きゅあ

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  • ヒトミサキへのコメント(2017年10月21日 21:42)

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    本作は正統派の推理ものですが物語の完成度が高くて面白いです。
    プレイ前は概要やSSの雰囲気からとんでも系じゃないかという不安がありましたが、
    実際にプレイしてみたらとても丁寧な作りで驚きました。
    中でも心理描写はとても丁寧で、キャラや雰囲気だけではない文学性を感じました。
    物語の構造も変則的な波があってとても好みな感じでした。

    推理の難易度は高めで物語も二転三転する中で中々犯人の目星もつきませんでした。
    プレイヤーの都会的な黒い心に漬け込んでミスリードを誘うような感覚があります。
    また本作には情報を再確認できるようなシステムはほとんどない割に、
    過去の出来事を思い返すようなメモや暗記の必要な場面が多いように感じました。
    本格的にプレイされる場合は細かいメモが必要かもしれません。

    物語は都会に住む主人公が火事により家族を失ってしまい、
    昔住んでいた一見崎に来るも早々に事件に巻き込まれるところから話は始まります。
    そこから事件や推理が始まりますが、同時に後述のようなそれにも劣らない大きなテーマも扱われています。
    本作では携帯がキーアイテムの一つですが、これも良い感じに時代を感じさせてくれます。
    また犬飼事件と三崎事件の対比が韻を踏んでいて、主人公と犬飼事件の元容疑者が違う選択をしたのも、
    もしそれぞれが逆の選択をしていたらという想像ができてとても面白いです。

    ただ本作の一番の面白さはやはり題名とジャンルでもある、ノスタルジックな一見崎にあると思います。
    一見崎の村人はとても優しく、事件解決にも多くの村人の力を借りることになります。
    特に家族の繋がりを失った主人公にとっては、一見崎という地域の繋がりはとても心強いものです。
    しかしそれとは相反するように、物語の主要人物達はそれぞれの理由で全員一見崎を去ることになります。
    それは一見崎が近い将来無くなってしまうことを暗示しているようにも感じました。
    では家族の繋がりに続いて地域の繋がりも失った主人公は、
    これからどうすればいいかというところで物語は終わりを迎えます。
    最後のネタバレは控えますが物語だからこそできる終わり方だと考えると、
    確かにそれはベストではあるけれどトゥルーではないなと思いました。

    グラフィックや音楽は雰囲気に合っていて、特に捜索時の曲は熱いながらも哀愁が漂っていて良かったです。
    システムは若干至らない部分はあったもののほとんど気になりませんでした。
    物語の中盤は事件が立て続けに起こって、犯人に狙われているような恐怖もあって辛かったですが、
    結果的には脅かしや犯人との戦闘はなく、何より物語が面白かったので印象が悪くなることはなかったです。
    とにかく全体的に完成度が高く、崇高な文学作品といわれても納得してしまいそうな面白さでした。

  • 自由ナ人生ハ、イカガ?へのコメント(2017年10月14日 22:45)

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    週刊ストーリーランドを彷彿とさせるどんでん返しとブラックなオチが面白かったです。
    オチはきれい事抜きの本音が描かれているので、もしかしたら合わない人もいるかもしれません。
    とはいえ過激な描写や誇張された演出等は特にないので、
    オチは多くの人が共感し易いような「そりゃそうだ」という感じでした。

    気になったところは特にないですがしいて挙げれば設定で、
    犯罪的な行為やチートすぎる能力は時代が現代なだけに少しだけ気になりました。
    とはいえ設定を練りすぎるとかえってつまらなくなることもあるので、
    このくらいそぎ落とした方が丁度良いのかもしれません。
    あと欲をいえばもう少し風呂敷を広げてほしかったというのはありました。

    とはいえ最小限の設定や演出でここまで話を面白くできているのはとても良かったです。
    ちなみにジャンルはRPGではなくノベルとして公開した方が良かったようにも思いました。

  • ThisTimeOnly -Ash Rain-へのコメント(2017年8月12日 23:40)

