウント率が高いのは今に始まったことではなく、その意味では今回も平常運転のゲームと言えますw
敵は生ける彫刻1種類だけですが、強い彫刻から弱い彫刻まで、内部で能力的にかなりのバリエーションがある模様。
自分は本作が25作品目のレビューですが、うちムトト氏の作品だけで本作が15作目w
思えば最初にレビューした『勇気の塔』で生ける彫刻が倒せずクリアを断念したのも懐かしく。
パーティーが全員ジジババなのは『やきそば』や『かかしやろう』、
サイケデリックとも言うべき塔の後半部分や戦闘の感触は『勇気の塔2』、
超高速な移動速度は『ミサイルが飛んでくる迷路』、体力回復ついでにステータスも上がる仕様は『戦士の塔』と、
過去作を思い返しつつ楽しませて頂きましたw
もうすっかり自分はムトト氏の作品のファンなんだなあということを改めて実感します…w
『ミサイルが飛んでくる迷路』へのコメント(2024年3月21日 19:40)
じじいが無数に飛んでくるミサイルに耐えつつ、迷路の出口を目指すゲーム。
じじいは超高速な移動速度ですが、超高速すぎてスムーズに部屋を出にくいなど
ゲームとしてはイラゲーに属するタイプ。
恐らく右下の部屋に行けばクリアなのでしょうけど、そこまで行くにはC字型に部屋を迂回せねばならず、
その過程で溜まっていたミサイルに集中攻撃されて死ぬのが自分のパターン。
50回以上挑戦しましたが攻略できず、結局クリアは断念しました。
操作性の悪さはそれもムトト氏の意図したバランスなのでしょう。
でもミサイルの動きを遅くする、数を減らす、障害物のガイコツを踏めるなどの
救済措置的なアイテムは欲しかったかもしれません。
ちなみにじじいとミサイルが同一マスに重なっていると当たり判定は発生しない模様。
ムトト氏の言う将軍(じじい)の防壁とはこれのことでしょうか?
どちらにせよ一歩動いた瞬間死ぬので意味はなさそうですがw
『幽夜の宿』へのコメント(2024年3月21日 18:27)
返信ありがとうございます!
なるほど、逆さまにした数字でしたか。
LOISの文字が怪しいところまでは推測できましたが、
料金としてはやはり末尾が~00円だろうという先入観にやられてしまいましたw
『クロックルーラー』へのコメント(2024年3月21日 12:19)
惑星エイニスの「大いなる災い」を食い止めるため、
クルージュと部下のランクスを始めとする、時代を超えて集まった7人の仲間たちが冒険する物語。
同人ゲームでは非常に珍しいOPムービーがあるなど、共同制作で力の入った作品であることが伺えます。
まず、操作性については文句なしの満点。
殆どのダンジョンが広くて長いとはいえ、シンボルエンカウントなので自分はそこまでストレスを感じませんでした。
ストーリー進行やボス戦をフキダシで表示してくれるのは有難いですし、こちらの命中率は基本100%。
控えメンバーにもちゃんと経験値が入るほか、敵のHPが表示される仕様も戦略の目安を立てやすくて良かったです。
独創性もマスコット的存在のナー族とナーシャでこれまた満点。かわいい。
単なるマスコットではなく、その存在がストーリーに絡んでくるのも良かったです。
続いてききのここ氏によるパーティキャラの可愛さと印象的なBGMで視覚・音楽も5点。
ただこの2つに関しては、時間という壮大なテーマを扱っていることもあり、
欲を言えばマップチップや敵グラ、BGMなどMZのデフォ素材に頼らず、もう少しこだわって欲しかったかも。
オカメの時代とカルトの時代で文化レベルの変化を特に感じなかったですし、古代も正直怪しい。
唯一惜しいと思ったのはストーリーですね。本筋は悪くない。
ですが他の方の指摘にもあるように、味方キャラの掘り下げが少なかったのは残念。
どのキャラも一言二言会話を交わしただけであっさり仲間になっちゃうし。
時代による価値観の違いが描かれていれば、もっと味があったと思います。
