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  • フィギュアディテクトへのコメント(2019年4月22日 20:17)

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    今回は前情報なしでプレイしてみましたが予想外に面白かったです。
    特に推理は仮想現実の舞台を生かした意外なトリックが色々あって良かったです。
    色の伏線もちゃんと回収されていましたし、最後も余韻の残る終わり方で良かったと思います。
    ある重要なポジションのキャラが割と早々に退場したのも意外性がありました。
    キャラも立っていて立ち絵も本人が気にしている程悪くないと思います。
    クリア後に他の方々のレビューを見たら予想以上に高評価で驚きました。

    ただそこまで高評価かと言われると色々と惜しいところもあったと思います。
    推理とは別に物語はかなり淡白で予定調和で話が進んで意外性もあまり感じませんでした。
    あまりにあっさりだったので1週目はノーマルで、2週目でトゥルーが解禁されるのかと思った程です。
    具体的には2週目でシミュの記憶が書き換えられていたことが判明するとか、
    裏世界への隠し通路が見付かるとかがあるのかと思ってしまいました。
    1話ごとに同じ作業の繰り返しなのも気になって、演習問題を1問ずつ解いているような感じはありました。
    シミュが死なない設定も殺されるかもしれないスリルが味わえないので賛否が分かれるかもしれません。
    とはいえそういった部分を踏まえても十分に面白い作品だったと思います。

  • 夜底奇劇・星空物語へのコメント(2019年1月30日 21:07)

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    ダークファンタジーは色々あって遠慮がちになっていたんですが、
    某ブログで高評価だったので半信半疑でプレイしてみたところ大当たりでした。
    ストーリーが一番面白いフリゲはと言われたら、現時点では迷わずこれを挙げると思います。
    正直あまりにレベルが高すぎて逆にフリゲなんか作っていていいのかとすら思いました。
    某ブログとS評価で意見が一致したのは実はこの作品だけなので、そういう意味でも凄いと思います。

    特に台詞回しのレベルが高くて、変にお洒落ではないど直球な言い回しが心に響きます。
    例えば味方キャラも普通に「殺し合う」とかそういう言い回しをするのが本当に良いです。
    勿論ただ言っている訳ではなくて、キャラの一人一人に背景があるので感情を揺さぶられます。
    涙腺が緩んで一筋の涙くらいならたまにありますが、この作品は堰を切ってぼろ泣きしました。
    革命と家族がテーマな時点で反則的ですが、レジスタンスものは意外とあまり面白いイメージがなくて、
    目標が明確化していて組織もしっかりしているので描き辛いというのはあると思います。
    この作品はそこを敵側にも主人公を配置することで解決しているのが上手いと思いました。
    他にも「1マスのタイルをこれ程意識したことがあっただろうか」というゲーム的な面白さもありました。

    グラフィックもシビアな物語によく合っていて、派手ではないけど地味すぎない感じがとても良いです。
    特に意外だったのが歩行グラでこの物語との食い合わせの良さには驚きました。
    もしこれがデフォルトや素材サイトの歩行グラに変わったらこれじゃないってなると思います。
    UIも舞台劇という他では見ないものをテーマとして採用していて、
    例えば赤地のウィンドウに和風のフォントが使われていたり、横文字を漢字に直されていたりします。
    音楽も流れに乗るような感じはないですが、やはり物語によく合っていたと思います。

    一方でゲーム性の面では完成度の高い長編RPGの中では平均的な出来だったと思います。
    ただ難易度の設定やエンカウント無効が可能なので苦痛にはなりませんでした。(簡単でプレイ)
    ブライド視点はバージョンアップによって難易度が大幅に下がったので、
    戦闘重視の人は視点が変わった時は難易度を一つ上げてもいいかもしれません。

