コメント数は10回です
『クロエのレクイエム』へのコメント(2018年1月14日 10:35)
『ゲームで裁判員! スイートホーム炎上事件』へのコメント(2018年1月14日 10:19)
高校時代、ロングホームルームの時間に、大阪弁護士会から労働に関する法規について学ぶという時間があった。そのときに、その弁護士が奨めていたゲームがこれだ。当時は、見向きもしなかったのだが、このサイトで偶然見つけることになり、また評価も高かったのでプレイしてみた。
白黒つかないところがなんとももどかしい。だがおもしろい。
ゲーム的でないという指摘があるが、それは否定できない部分だ。しかし、現実的であるがゆえにおもしろいところもある。それがこの作品の魅力なのではないだろうか。
また、陪審員が自分の偏見を捨てきることができず、有罪無罪に影響を与えている……という描写がリアルだった。そこがゲーム的な要素として機能しているというのもおもしろい。
法律関係に進みたいと思っている中学生、高校生には是非勧めたい。
そうでなくても、陪審員制度について興味のある人には最適なゲームかもしれない。
自力ですべてのキャラをルートを攻略しようとすると、想定されているプレイ時間(2時間)を大幅に超えることになるだろう。ちなみに自分は10時間ぐらいかかったような気がする。
こういう系統のゲームに興味がある人なら、時間の無駄になることはないと思う。
『ユーマを抱きしめて』へのコメント(2018年1月14日 10:07)
評価が高く、グラフィックも良さげだったのでプレイしてみた。プレイし終わった後に思ったのは、もうちょっと評価が高くてもいいのではないかということだった。自分が感じたほど評価が高くない理由を探っていると、合点のいく部分もあった。
確かにこまごまとしたところが気になるというのはあるだろう。
だが、最後の展開がご都合主義なのかというと、それはなんだか違うような気がしてならない。むしろ後味の良い終わり方であると思った。
そういうところでも評価が分かれるのか、という感想を抱くことになった。
個人的にはとてもおすすめ。この作品をプレイする際は、あまり神経質にならずに、とりあえずキャラに感情移入してみることをすすめたい。誤字など目につくミスがあることは否定できないが、それを大いに上回るものがあると思う。
『キミはキメラR』へのコメント(2018年1月14日 09:58)
おもしろかった。
自分が抱いた感想も、だいたい既出だったので特に何かを書こうとも思わない。
ヘタレ系主人公にいらいらさせられることになれている男性プレイヤーなら、まず間違いなくはまることができるだろう(……ハマルだけに)。
女性受けはそんなにしないんだろうなーと思った。
普通に読み進んでいればたぶん30分程度で読めると思うので、気になったらプレイしてみたらいいのではないかと思う。
『十四松と忘れ物』へのコメント(2018年1月14日 09:47)
評価が極端に分かれていたので、「熱心なファンでもない自分が楽しめるんだろうか……」という心配を抱えたまま、とりあえずインストールしてみた。
なるほど。という感じだった。
フリーゲームをあまり経験したことがなく、キャラクターに感情移入できる人だったらかなり楽しめるかもしれないと思った。
逆に、それほど熱心なファンでもなく、ゲームになれてしまっている人には、かなりの駄作に感じられるかもしれない。
ただ、最後の展開は普通に良かったし、めちゃめちゃに酷評するのはどうかとも思った。フリーゲームとして求められている程度のことは、満たしているのではと思った(まあ、評価に対してどうかという疑問はあるかもしれないが)。
さくっとプレイできるし、費用対効果、時間に対してのおもしろさというものは保証できるのではないだろうか。
謎解き部分は結構おもしろかったように思う。ヒントを全く見ないで突っ込んでも、なぞなぞに慣れている人なら解けるのかもしれない。自分は特に慣れているというわけでもないので、ノーヒントで行って一回死亡するぐらいが楽しかった。ノーヒントでも攻略できると思うので、一度そのまま突っ込んでみたらどうだろうか。
気になったら、とりあえずプレイしてみてもいいのではないかと思う。
『デンシャ』へのコメント(2018年1月14日 09:33)
色々なコメントがあるが、どれも的を射ているように思う。
説明不足という指摘の通り、最初はなんのことやらわからないかもしれないが、中盤に差し掛かるちょっと手前には「ああ、そういうことなのか」というふうに作品に入り込むことができる。
