日本初! 弁護士が100%シナリオを手がけた本格裁判ゲーム
住宅街がホームイルミネーションに輝く12月、会社経営者(26)の自宅が放火され、車椅子の妻(26)が死亡した。
被告人として起訴されたのは、被害者の夫婦と同級生だった男。
「私はやっていません」と言う被告人は、はたして有罪なのか、無罪なのか?
放火事件の裁判員に選任された「わたし」は、戸惑いながらも、初めての裁判に臨む――。
プレイヤーは、裁判員という立場で、ゲーム中の裁判を疑似体験します。
シナリオを読み進めていくと、「証人にどんな質問をする?」「他の裁判員の意見に 反対する?/賛成する?/黙っている?」「意見の根拠になる証拠はどれ?」など、選択肢が現れ、この選択肢の選び方で、有罪無罪の結論も変わっていきます。
一般的な推理ものとちがって、このゲームには、「真相」が用意されていません。現実の裁判でも、真相がはっきりわからないことはあります。「もし自分が本当に裁判員だったら、評決で有罪無罪どちらを選んだだろう?」と考えながら、プレイしてみて下さい。
面白かったですね。
独創性は言うまでもないですね、これだけリアルにやってる裁判もの、しかも面白く出来てるゲームは寡聞にして知りません。リアルすぎてもついていけないだろうし、弁護士さんが作ったにしてはうまい塩梅だと思いました(えらそうにすいません)。
真相は裁判のなかにしかない、ということですが、完全無罪ENDはこのメッセージを伝えるためにわざとこういう風にしたんでしょうね。
脇役もいいんですよね。他の裁判員もそれぞれ抱えているものがあり、考え方もあり、そんななかで裁判員として裁判に臨んでいる、っていうのが分かります。けど、完全有罪ENDを出そうと思ったときに、一度全員有罪になったのに最後の最後でグリーンが無罪を入れたのにはブチギレましたね(笑) 「おま、今の話無罪に変える要素なかったでしょうが!!」って。
弁護士会が作ったゲームと聞いてお堅いゲームなのかなと思っていましたが、まず豪華なオープニングムービーで度肝を抜かれました。その後も絵が動いたりいろいろなエフェクトがあったりしてビジュアル面で想像をはるかに超えてきました。
システム面でもかなりの作り込みで感心します。設定項目は多様ですし画面下のメニューも見やすく好印象です。資料がいつでも見返せるなど親切ですしバックログも使いやすく、ここまでシステムの優れたゲームは見たことがありません。
シナリオですが、エンターテイメント性重視のゲームというよりは、法教育を目的としたゲームだということがよく分かるものになっています。「真相は裁判の中にしかない」、重い言葉です。
一つの定められた答えが無いので、推理ものとして期待すると肩透かしを食らいますが、すべてのエンディングを迎えるためには結局全員を無罪や有罪の方向に誘導せねばならず、ゲーム性もあります。
真相は用意されていないので若干もやもやする要素もありますが、それも本作の目的を考えると納得できるものです。
キャラごとの好感度ルートも備える、アンケートに答えるとおまけゲームもできるなど相当の作り込みなので、プレイしてみて損はしないと思います。
面白かったです。
真相がないというのが、もやもやするんですが、
現実とはこういうものなんだろうなってことがよくわかりました。
現状でさえ選択肢の分岐点は多いと思うのですが、
自分の言いたいことや質問したいことなどが、選択肢の中にない
ということが多々ありました。ま、仕方ないとは思いますが。
高校時代、ロングホームルームの時間に、大阪弁護士会から労働に関する法規について学ぶという時間があった。そのときに、その弁護士が奨めていたゲームがこれだ。当時は、見向きもしなかったのだが、このサイトで偶然見つけることになり、また評価も高かったのでプレイしてみた。
白黒つかないところがなんとももどかしい。だがおもしろい。
ゲーム的でないという指摘があるが、それは否定できない部分だ。しかし、現実的であるがゆえにおもしろいところもある。それがこの作品の魅力なのではないだろうか。
また、陪審員が自分の偏見を捨てきることができず、有罪無罪に影響を与えている……という描写がリアルだった。そこがゲーム的な要素として機能しているというのもおもしろい。
法律関係に進みたいと思っている中学生、高校生には是非勧めたい。
そうでなくても、陪審員制度について興味のある人には最適なゲームかもしれない。
自力ですべてのキャラをルートを攻略しようとすると、想定されているプレイ時間(2時間)を大幅に超えることになるだろう。ちなみに自分は10時間ぐらいかかったような気がする。
こういう系統のゲームに興味がある人なら、時間の無駄になることはないと思う。
オープニングの声優さんの声は聞き取りやすく良かったのですが、ノベル形式になりがちで単調でした。
推理モノなので仕方ないのかもしれませんが、もう少し独創性を持てれば良いと思います。
実況動画、公開しました。
母に進められてやってみたら、ものすごいはまりました。