    3部作とのことでワタベ家の設定を中心に伏線もまだまだ残っている感じです。
    表世や語り部が今後物語に関わってくるのかも気になるところです。
    ここで終わらせても十分傑作ですが、「1作目で終わらせた方がよかった」と思わせない仕掛けを入れつつ、
    このレベルを維持して作れば3部作にしても全然問題なく仕上がると思います。
    何より続きをやりたい気持ちの方が強いので続編に期待しています。
    しいて言えば個人制作ではないのでメンバーの欠けが出ないかが心配です。
    このグラフィックあっての物語なので、何とか現行メンバーのまま最後まで作りきってほしいです。

  • 紅く追憶の水葬へのコメント(2018年11月24日 23:07)

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    ラハシリーズの方の作品ですが物語の完成度でいえば断然こちらの方が上だと感じました。
    実際今まではRPGが足かせだった部分もあったのでノベルにしたのは正解だったと思います。
    個人的な意見としてはネタバレページのQ9の内容は作中に入れてほしかったです。
    今回も連載ものらしいですがラハシリーズは三部作である必然性が薄い部分があったので、
    今回はそこにも何かしらの驚きを持たせられたらいいんじゃないかと思います。

    気になるところはこれといってありませんが少しだけ書いておきます。
    厨二という意見が多いですがどちらかというとメタ厨二で、確かに気になる人は気になるかもしれません。
    あとメタネタが実際の事件にまで関わっているのはさすがにどうかと思いました。
    一番気になったのはネタでは済まないような性犯罪者が何のお咎めもないことで、
    せめて女性陣の制裁の演出とかがないと単に不快なだけだと思います。
    グラフィックや音楽は良いですが、システムは重いのが少し気になりました。
    あと途中から始めるとプレイ時間が初期化されるのは可能なら修正してほしいです。
    作風の割に手堅い印象はあったので、どうぶっ飛んだらいいかを意識して制作してみたらいいと思います。

  • TwinEgg ~狂気の村と二つの神~へのコメント(2018年11月 7日 22:45)

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    とあるサイトで高評価だったのでプレイしましたが面白かったです。
    ジャンル分けが難しいですがあえて言えばエンタメ寄りの現代ファンタジーです。
    卒業制作という性質からかフリーゲームの文脈を汲まない作風になっていて、
    ノベルゲームなのに物語はRPGのような壮大な話で逆に新鮮味がありました。
    ホラー要素は少ないので安心してプレイできますが、逆にホラーを売りにしたのは失敗だったと思います。
    村の話も割とあっさり終わるので、タイトルに村を入れる必要もあまり感じませんでした。
    売りにしている3つの物語が繋がる部分も、「こう繋がるのか」という驚きはあまりありませんでした。

    シナリオは3つの物語とそれらが繋がる完結編の4つがあるので、それぞれ簡単に感想を書きます。
    未論土編は現代日本の山村という舞台にファンタジーを無理やり入れたのが意外性があって面白かったです。
    ウィルスだけでも成り立つ物語ですが、あえてファンタジーを取り入れたのがちゃんと成功しています。
    バスジャック編は頭脳戦が中心で粗も少ないんですが、逆に一番没個性になってありがちな感じでした。
    ただこの話があることで全体が引き締まっているので、これはこれでありだと思います。
    事件編は警察本部で物語が進むという演出が意外と見ないシチュエーションで面白かったです。
    殺人現場での呪いの電話の演出は場面の盛り上がりとしては一番良かったと思います。
    完結編は意外と盛り上がりに欠けて、RPGでありがちな敵と戦って勝つみたいな話に終始した印象でした。
    ただトゥルーを出すための物語の変化のさせ方は工夫されていると思いました。
    あとこれは個人的な意見ですが敵側の視点での過去編があっても良かったんじゃないかとは思いました。

    大きな特徴として他のサイトの感想でも言われていますがツッコミどころがとにかく多いです。
    例えばバスジャックを14ヶ所で行う必然性が無いとか、敵の人数がバスの台数よりも少ないとか、
    特殊部隊が弱すぎるとか、そんな簡単に抗体を持つ人が見付かるのなら探せばいくらでもいそうとか。
    ただ要点はちゃんと抑えてあるので不快になるような粗はほとんどありませんでした。
    寧ろ気になる部分を次の文章で説明する作業は他の作品よりも丁寧なくらいですし、
    一番気になった神を見た礼の態度の急変も終盤にちゃんと説明がありましたし。
    寧ろこの荒削り感が面白さに一役買っているので、変に研ぎ澄まされても逆に白けると思います。
    それでも一つだけ気になったところを挙げるとおばあさんの性格がころころ変わって、
    来夢の敵への攻撃を他の人達が一斉に止めに入るのはさすがにあり得ないとは思いました。