例えばサラルド王国が男尊女卑の国で(ルージュも男王)、クルージュの言動や態度に対して
「女がでしゃばるのか…」と加入直後は彼女に反感を覚え対立するカルトとか。
ランコットが本編より控えめな性格で、そんなクルージュに憧れを抱くとか。
あとはアルゼンタ、アルメンタ、アザランタ、アルファリア等似たような名前の施設が多いのも問題点。
彼女と彼女のような理由があるのかと思いきや特に何もなくてズッコケました。
ということで総評としては設定に練りこみ不足・説明不足な点はあるものの、
難易度低めでフリーゲームとしては遊びやすい良作。
個人的にはお金を払っても良いと思った作品で、ここまであまり良い評価をされてないのが不思議なくらいです。
自分がじっくりプレイするスタイルなのもありますが、プレイ時間は14時間、各キャラのレベルは33まで上げました。
大抵のボスは2ターンで瞬殺ですよヒャッハー
もし本作に設定資料集兼ねた公式ガイドブックがあったら買ってますね、自分はw
楽しい作品を遊ばせて頂きました♪
『幽夜の宿』へのコメント(2024年3月17日 07:54)
ブラウザ版で遊んでみましたが、会計の金額が分からずここで無念のリタイア。
(多分ほぼ最後の方の謎解きなんだろうと思います)
ゲーム画面は廃墟らしい雰囲気がよく出ています。
一方音楽の方は無音で画面をポチポチクリックするのが作業感強すぎたので、ここは何か欲しかったかもしれません。
タイトル画面の曲はどちらかと言えばエンディング向きですね。
操作性に関しては、アイテムを拾ってもどの場面で使えるのか分からないので、
ここはもう少し説明としてヒントが欲しかったかなと。
(例:「椅子を手に入れた。これなら高い所のものにも手が届きそうだ」など)
ただホラゲーによくある演出、ジャンプスケアと言うのですね。
これについては必ずウェイトを挟む上、最初の1回きりで終わってくれるのは良心的。
誤クリックで毎回出てこられるのも鬱陶しいですし、ホラー苦手な方にもありがたい仕様だと思いました。
『Invisible Blow~開かれたデスゲーム~』へのコメント(2024年3月15日 09:33)
バトロワ的デスゲームに参加させられた高校生の岡本昌樹が
彼を助けにきた曾祖母・沙也佳の霊に導かれ、極限の状況を耐え抜く物語。
作品は完全に一本道の短い読み物であり、途中で選択肢が出るような場面もありません。
マーダー・斉藤彰の化物じみたアクションや、家庭科室の爆発にもほぼ無傷な超人ぶりは
原作の桐山を彷彿とさせます(特に漫画版のほうw)
ただ、最終的に3人生き残ればゲーム終了とのことですが、
同盟を結ぶ形で生き残ったらしい安藤と吉田に関しては名前だけで全く登場せず、
設定の必然性がないため、これなら原作通り最後の1人になるまで戦う形で良かったのでは?とも思ったり。
でも全体としてつまらなかったかと言うとそうでもなく、読み物としてはそこそこ楽しめました。
今作が処女作ということで、次はもう少し長い作品を期待したいですね。
『おうちゃくなかかしやろうがおるけぇ8にんのじじばばがへしおりにいくでよ!』へのコメント(2024年3月14日 18:56)
プレイ時間7分、ムトト氏らしいバカゲーw
8人のジジババが生意気なカカシをへし折りに行くゲーム。
戦闘は完全オートバトルかつ戦闘後に全回復するため、プレイヤーが介入する余地はありません。
ジジババなのでレベルや経験値等の概念もナシ。
一方マップとなる畑は障害物が多く、それらの間を縫うようにして進む必要があり、
また一部の作物を踏むと怒った作物によって瞬殺されますw
個人的な見所としては哀愁がかった通常戦BGMと演歌調のボス戦BGMかなw
ゲームオーバーとクリアで「ぎゑ~!!」の解釈が変わるのは面白いです。
『極悪クエスト壱』へのコメント(2024年3月12日 19:32)
返信ありがとうございます~!