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    本作はタイトルからも分かるように震災と時間移動がテーマの長編RPGです。
    ただ実のところ直接の表現として震災や時間移動が起こる訳ではないです。
    それにも関わらずそれらがちゃんとテーマになっているところは、本当によくできていると思いました。
    例えば震災でいえば環境や差別といったテーマによってそれを表現していたりします。
    他方でフリーゲームにありがちな重苦しさはなく、寧ろシリアスパートが来ない限りは大体ネタに走ります。
    全体的にも王道の要素が強く懐古な作品を除けばここまでの王道RPGは逆に珍しいほどでした。
    熱い展開も多く特に後半からは畳み掛けるような熱い展開が続きます。
    他方でシリアスはテーマや設定がしっかりしているので良い感じに雰囲気が出ています。

    設定の面では本作の特徴でもあるリアリティの追求がされている一方で、
    物語の設定が頭の中に入ってくる分かり易さも兼ね備えています。
    また戦闘の中にも物語の本筋に関わる設定が散りばめられていて、物語と戦闘が上手く両立しています。
    また一般的には物語や設定を小出しにして先が気になるようにしたり、
    意外な展開を狙ってプレイヤーを驚かせたりすることが多いと思います。
    他方で本作は寧ろある程度先の展開が予想できる王道な作りになっていますが、
    それが寧ろ本作とは良い感じにマッチしてテーマ以外の余計な要素を削ぎ落としています。

    またタイトルのThisTimeOnlyという言葉にはメタ構造の意味もあってそれがとても面白いです。
    その仕込み方も物語とリアルを重ね合わせることによるメッセージ性よりも、
    寧ろ隠し要素のような仕込まれ方をしていて韻を踏んでいるような面白さがあります。
    また時間移動と聞くとやはり時間移動を駆使して困難を乗り越えていく感じの、
    名作RPGや大ヒットした映画を思い浮かべる人も多いと思います。
    他方で本作では寧ろ時間移動しないこと自体が物語のテーマとして描かれていて、
    それが時間移動を使う数々の名作達に対するアンチテーゼにもなっています。

    戦闘はエグゾーストと追撃を駆使していくもので連打だけにはならない歯応えがあります。
    スキルセットや特殊ジェムやパラメーター振り分けといったやれることも多いです。
    アイテムや装備の種類や入手手段も多くランダム要素もあります。
    同じくスキルの種類も多く特殊ジェムに依存したジェムアーツといったものもあります。
    他方でそれらを突き詰めなければクリアできないバランスではなく、
    寧ろ突き詰めることで戦闘を有利に進められて爽快感が出てくるバランスです。

    そして何より戦闘バランスで特徴的なのはリソース管理で、
    本作ではAPや状態異常やアイテムや所持金といった部分で苦しむことはほとんどありません。
    具体的にはエグゾーストを使うことでAPや状態異常を回復することができたり、
    素材でアイテムを作って売ることで効率良く所持金を稼ぐことができます。
    また回復技の回復量も多く特に吸収技が上手く決まった時は爽快感があります。
    それらを一言で言えば戦闘はリソース管理を廃した絶妙なバランスでした。

    そして物語や戦闘だけでなくグラフィックや音楽の完成度も高く、
    特にグラフィックの荒削り感は技術だけではできないものを感じました。
    キャラのグラフィックは改変が多いものの、グラフィック自体はとても良い感じでした。
    マップは特に街道が魅力的で街との距離がマップの雰囲気で分かるのが良い感じでした。
    戦闘の技の演出も凝っている一方で高速化もできるようになっています。
    音楽は全体的に爽快感がありますし、効果音も全体的にリアリティのあるものが使われています。

    ここまで高評価な意見を書いてきましたが良くなかった部分も書いてみます。
    物語に関してはここまで王道ではなく、もう少し複雑な物語でもよかったという印象はありました。
    戦闘に関してはシンボルが追いかけてきて逃げても消えないのは面倒に感じました。
    グラフィックに関してはキャラのグラフィックに改変が多いのは勿体無いと思いました。
    ただ物語は時間移動というテーマだけを王道ではない位置に置く狙いもあったと思いますし、
    王道ではなさを王道で肯定するという矛盾もそれはそれで面白いと思います。
    なので全体的に物語は万人向けで戦闘バランスは賛否が分かれるといった感じだと思います。
    ちなみにPCによっては動作が重い人もいるみたいなので、ある程度のスペックは必要かもしれません。