    ツッコミどころが多い一方で、面白かった部分も沢山ありました。
    一番良かったのは来夢が敵を殺める際に自分が人殺しであることを認めて葛藤もなく不問にされるところで、
    皮肉にもその人間のリアリティを力説したのが殺された本人というところは良く出来ていると思いました。
    他にも架空の生物が現実世界に現れた際の、人間と生物本人との反応の皮肉も面白いと思いました。
    敵リーダーのグラフィックやタワーの名前といった、厨二心をくすぐる演出もよく出来ていました。
    グラフィックや音楽やシステムも突き抜ける程ではないものの高水準だと思います。
    何よりこれだけ粗があるにも関わらず致命的に面白さを削がれる悪手がないのはある意味凄いと思います。

  • アーク・エンカウンター完全版へのコメント(2018年10月 3日 23:12)

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    プレイしてまず思ったのは強烈な個性を放つ作品に出会ったという印象です。
    作風は松岡○造並みの暑苦しさがありますが、やりたいことが明確でそれに対する予防線は一切ないです。
    なので総評としては好みではないけど面白いというのが一番しっくりきます。
    とはいえ完成度は割と高めで、特に設定は意外とよく考えられていると思いました。
    プレイ時間も長いので文章だけなら他の高評価のノベルゲームにも匹敵する出来だと思います。

    キャラのグラフィックは素材ですが、文章がメインなのでそこまで気になりませんでした。
    寧ろ暑苦しい作風の中でキャラだけは可愛いのが、逆に支えになった部分もありました。
    音楽に関してはさすがにこてこて過ぎた感はあったかもしれません。

    気になったところとしては面白い部分とそうでない部分の差が激しいように感じました。
    具体的には日常パートと戦闘はあまり面白くなく、議論や説明のシーンは読んでいて面白いです。
    逆に敵側の日常パートが全く無かったので、そこは世界観の説明のためにもあった方がいいと思いました。
    あと途中までは少年少女達の物語なのに、終盤になって大人達も参戦するのはどうかと思いました。
    最後の展開も主人公とその宿敵が共闘するのかと思っていたら、
    その辺は意外とあっさり終わったので肩透かしではありました。

  • ヒトミサキへのコメント(2017年10月21日 21:42)

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    本作は正統派の推理ものですが物語の完成度が高くて面白いです。
    プレイ前は概要やSSの雰囲気からとんでも系じゃないかという不安がありましたが、
    実際にプレイしてみたらとても丁寧な作りで驚きました。
    中でも心理描写はとても丁寧で、キャラや雰囲気だけではない文学性を感じました。
    物語の構造も変則的な波があってとても好みな感じでした。

    推理の難易度は高めで物語も二転三転する中で中々犯人の目星もつきませんでした。
    プレイヤーの都会的な黒い心に漬け込んでミスリードを誘うような感覚があります。
    また本作には情報を再確認できるようなシステムはほとんどない割に、
    過去の出来事を思い返すようなメモや暗記の必要な場面が多いように感じました。
    本格的にプレイされる場合は細かいメモが必要かもしれません。

    物語は都会に住む主人公が火事により家族を失ってしまい、
    昔住んでいた一見崎に来るも早々に事件に巻き込まれるところから話は始まります。
    そこから事件や推理が始まりますが、同時に後述のようなそれにも劣らない大きなテーマも扱われています。
    本作では携帯がキーアイテムの一つですが、これも良い感じに時代を感じさせてくれます。
    また犬飼事件と三崎事件の対比が韻を踏んでいて、主人公と犬飼事件の元容疑者が違う選択をしたのも、
    もしそれぞれが逆の選択をしていたらという想像ができてとても面白いです。