自分は元々テキストや台詞を一言一句読みながらプレイするタイプなので、誤字や脱字を見つけやすい面はあると思います。
フリゲに誤字脱字の類は付き物なので大抵はスルーするのですが、オラクルの台詞はちょっと見過ごせませんでしたw
アイリンはベリアル召喚時の
『嘗て一夜にして町一つを壊滅させる程の力を~』←過去の出来事なので「壊滅させた」が正しい
『あんた達の最後よ!』←「最期」が正しい
ですね。
一つの台詞の中に2ヶ所ミスがあるのでここも気になってしまいました。
『極悪クエスト壱』へのコメント(2024年3月10日 01:25)
天上天下唯我独尊を地で行く超俺様キャラの戦士カルマと
始終彼に振り回され、気苦労の絶えないJK勇者はづきの物語。
斬新なシステムや美麗なムービーはないものの、
これといって大きな欠点もない、丁寧に作られた作品だと思います。
作者の月夜花氏は元々ツクール2003で『極悪クエスト壱』『極悪クエスト弐』『極悪クエスト外伝』を
制作されていたとのことで、本作は2003版『極悪クエスト壱』のリメイクにあたります。
作品は前半でカルマが色々やらかしまくった後、後半で美術館を占拠したテロ集団と戦うというもの。
本作単独のストーリーラインは平凡ですが、あくまでも本作はシリーズ全体の始まり部分ということで
期待を込めて独創性並びに総合評価を5としました。
女性キャラもはづきと敵のアイリンくらいしかいないものの、顔グラが表情豊かで可愛かったので視覚5。
操作性は可もなく不可もなくですが、4人目の仲間を仲間にしそこねた場合、
ラスボス直前に別の仲間が現れる救済措置があったのは良かったですw
(キーになる宝石は隠し通路に入る際に使うものだと思ったので…
通路の先で戦うボス3名が3人で戦うには少々キツいと感じたのも納得ですw)
あえて欠点を挙げるとすれば、「かつて」「なんて」等を「嘗て」「何て」と漢字表記する割に
助詞や誤変換などの日本語のミスが散見される点でしょうか(アイリン戦が特に顕著)
特にオラクル加入時の「これほどの有名人を前についていく手はない」って台詞は
「ついていかない」の誤りですね。ついていく手はない、だと逆の意味になってしまいます。
とはいえ、つかみとしては十分に楽しめた作品。
これから続編も順次遊んでいきたいと思います♪
『勇気の塔2』へのコメント(2024年3月 7日 20:47)
プレイ時間約13時間半。
評判の良くなかった前作の反省として作られた、勇気の塔の2作目。
制作の経緯もあってか確かに前作よりは遊びやすく、
少なくとも不意打ちや痛恨を受けるたびにリセットする必要はなくなりましたw
メンバーが最大8人もおり、1つの宝箱から必ず道具・武器・防具or装飾品の3つが出るため、序盤は装備の管理が大変。
ボスはHPと攻撃力が桁違いに高いですが、各キャラの固有技を連発してればどうにかなります。
中でも即死効果を持つババアの朝神(アサシン)術が便利。
各階の構成はムトト氏のセンスが遺憾なく発揮されており、視覚的な面白さがあります。
また次の階へと続く階段はぱっと見表示されず隠し扱いになっているケースが殆どで、
ちょっとしたくぼみや四隅のマスがそのようになっていることが多いですね。
初見では絶対分からないようなものもあり、その場合同梱の攻略メモが役立つでしょう。
難点としては全60階という長さでしょうか。
戦闘が前作同様の高エンカ率と逃走不可なため、結果的にレベルが上がりやすく
自分のプレイでは25階で通常攻撃だけでボスをボコれるようになり、
30階で全員Lv99、40階でお金がカンスト、45階でドーピングアイテム含めた全道具がカンストし、
31階から先は良い意味でただの作業になりました。
一応、後半の敵は何かしらのドーピングアイテムを落とすので強化の楽しみは最後まであります。
前作が「難しすぎてクリアできない」のに対し、今作は「後半がヌルゲーで退屈」という
極端なバランスの振り切り方ですが、個人的にはヌルゲーでもクリアできる方が良いので
前作よりは楽しくプレイできたと思いますw
『勇気の塔2』へのコメント(2024年3月 7日 20:46)
無事に最後までクリアできました。
ありがとうございました♪
『勇気の塔2』へのコメント(2024年3月 6日 18:31)
34階は突破できました、ありがとうございます。
続けて同様の質問なのですが、38階(超進化エビの階)の階段はどこでしょうか?
『まほおねことさばくがはなばたけ』へのコメント(2024年3月 5日 19:45)
1ステージのみの、文字通り1分で終わるアクションゲーム。
ロボットを倒したら花の種になるって発想は面白いと思いますw
ノーミスクリアを目標にしたら多少はやりごたえがありますね。
どっちにしろ1分足らずで終わってしまうので、もう少しステージがあっても良かったかな?