    最後にまとめると本当はあまりやりたくなかった満点をつけてしまうほどの面白さでした。
    例えば本作よりも面白い物語の作品は確かにありますが、物語以外の部分があと一歩というものが多いです。
    勿論フリーゲームに全体的な完成度を求めるのは良くないですが、
    とはいえここまで全体的に完成度の高いフリーゲームは中々ないと思います。
    そして何より面白さが直感的に伝わってくるところは本当に良かったです。
    特に他のRPGで面倒に感じていた部分がほとんどなくなっていたのは大きかったと思います。

  • ファントムルーラーへのコメント(2017年4月 5日 21:12)

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    最初に正直な意見を言うと今回はプレイするのがとても辛かったです…。
    というのも人が大量に死んでその死に方もとてもえぐいです。
    具体的には身体が大変なことになるので、ダークやホラーが苦手な人にはおすすめできません。
    作品以前にやはり注意書きはちゃんと書いてほしかったです。
    逆に普段はホラーしかやらないけどたまにはRPGもやってみたいという人にはおすすめです。

    物語は主人公を主軸とした話ですが、それ以外にはあまり一貫性がないように感じました。
    長編というには少し物足りないボリュームで中編と言われた方がしっくりきます。
    キャラはダークなこともあってあまり性格の良い人は出てきません。
    キャラのグラフィックがもう少し良ければ印象も違ったかもしれませんが、
    グラフィックやBGMは全体的にダークに徹しているので仕方ないかもしれません。
    あと好みが分かれるところとしては、特に男性キャラが現代風の言葉遣いで話すことが結構あります。
    具体的な物語としては序盤はお使いのお使いばかりをやらされてほとんど進展がなく、
    中盤はやっと進展があると思ったら先程も書いた本格的なダークやホラーが始まり、
    終盤はそれに加えていきなり物語が壮大になり過ぎて、伏線回収も含めて置いてきぼりをくらいます。

    戦闘は控えなしの3人パーティで、物語の進行でメンバーが入れ替わる以外は常時固定です。
    それもあって戦略の幅はあまりなく作者の意図した攻略法以外はあまりない感じです。
    あと一つ一つの演出が長い割に地味な印象を受けました。
    魔法はあまり気になりませんでしたが特に技の演出は地味に感じたので、
    例えばもっと素早く動くとかヒット音を鳴らすとかがあればよかったです。
    マップに関しては地図がないので自分達が今どこにいるのかが分かり辛かったです。
    あと個人的には斜め移動や高速化があればよかったと思いました。

    ここまで色々書きましたが良かったところも挙げてみます。
    万人向けではないもののやはり戦争や虐殺といった人の死の生々しさが描かれていて、
    下手な3Dよりもインパクトを与えられているのは評価できるところだと思います。
    あと物語が進むに連れて完成度が上がっていて作者の成長が感じられたのも良かったです。
    細かいところではボスに演出があったり、モブキャラが多かったのが良かったです。
    物語の中では賑やかな夜街を3人で探索するところが良かったです。

    最後にまとめとして全体的に感じたことを挙げると、ダークやホラーが辛かったのもありますが、
    それ以外では頑張りが空回りしているところが多くて勿体無いように感じました。
    例えばグラフィックやドットが丁寧に描かれている割に演出の良さに結び付いていなかったり、
    設定が考えられている割に物語の面白さに結び付いていなかったりということが多かったです。
    具体的には物語の要素が多くて登場人物や人物の所属や組織を結局最後までちゃんと理解できず、
    それらの関係性もちゃんと理解できないまま終わってしまいました。
    同じくクリスタル等の道具も色々な効果を持つものがあって最後まで覚え切れませんでした。
    やはり設定は図書館とかではなく本編の中で分かり易く解説してほしかったです。
    とはいえ作者の頑張りや真摯な姿勢を感じられたのは良かったです。

  • ココロの心~ふたりの心~へのコメント(2016年12月27日 20:30)

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    物語は天才発明家の創り出した心の中に入り込む装置を使って、
    その親友の心の中を二人で冒険するというものです。
    しかし二人は徐々にとある異変に気付いていきます。
    物語としてはオーソドックスな話ですが、台詞等の雰囲気で他の作品にはない良さを出しています。
    欲をいえばその作家性をもっと生かせるようになることに期待したいです。