逆転裁判というゲームもありますが、私はこっちの方が好きです(まぁ立場がちがうしなぁ~)
ただ、無罪にしようと思ったら、主人公が、被告人に肩入れしないといけないのが少し残念です
(まぁ、一応一般人だもんな~)
このゲームをプレイしようとしている人に注意点が2つあります。
このゲームは放火殺人を審議していく推理物ですが、このゲームには真相が用意されていません。
この場合の真相とは、「放火殺人を行った犯人は明らかにされず、誰が嘘の証言をしているのかも最後まで解らない」という定義になります。
真相が用意されていない推理物に抵抗や嫌悪を覚える方は、このゲームをプレイされることをお勧め出来ません。
また、ゲーム画面の一つに、「アンケート特典のひとつには「異議あり!」ゲームが。」
とありますが、これはあくまでも「おまけ」。
本編では主人公が異議を唱える場面はありませんし、証人を尋問して、矛盾を暴くゲームでもありません。
某異議あり裁判ゲームとは全くの別物です。
シナリオ・ストーリー
シナリオ自体は良く練られていると思うし、矛盾点は多分無いと思います。
真相が存在しない推理物なのに、ここまでの臨場感と緊張感を生み出せるのは素晴らしいと思います。
また、主人公を含め、6人の裁判員が、一つの事件に様々な意見や感情、考え方を持っているというのが、リアル感を出しています。
惜しむところがあるとすれば、無罪有罪の決まり方です。
かなりぶっちゃけますが、「主人公の発言で被告人を無罪にも有罪にもできます。」
主人公が被告人の無罪の要素を挙げていけば裁判員達は無罪に票を入れる。
主人公が被告人の有罪の要素を挙げていけば裁判員達は有罪に票を入れる。
ゲームとしては当然の結果でしょうが、「裁判員と裁判官合わせて9人いる状況で、そのうちたった一人の発言で、被告人の状況が左右される状況」は、現実的にはちょっと有りえないのでは?
ましてや、真相がわからないゲームなのですから、「たった一人のせいで、間違った判決にも成りえるのが裁判員制度です」というイメージを植え付けられた気分で、これは裁判員制度をマイナスのイメージに持って行ってしまうのではないかと思う。
グラフィック
画質、演出、キャラクター。どれをとっても無料ゲームとは思えません!(もちろん良い意味で)
特にキャラクター面ですが、事件を共に議論していく裁判員達が見栄えている。
特に、とある理由で無罪や有罪に固着するあの2人は、対照的ながら、どちらも現実性を表しているのではないかと思います。
サウンド
BGMは文句無し!イメージにピッタリです。
でも、紹介動画でボイス有りにしていた部分を本編で聞けないというのはどういうことですかね?
システム
個人的にはストレスなく遊ぶことが出来た。
スキップ機能はやっぱり最高ですね。(二週目以降楽に遊べる)
また、用語解説もあり、とても助かります。
オリジナリティ
フリーで裁判員ゲームという時点ですでに新ジャンルの開拓です。
市販ゲームで裁判員を扱ったゲームならいくつか見ましたが、フリーでは初めてみました。
また、賛否両論ではありますが、「真相の無い推理物」をここまで上手く扱ったゲームも初めてみました。
総評
少しの欠点よりも、多くの利点が目立つ。
何よりも、このゲームを無料でプレイさせてくださった事に感謝です。
最後に・・・全員無罪もしくは全員有罪を狙うなら、攻略サイト見たほうがええで。
裁判員制度について学ぶことができる良いゲーム。
弁護士が作ってるだけあって、作中に登場する資料など現実的で面白いと思いました。
ただ、無駄なテキストが非常に多く、テンポが悪い。
そして、現実的であるが故にゲーム的ではない部分が多い。
すべての選択肢を適当に選ぶだけで、有罪、無罪の判決を決められてしまうのは如何なものか……。
途中で投げ出すプレイヤーが多そうなイメージ。
とても面白かったです
すっごく面白かったです!
勉強になりました^^
素晴らしいです。これが無料で出来ることに驚愕しました。
裁判員制度という重い内容も分かりやすく教えてくれます。
ただ、真相がわからないことが少しモヤっとしましたし…でもそれがリアルだな、とも思いました。このゲームを作り上げた人たちに感謝します。
思わずDLしてやってみたが予想以上に面白かった。
プレイ時間も1時間程度なので気軽にできてよかった。
作中の裁判の資料はまとまっていて見やすかったが、他の資料を見たいときに一度元の画面に戻らないといけない点が少し煩わしかった。
個人的にはやっぱり「答え」がほしいなぁと思ってしまうけど、このゲームの趣旨は謎解きじゃないからまあしょうがないんだろう
ただ結末に至るまでの流れは自然だし、臨場感もあるし、とても面白い。素人でもわかりやすい内容なのもグッド。
あと前述のとおり「答え」がないから「こうしないといけない」って無理に頭を使う必要もなく、自分が思うとおりに物語を進めればいいというお手軽さもある(違うEDを見るためにはフラグ立てが必要だけど)
自分がわからなくても他のメンバーがきちんと議論してくれるしね
とにかく予想以上に面白いです
無料だし、とりあえずプレーしてみては?