『勇気の塔2』へのコメント(2024年3月 4日 22:24)
『勇気の塔』のリベンジということで、早速遊ばせてもらってます。
無限ループの34階(手足生え豆の階)、階段の出し方がちょっと分からないのでお教えくださると助かります…
『サンプル』へのコメント(2024年3月 2日 21:42)
村がモンスターの奇襲を受け、辛くも逃げ延びた少年が
この地方を管轄する砦に救援依頼に向かう…というのが序盤のストーリー。
やがて「魔王軍を倒した後の連邦国家の在り方」という社会的なテーマも登場する本作は、
PCキャラ24名、モブも含めると70名以上のキャラが登場し、
伝説の古代兵器や神の出現など、段階的にスケールが大きくなる王道展開が見所ですね。
場面によってプレイヤーが操作するキャラもコロコロと変わる群像劇スタイルの作品です。
またザコを倒してレベルを上げる、お金を稼ぐ、アイテムを集めるなどの
RPGの基本的なセオリーと呼ぶべき要素がほぼカットされているため、
ストーリーのテンポが速く、一層濃密に感じられます。
メンバーが勢揃いした終盤においては、24名を適宜入れ替えてボスに立ち向かう集団戦もまた魅力。
背景となる設定もしっかりしていますが、その分キャラの台詞がやや説明的に感じる部分もあり。
また戦闘は大半がボス戦ですが、一部バランスに難があるボスもいて、撃破には多少の運が絡みます。
具体的に言うとバレットとラスボス。
ラスボスが強いのは分かりますが、2回攻撃のニュークリア2発で体力満タンのパーティが
なすすべなく一瞬で全滅するのはちょっとどうかなと思ったり。
『サンプル』へのコメント(2024年3月 1日 19:37)
終盤と思われるところまで遊んでいます。
野営地で6人パーティを4つ作る場面で、一度パーティに選んだキャラを別のキャラに入れ替えようとすると、リストにないキャラは消滅してしまい、ゲーム続行が不可能になりますね…。
状況的に事前にセーブする方が多いと思うので、実害は大きくなさそうですが。
『クロスラリー』へのコメント(2024年2月25日 20:46)
画面を360度クルクルと動かしてマイカーを操作する、80年代ナムコの名作『ラリーX』のオマージュ作品。
感覚としてはエポック社の『大迷路』シリーズのような、アナログの玉転がしゲームですね。
『ラリーX』では燃料減少という形の時間制限がありますが、
本作は燃料の概念を撤廃しているため、残量を気にすることなくコースを走り回れるのがポイント。
ですが動きがモッサリと緩く、カーゲームらしい爽快感はあまり感じません。
加えてBGMがないのは痛い。
BGMがないとどうも単調な作業ゲー臭を感じてしまうので、
やはりここは『ニューラリーX』ばりの軽快な音楽が欲しかったところです。
『モサタワー』へのコメント(2024年2月22日 07:29)
プレイ時間約1時間10分。
子供たちと賢者のお兄さんが塔を登るお話です。
ムトト氏の作品はボスが手強く厳しいバランスのものも多い中、本作は遊びやすさに配慮したとのことで
ボスはいないし(1階除く)エンカウント率も普通、また各階段とラスボス前にショップがあり、
お金さえあればドーピングも容易と、実際遊びやすく良い感じでした♪
まあラスボス戦は半分イベント戦なのであまり意味はないのですが…w
ラスト前後は超展開ですが、それもまたムトト氏の作品らしくてヨシ。
高速戦闘も本作の特徴。
ただメッセージが高速すぎて、どの敵を混乱や麻痺などの状態異常にかけたのか分かりづらいのは難点かな。
また回復はアイテム頼りなので、アイテムの揃わない最序盤はやや難。
(回復魔法ひとつ使えない賢者とは一体…)
しかしムトト氏の作品の中では遊びやすい部類なので、
初めて氏の作品を遊ぶという方にはオススメできるかと思います。
ある意味一番苦戦したのは正攻法じゃ絶対勝てない1階のボスでしたw
簡単なギミックが仕込んであり、それに気付けるかがカギですね。
『戦士の塔』へのコメント(2024年2月20日 20:58)
プレイ時間約8時間、どうにかラスボスまで撃破。
ムトト氏の過去作『勇気の塔』に近いテイストですが、今回のメンバーは固定。
『勇気の塔』のようなパーティ編成の時点で詰む、ということはなくて良かったですw
この戦士の塔は踏破することで心月人を大きくパワーアップさせる塔とのこと。
心月人や彼らの使う能力「蓮華生輝」、また心月王国と敵対する機龍帝国などは
ムトト氏の過去作にも登場した設定ですが(ちなみに主人公4人も全員が心月人です)