    RPGとしては戦闘はほぼノーミスでクリアできましたが、
    隠しダンジョンのラスボスだけはどうしても勝てなかったので、難易度を易しいに変更しました。
    戦闘システムは他の方も言われているように少し複雑ですが、
    難易度自体が良い感じに調整されているので特に問題ありませんでした。

    マップの出来も良くキャラグラやBGMも依頼されたものなので、その辺りの完成度は高いです。
    なので今後は物語をどう面白くするかが課題になると思います。

  • ポックのともだちへのコメント(2016年8月 9日 20:27)

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    昔プレイしたことがあるのでレビューしてみます。
    本作はPLAYISMに無料で登録されているゲームです。
    内容は数十分でクリアできる簡単な脱出ゲームです。
    ゲーム的な面白さは少ないかもしれませんが、絵に独自性があるのでそこを楽しめればいいと思います。
    ちなみにPLAYISMでなくても作者さんのサイトでもプレイできます。
    サイトにはこういった絵が沢山あるので、好きな人は覘いてみるといいと思います。

  • 放課後Q.E.D.~女子高生探偵神咲凛緒の冒険~へのコメント(2016年8月 4日 20:48)

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    本作はファンタジーの世界観で繰り広げられる推理ゲームです。
    なのでダイブモード等現実ではあり得ない設定もいくつか出てきます。
    ただ推理に支障が出るようなものはないので問題ないと思います。
    難易度は低めなので普段は推理ゲームをやらない人でもプレイし易いと思います。

    RPGの要素に関してはあまり評価されていないみたいですが、
    個人的にはファンタジーの世界観を演出するためにはあった方がいいと思いました。
    武器や技も個性的で推理にも少しだけ絡んでいるので、その辺りは上手く組み込まれていると思いました。
    ただ街でエンカウントするのは無くてもいい気はしました。

  • 保安官ラプソディ 2 ~大きな館のちょっとした事件へのコメント(2016年7月19日 20:54)

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    昔プレイしたゲームですがレビューしてみます。
    本作はツクールの中でも有名なバカゲーですが、推理もよくできているので面白いです。
    寧ろバカゲーと推理が合わさったことで面白くなっていると思いました。

  • 保安官ラプソディ ~小さな島の小さな事件へのコメント(2016年7月19日 20:50)

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    昔プレイしたゲームですがレビューしてみます。
    本作はツクールの中でも有名なバカゲーですが、推理もよくできているので面白いです。
    寧ろバカゲーと推理が合わさったことで面白くなっていると思いました。

  • エインワーズ家の従僕たちへのコメント(2016年6月 9日 23:26)

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    本作は基本的にはギャグ中心の短編RPGですが、仲間が全員従僕という他にはない特徴があります。
    更にBLや恋愛の要素が全く無いという少ない需要に応えた作品です。
    ただ一つだけ残念なことがあって、それはキャラの掛け合いがぎすぎすしていたことです。
    狙い目は良かっただけに求めていたものとは違ったという気持ちでした。
    とはいえ好みもあると思うのでハマる人にはハマると思います。

    あと欲をいえばキャラグラの完成度がもう少し高ければ良かったと思いました。
    とはいえ全体的には色々な作品を制作しているだけあって、短編としては完成度は高かったです。

  • 孤独勇者の冒険譚へのコメント(2016年5月16日 23:20)

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    本作は一見するとRPGのお約束をネタにするメタ要素の強いバカゲーですが、
    ある出来事を境に物語がメタからリアルへと変わっていきます。
    なので狙い目としては面白かったですが、他方で物語の出来としては意外と普通な感じでした。
    普段はシステムに力を入れている方みたいなので、その知識や考え方が逆に足かせになっている気もします。
    また本編では語られなかった曖昧なところも多かったので、おまけ部屋でもいいので語ってほしかったです。

    戦闘は基本的にはデフォ戦ですがSPが常に半分の状態で戦闘が始まります。
    なので雑魚戦はスキルを使っていればすぐに倒せますが、逆にボス戦はSPがすぐに枯渇してしまいます。
    その上SPの回復手段は限られていて、ボスのHPはそれを前提に設定されているものの爽快感には欠けます。
    ただ能力上昇スキルの上昇量は思い切っていて良かったと思います。

    本作は長編RPGに向けたシナリオの練習として作られたそうなので、
    あえてシステムには力を入れなかったそうですが、そういった中での出来としては良かったと思います。