最後の謎解きは、まだパズルのピースがそろっていないにも関わらず、パズルを完成させることができるような感じを覚えた。メッセージを理解できたことで、逆に謎を解くことができた。アプローチがわからなければ若干ストレスに感じられることもあるかもしれない。
完成度の高い作品だと思う。
前半は、意味を理解することができないまま、めんどうな操作を経なければならないストレスのようなものもあったが、後半に至れば、それを苦痛に感じることもなかったように思う。そこそこ謎解きゲームに慣れていれば容易に解けるレベルだったため。
比較的さくっとプレイできるし、物語として楽しむこともできる。ユーザーフレンドリーである点も好感が持てる、良作であると感じた。
※コメント欄に、「ネタバレ無し」で投稿しているにもかかわらず、ネタバレをしている道理のわからぬ奴がいるので、注意した方が良い。
『NOeSIS-嘘を吐いた記憶の物語-』へのコメント(2018年1月14日 08:32)
作品をインストールする前、ざっとコメントに目を通してみると、総合評価の割に意見が割れていると感じた。それに若干不安をかかえつつインストールし、最後までプレイし終えた。
意見が分かれているというのにも合点がいった。
確かに、序盤部分では冗長に感じられる部分もあるし、「お前は精神分析か哲学かなんかを勉強したのかもしらんが、そんな語彙を並べ立ててプレイヤーを突き放してどうすんだ」みたいな意見にも賛同できる。
ただ、余分な伏線があるにせよ、メインのそれを回収していき、やがてつながっていくというおもしろさはあったし、終盤のオチには納得させられた。
作品として、若干油断のある部分が見て取れるが、そこも含めて好みの分かれる作品だと思った。
フリーゲームとしては秀逸であると思う。
好みが分かれそうな作品なので無理強いして奨めることはないが、僕は割と楽しむことができた。
『TRUE REMEMBRANCE-remake-』へのコメント(2018年1月14日 08:20)
このゲームを最初にプレイしたのは数年前、だいたい5、6年前だったと思う。それでも、作品発表からは時間が経っている。
再度プレイしてみて驚いたのが、作品の鮮やかさだ。この年月を経てもなお、新しさを感じさせるストーリーであるということに驚いた。数年を経て3回目をプレイしたことになるが、それでもなお、作品の深い味わいを楽しむことができた。
グラフィックは、現在の観点からすると、あまり良いとはいえないだろう。ただ、当時の背景を想像すると、これでもかなり秀逸なのではないかと思う。特に、表情の豊かさがある、というのは当時にしては珍しかったのではないだろうか。
当時このゲームをインストールした動機は、確か「泣けるゲームをプレイしたい」というものだったと思う。
キャラに感情移入することができれば、きっと泣けるだろう。
プレイ時間以上に密度の濃い作品。若干重みのある舞台設定なので好みが分かれるのかもしれないが、自分はその世界観に魅了された。
おすすめの一作である。
『セブンスコート』へのコメント(2018年1月14日 08:06)
他のプレイヤーが指摘するように、序盤がやや冗長。そこで脚本から星を一つ引かせていただいた。しかし、そこは好みの問題もあるだろう。たわいもない日常会話文が苦にならない人なら、その部分も含めて楽しめるかもしれない。
物語の展開が秀逸だった。これも他の人が指摘するのと全く同じ内容になってしまうが、後半の展開には引き込まれるものがあった。前半部分が長ったらしく感じられるような人でも、後半部分は普通に楽しめると思うので、できれば後半部分までは頑張って耐えて、最後までプレイしていただきたい。
自分は過去に創作活動をしていたこともあり、主人公の心情には強く惹かれるものがあった。ただ、自分とはなにか一線を画しているように感じられた。本気で創作活動に取り組み、それでもなにか心に抱えるものを残してしまった……そんな人には、ものすごく共感できるのではないだろうか。創作活動に携わらない人にでも、十分楽しめるように思う。
プレイ後にも楽しめる工夫が凝らしてあった。そこを新しく感じたので、独創性にも満点を付けた。
そういったことに気を取られがちで、あやうく記述を忘れそうになったが、システムもすばらしいものだった。
ゲームとしての魅力があるのは言うまでもない。少しでも気になったのなら、プレイしてみるべきだと思った。たとえ、イラストが自分好みでなかったとしても笑。