    ただ本作の一番の面白さはやはり題名とジャンルでもある、ノスタルジックな一見崎にあると思います。
    一見崎の村人はとても優しく、事件解決にも多くの村人の力を借りることになります。
    特に家族の繋がりを失った主人公にとっては、一見崎という地域の繋がりはとても心強いものです。
    しかしそれとは相反するように、物語の主要人物達はそれぞれの理由で全員一見崎を去ることになります。
    それは一見崎が近い将来無くなってしまうことを暗示しているようにも感じました。
    では家族の繋がりに続いて地域の繋がりも失った主人公は、
    これからどうすればいいかというところで物語は終わりを迎えます。
    最後のネタバレは控えますが物語だからこそできる終わり方だと考えると、
    確かにそれはベストではあるけれどトゥルーではないなと思いました。

    グラフィックや音楽は雰囲気に合っていて、特に捜索時の曲は熱いながらも哀愁が漂っていて良かったです。
    システムは若干至らない部分はあったもののほとんど気になりませんでした。
    物語の中盤は事件が立て続けに起こって、犯人に狙われているような恐怖もあって辛かったですが、
    結果的には脅かしや犯人との戦闘はなく、何より物語が面白かったので印象が悪くなることはなかったです。
    とにかく全体的に完成度が高く、崇高な文学作品といわれても納得してしまいそうな面白さでした。

  • 自由ナ人生ハ、イカガ?へのコメント(2017年10月14日 22:45)

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    週刊ストーリーランドを彷彿とさせるどんでん返しとブラックなオチが面白かったです。
    オチはきれい事抜きの本音が描かれているので、もしかしたら合わない人もいるかもしれません。
    とはいえ過激な描写や誇張された演出等は特にないので、
    オチは多くの人が共感し易いような「そりゃそうだ」という感じでした。

    気になったところは特にないですがしいて挙げれば設定で、
    犯罪的な行為やチートすぎる能力は時代が現代なだけに少しだけ気になりました。
    とはいえ設定を練りすぎるとかえってつまらなくなることもあるので、
    このくらいそぎ落とした方が丁度良いのかもしれません。
    あと欲をいえばもう少し風呂敷を広げてほしかったというのはありました。

    とはいえ最小限の設定や演出でここまで話を面白くできているのはとても良かったです。
    ちなみにジャンルはRPGではなくノベルとして公開した方が良かったようにも思いました。

  • ThisTimeOnly -Ash Rain-へのコメント(2017年8月12日 23:40)

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    本作はタイトルからも分かるように震災と時間移動がテーマの長編RPGです。
    ただ実のところ直接の表現として震災や時間移動が起こる訳ではないです。
    それにも関わらずそれらがちゃんとテーマになっているところは、本当によくできていると思いました。
    例えば震災でいえば環境や差別といったテーマによってそれを表現していたりします。
    他方でフリーゲームにありがちな重苦しさはなく、寧ろシリアスパートが来ない限りは大体ネタに走ります。
    全体的にも王道の要素が強く懐古な作品を除けばここまでの王道RPGは逆に珍しいほどでした。
    熱い展開も多く特に後半からは畳み掛けるような熱い展開が続きます。
    他方でシリアスはテーマや設定がしっかりしているので良い感じに雰囲気が出ています。

    設定の面では本作の特徴でもあるリアリティの追求がされている一方で、
    物語の設定が頭の中に入ってくる分かり易さも兼ね備えています。
    また戦闘の中にも物語の本筋に関わる設定が散りばめられていて、物語と戦闘が上手く両立しています。
    また一般的には物語や設定を小出しにして先が気になるようにしたり、
    意外な展開を狙ってプレイヤーを驚かせたりすることが多いと思います。
    他方で本作は寧ろある程度先の展開が予想できる王道な作りになっていますが、
    それが寧ろ本作とは良い感じにマッチしてテーマ以外の余計な要素を削ぎ落としています。