問題は本作が初見のプレイヤーに対し、そうした背景の説明がほぼ放棄されている点。
自分は以前プレイした『春平富士夫 士』に関連するくだりがあったので多少理解できたものの、
さすがにプレイヤー置いてけぼりの仕様はいただけないかと。
絵柄は言わずもがなですねw
武器は両手持ちのもの以外二刀流が可能。というかこれ前提のゲームバランスなので、
武器が溜まったら二刀流にしないと苦しいでしょう。
ボスの攻撃は全て通常攻撃のみ。
とはいえ最初のボスから4回攻撃で、5,6,7と増えてラスボスは驚異の8回攻撃。
メンバーが1人倒れるとその分敵の攻撃が集中しやすく危険なので、
ムトト氏の言葉通りボス戦は防御コマンドが重要になりますね。
体力回復アイテムが複数あり、それぞれ最大HP、攻撃力、防御力がおまけに上がるシステムは面白いです。
珍妙なモンスターもある意味独創性のひとつと言えなくはないのでオリジナリティの評価は4で。
『令制国名クイズ』へのコメント(2024年2月16日 09:09)
信長の野望や太閤立志伝で鍛えられていたので、2回目で全問正解できました。
ダミー選択肢はランダムで選ばれるのだと思いますが、隣接する国がダミーだと途端に難易度が増しますねw(出雲と石見、備中と美作など)
音楽も雅な雰囲気で良かったですが、隠岐や志摩などは点レベルの小ささなため、地図の拡大機能は欲しかったかもしれません。
『ファーストクエスト』へのコメント(2024年1月23日 19:06)
プレイ時間13分。
超短編でこれといった特徴はないものの、処女作としてはバグもなく、最後まで快適に遊べました♪
あえて言えばエンカウント率が高いので、途中の森を初見一発で抜けるのは難しいってことくらいでしょうか。
『夷陵』へのコメント(2024年1月20日 19:14)
麻雀の数牌で順子か刻子を作り、得点を積み上げていくゲーム。
実際の麻雀では大きな役である清一色が最下級の役になっているなど
ルールに多少の違いはあるものの、中毒性があって楽しめる作品。
赤牌にもちゃんと意味があって良かったです。
個人的には雀頭や字牌があっても良いと思いましたが、それだと複雑になっちゃうかな?
『春平富士夫 士』へのコメント(2024年1月19日 20:14)
プレイ時間27分。
ムトト氏の春平シリーズの4作目。
今回は過去作でチラッと出てきた少女が再登場するなどの新要素があります。
グラは相変わらずですが、一枚絵が出てきた点は評価。
話も感動系で良いのですが、心月王国滅亡のくだりや3月19日という日付は唐突に登場した感があり、
ここはもう少し春平の台詞や村人との会話で匂わせが欲しかったところ。
森の謎解きも初見では難しく、3つの道が手前の空間とは思いもよりませんでしたw
またラスボスも攻撃順が読みづらく倒しにくい…というのはラスボスだからまだしも、
第二形態の攻撃「心月の秘伝」が3333ダメx3回攻撃でHP9999から即死させられたのは変な声出ましたねw
結局8度目の挑戦でようやく撃破でした。
プレイ時間約5時間15分、Lv60でクリア。
勇者の末裔である青年アベルが新たな勇者の称号を得て
親友カイン、王女ルクレツィアと共に魔王討伐へ向かうオーソドックスなRPG作品。
ストーリーはあまり語るとネタバレになるのですが…
一言で表すなら「勇者とは何か」を問いかける作品と言えそう。
物語の筋自体はいたってシンプルですが、先へ進むに従いプレイヤーはアベルに言いようのない違和感を覚えるはず。
だからこそ「この物語はどう終わるのか」が気になり、モチベの維持に繋がった側面はありますねw
ゲーム的には操作性の良さが光ります。
レベルアップ時のHP自動回復で宿屋いらず、初めから標準装備のポータル機能で移動も楽々。
MPの概念がないため道中のザコはMP残量を気にせず全体魔法で瞬殺と戦闘のテンポも良い。
ボス戦が発生するポイントも事前に表示されているため、不意打ちの心配もありません。
CT制のスキルや敵の行動予測に独創性5点を付けたいところですが、
一部ダンジョンの構造や敵モンスターにFF4・FF5の影響が色濃く見えるため4点で。
スカルイーターとかもうまんまじゃないですかっていうw
気になった点は2点かな。
本作はスキルツリーを採用していますが、
スキルの数が少なすぎてクリア直前の時点でSPが3人とも5000近く余ったこと、
またライブラリのキャラクターの項目が単なる立ち絵一覧でしかなく、
欲を言えばここに各キャラの設定や来歴など欲しかったところ。
ともあれ、遊びやすく十分にやり応えのある作品でした。
ありがとうございました!