『箱庭のうた』へのコメント(2018年1月13日 22:35)
シナリオ
他のプレイヤーのコメントに、なかなか話しがすすまないという指摘があったので少し不安に思っていたが、特に冗長さを感じさせられることもなく、先を読み進めたいと思わせるような展開だった。
回収しきれていない伏線があるという指摘もあったが、それらは気になるような類いのものでもなくく、無視してしまってもいいように思った。兄弟に関しては無駄な伏線に思えるものもあるが、キャラの性格だと言われてしまえば納得できるし、制作段階では色々な設定があったのかもしれない……などわくわくさせてくれる。
物語の展開としては、ほどよい緩急がついていて、飽きることもなく、また急だと感じることもなく読み進めることができた。じっくりと文章を読み進めていくタイプのプレイヤーにはやや冗長に感じられたり、逆にテンポ良く読み進めていくプレイヤーにとっては急な展開に感じられたりするのかもしれない。
選択肢によるバッドエンドといったものもとくになく、ユーザーフレンドリーな作品だと感じた。
グラフィック
これはいうまでもないこと……としか言いようがない。シーン毎に用いられるCGが、非常に効果的だった。
また、キャラクターの表情が非常に豊かで、キャラに親近感を持つことができる。
サウンド
良いバランスで作られていると思った。たまに均一化が大雑把すぎて、耳に痛かったり、物足りなさを感じたりする作品も多いが、この作品は音響が一貫して安定していた。もちろん、強弱がないという意味ではない。
曲の挿入が効果的だった。
システム
基本的なシステムは完備されていたように思う。もう少しキーボード操作ができるようであれば、完璧だと思ったが、基本的にはカーソルを移動させることもなく、快適にプレイすることができた。
特に自分がありがたいと思ったのが、文章再生速度の幅の広さだ。このおかげで、自分に最適な再生速度に維持したまま、マックでハンバーガーをいただくことができた笑。
ただ、CGを回収しようというときに、スキップ機能がなかったのが少しストレスになった。しかし、それによって二週目三週目をプレイすることができ、物語全体を俯瞰してもう一度楽しむことができた。結果的には都合が良かったのかもしれないが、操作性という観点から見ると、多少の減点は免れ得ないと思った。
オリジナリティ
これに関しては、普通……というしかないように思うが、舞台設定などは非常に良いと感じた。特に新しさを感じさせるようなものはなかったが、背筋がぞくぞくとするような体験をさせていただいた。その体験は、この舞台設定のもとでなければなかったのは確かだ。
総評
ゲームとしての魅力がある。他のノベルゲームをプレイしていると、「この作品は、別にゲームという媒体である必要はないのでは?」なんて思ってしまうような作品が多々あるが、この作品には一体感があった。ゲームとしての要素(音楽やグラフィックなど)が何か一つ欠けていても、この作品は成り立たない。そういうゲームとしての魅力を感じた。
じっくりとゲームをプレイする時間のある人にはおすすめ。
最初にこのゲームをインストールしたのは、ゲームが話題になりはじめたぐらいのころだったと思う。そういう過度な期待があったからなのか、「いまいちに肌に合わないな」という感想を抱き、アンインストールした。
そして、数年が経ち、創作者の制作秘話の様なものを聞いた後で興味を持ち、もう一度プレイしてみることにした。
不思議なことに、最初に受けた印象とはだいぶ違って感じられた。
「ああ、ここが記事になっていた後付けの設定なのか」とか、そんな別の楽しみを見いだしてしまったからなのかもしれない。
最後までプレイしてみると、間違いなくおもしろかったと思える。しかし、色眼鏡をかけていたことには違いないように自分自身でも思う。その色眼鏡がなければ、前半部分をプレイして、後半のおもしろい部分に到達することはなかっただろうからだ。
おもしろかったのだが、そのおもしろさに至るまでに、『女子高生が休暇期間を利用して制作したゲーム』という色眼鏡をかけていなければ、引き込まれることがなかったのでは……なんて思ってしまう。
だが、おもしろいことには違いがない。
いっそのこと、そういう偏見込みで楽しめる作品ということにしておけばいいのではないだろうか。
とにかく、エンドには感動させられたし、その感動を是非味わっていただきたいと思う。終盤に迫る部分では、制作者が誰であったのかなんていうことは完全に忘れているはずだ。