    またタイトルのThisTimeOnlyという言葉にはメタ構造の意味もあってそれがとても面白いです。
    その仕込み方も物語とリアルを重ね合わせることによるメッセージ性よりも、
    寧ろ隠し要素のような仕込まれ方をしていて韻を踏んでいるような面白さがあります。
    また時間移動と聞くとやはり時間移動を駆使して困難を乗り越えていく感じの、
    名作RPGや大ヒットした映画を思い浮かべる人も多いと思います。
    他方で本作では寧ろ時間移動しないこと自体が物語のテーマとして描かれていて、
    それが時間移動を使う数々の名作達に対するアンチテーゼにもなっています。

    戦闘はエグゾーストと追撃を駆使していくもので連打だけにはならない歯応えがあります。
    スキルセットや特殊ジェムやパラメーター振り分けといったやれることも多いです。
    アイテムや装備の種類や入手手段も多くランダム要素もあります。
    同じくスキルの種類も多く特殊ジェムに依存したジェムアーツといったものもあります。
    他方でそれらを突き詰めなければクリアできないバランスではなく、
    寧ろ突き詰めることで戦闘を有利に進められて爽快感が出てくるバランスです。

    そして何より戦闘バランスで特徴的なのはリソース管理で、
    本作ではAPや状態異常やアイテムや所持金といった部分で苦しむことはほとんどありません。
    具体的にはエグゾーストを使うことでAPや状態異常を回復することができたり、
    素材でアイテムを作って売ることで効率良く所持金を稼ぐことができます。
    また回復技の回復量も多く特に吸収技が上手く決まった時は爽快感があります。
    それらを一言で言えば戦闘はリソース管理を廃した絶妙なバランスでした。

    そして物語や戦闘だけでなくグラフィックや音楽の完成度も高く、
    特にグラフィックの荒削り感は技術だけではできないものを感じました。
    キャラのグラフィックは改変が多いものの、グラフィック自体はとても良い感じでした。
    マップは特に街道が魅力的で街との距離がマップの雰囲気で分かるのが良い感じでした。
    戦闘の技の演出も凝っている一方で高速化もできるようになっています。
    音楽は全体的に爽快感がありますし、効果音も全体的にリアリティのあるものが使われています。

    ここまで高評価な意見を書いてきましたが良くなかった部分も書いてみます。
    物語に関してはここまで王道ではなく、もう少し複雑な物語でもよかったという印象はありました。
    戦闘に関してはシンボルが追いかけてきて逃げても消えないのは面倒に感じました。
    グラフィックに関してはキャラのグラフィックに改変が多いのは勿体無いと思いました。
    ただ物語は時間移動というテーマだけを王道ではない位置に置く狙いもあったと思いますし、
    王道ではなさを王道で肯定するという矛盾もそれはそれで面白いと思います。
    なので全体的に物語は万人向けで戦闘バランスは賛否が分かれるといった感じだと思います。
    ちなみにPCによっては動作が重い人もいるみたいなので、ある程度のスペックは必要かもしれません。

    最後にまとめると本当はあまりやりたくなかった満点をつけてしまうほどの面白さでした。
    例えば本作よりも面白い物語の作品は確かにありますが、物語以外の部分があと一歩というものが多いです。
    勿論フリーゲームに全体的な完成度を求めるのは良くないですが、
    とはいえここまで全体的に完成度の高いフリーゲームは中々ないと思います。
    そして何より面白さが直感的に伝わってくるところは本当に良かったです。
    特に他のRPGで面倒に感じていた部分がほとんどなくなっていたのは大きかったと思います。

  • ファントムルーラーへのコメント(2017年4月 5日 21:12)

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    最初に正直な意見を言うと今回はプレイするのがとても辛かったです…。
    というのも人が大量に死んでその死に方もとてもえぐいです。
    具体的には身体が大変なことになるので、ダークやホラーが苦手な人にはおすすめできません。
    作品以前にやはり注意書きはちゃんと書いてほしかったです。
    逆に普段はホラーしかやらないけどたまにはRPGもやってみたいという人にはおすすめです。

    物語は主人公を主軸とした話ですが、それ以外にはあまり一貫性がないように感じました。
    長編というには少し物足りないボリュームで中編と言われた方がしっくりきます。
    キャラはダークなこともあってあまり性格の良い人は出てきません。
    キャラのグラフィックがもう少し良ければ印象も違ったかもしれませんが、
    グラフィックやBGMは全体的にダークに徹しているので仕方ないかもしれません。
    あと好みが分かれるところとしては、特に男性キャラが現代風の言葉遣いで話すことが結構あります。
    具体的な物語としては序盤はお使いのお使いばかりをやらされてほとんど進展がなく、
    中盤はやっと進展があると思ったら先程も書いた本格的なダークやホラーが始まり、
    終盤はそれに加えていきなり物語が壮大になり過ぎて、伏線回収も含めて置いてきぼりをくらいます。

    戦闘は控えなしの3人パーティで、物語の進行でメンバーが入れ替わる以外は常時固定です。
    それもあって戦略の幅はあまりなく作者の意図した攻略法以外はあまりない感じです。
    あと一つ一つの演出が長い割に地味な印象を受けました。
    魔法はあまり気になりませんでしたが特に技の演出は地味に感じたので、
    例えばもっと素早く動くとかヒット音を鳴らすとかがあればよかったです。
    マップに関しては地図がないので自分達が今どこにいるのかが分かり辛かったです。
    あと個人的には斜め移動や高速化があればよかったと思いました。

    ここまで色々書きましたが良かったところも挙げてみます。
    万人向けではないもののやはり戦争や虐殺といった人の死の生々しさが描かれていて、
    下手な3Dよりもインパクトを与えられているのは評価できるところだと思います。
    あと物語が進むに連れて完成度が上がっていて作者の成長が感じられたのも良かったです。
    細かいところではボスに演出があったり、モブキャラが多かったのが良かったです。
    物語の中では賑やかな夜街を3人で探索するところが良かったです。

    最後にまとめとして全体的に感じたことを挙げると、ダークやホラーが辛かったのもありますが、
    それ以外では頑張りが空回りしているところが多くて勿体無いように感じました。
    例えばグラフィックやドットが丁寧に描かれている割に演出の良さに結び付いていなかったり、
    設定が考えられている割に物語の面白さに結び付いていなかったりということが多かったです。
    具体的には物語の要素が多くて登場人物や人物の所属や組織を結局最後までちゃんと理解できず、
    それらの関係性もちゃんと理解できないまま終わってしまいました。
    同じくクリスタル等の道具も色々な効果を持つものがあって最後まで覚え切れませんでした。
    やはり設定は図書館とかではなく本編の中で分かり易く解説してほしかったです。
    とはいえ作者の頑張りや真摯な姿勢を感じられたのは良かったです。

  • 孤独勇者の冒険譚へのコメント(2016年5月16日 23:20)

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    本作は一見するとRPGのお約束をネタにするメタ要素の強いバカゲーですが、
    ある出来事を境に物語がメタからリアルへと変わっていきます。
    なので狙い目としては面白かったですが、他方で物語の出来としては意外と普通な感じでした。
    普段はシステムに力を入れている方みたいなので、その知識や考え方が逆に足かせになっている気もします。
    また本編では語られなかった曖昧なところも多かったので、おまけ部屋でもいいので語ってほしかったです。

    戦闘は基本的にはデフォ戦ですがSPが常に半分の状態で戦闘が始まります。
    なので雑魚戦はスキルを使っていればすぐに倒せますが、逆にボス戦はSPがすぐに枯渇してしまいます。
    その上SPの回復手段は限られていて、ボスのHPはそれを前提に設定されているものの爽快感には欠けます。
    ただ能力上昇スキルの上昇量は思い切っていて良かったと思います。

    本作は長編RPGに向けたシナリオの練習として作られたそうなので、
    あえてシステムには力を入れなかったそうですが、そういった中での出来としては良かったと思います。