とても面白かったです。勉強になりました。
特に真犯人が用意されていないところが裁判シュミレーションならではと感じます。
普段ゲームでラストにもやもやするのが嫌な方ですが、実際犯罪の真実を見ることができない裁判員は、こうやって審議していくしかないのだな、裁判員って怖いものなんだなと思いました。
フリーゲームでこんなにしっかりと作って下さって感謝しています。
流石大元が金を持っているだけのことはある。
と言うと嫌味な言い方になりますが、実際無料とは思えないような教本ゲームです。
あまり馴染みがなく固いイメージを持ちがちな裁判と言う題材を、分かりやすく噛み砕いて説明してもらえ、やり終わると少し賢くなった気分になれます。
選択肢までのログスキップやクイックセーブ・ロードも完備。
裁判ネタだけではなくNPCの好感度ルートも備える等、そこまでやるのか!弁護士会!と思わずツッコミながら、非常に楽しませていただきました。
今では現実と変わってしまった部分もあるのかもしれませんが、やっておいて損はありません。
私自身、裁判員の連絡が来たことはありますので、身近なことなのだと思います。
手続がていねいに描かれていて、真相がわからないところもふくめて、リアルでよかったと思う。色々考えさせられた。
あと、アンケートに答えてもらえる「異議ゲーム」が、お手軽だけど面白い。
異議あり!って実際にはこういうルールで言うんだというのがわかった。
システムが快適なのもよかった。
完全一致有罪・無罪エンドの描写にはゾクリとしました
好きなキャラクターは緑橋グリーンです
とにかく面白いのに無料です。
有罪×無罪と同じ題材ですが、このゲームには明らかな真犯人が用意されてないのが考えさせられます。
絵もきれいで個性的なキャラクターも多く、専門用語の解説もあります。
教養が学べてエンターテイメント性もあるので若い人に是非勧めたい作品ですね。
面白かったが、真相が明らかにされないのが残念。
被告人を無罪にしたはいいけど、じゃあ犯人はだれなの?って疑問が残る。
モヤモヤする。
面白かったです
裁判員の参考にもなると思うし、ゲームとしても飽きずにやれる良作品。
「無料」には驚いた
俺としては今まで遊んだ無料ゲームでは一番の作品
面白かったです。
DSの名作「有罪×無罪」が好きだった人なら楽しめると思います。
ただ、結末が用意されていないのは残念。
あくまで裁判員の疑似体験が目的なのかもしれませんが、
そこは単なるゲームだと割り切ってほしかったな。
プレイし終わった後ちょっとだけモヤモヤが残ってしまった。
グラフィックはとても綺麗でよかったです。
ただ裁判員がテーマのゲームにしてはちょっと軽いような。
どうしても「有罪×無罪」と比較しがちになってしまいますが、
この作品自体は本当によくできた作りだと思います。
これで無料だというのは本当に驚きですし太っ腹だと思います。
これって実況動画大丈夫なんですかね?
「裁判員物語」というよりは「裁判員シュミレーション」と言った方がしっくり来るゲーム内容。
OP・EDムービーが用意されていたり、ボタンを押した時の効果が作りこまれていて
商用ゲームに引けを取らない、かなり凝った演出の豪華な出来になっている。
テキストに一か所「コンビニ」とするところを「コンンビニ」になってしまってる部分を発見。
無罪だという結論に達しようと思えばあらゆる証拠が無罪として筋の通るもののようにも思えるし、逆もまた然りで有罪だという結論に達しようと思えばあらゆる証拠が有罪として筋の通るもののように思える、という感じがして面白い作品でした。
ちなみに私は1回目は無罪派であり結果・無罪でしたが、2回目に有罪を目指してプレーしてみるとやっぱりこいつ犯人なんじゃないかという気がしてきつつ、やっぱり無罪だと思った理由も捨て切れないなぁなどど、最終的にそういう構成のゲームなのだと結論付けて悩むのを止めました。
しかし現実問題もそうで、白だと思えば白だと思えてくるし、黒だと思えば黒だと思えてくるものなのかもしれません。真相が解らないことで、逆にそういう点を深く考えさせられる作品なのかもしれません。
裁判員裁判をモチーフにしたアドベンチャー。
弁護士会の方が手掛けたとあって内容はリアル。
疑似体験を目的としており難解な語句も一般の方にも分かりやすく説明されており、
かつ重くなりがちなテーマの中、キャラクターも一般市民目線で書かれているので
親しみやすい丁寧なつくりとなっています。
紹介文にもある通り、このゲームには『真相』は用意されていません。
被告人が有罪と断定できる状態なら『有罪』
被告人が有罪と断定できない状態なら『無罪』
としなければいけません。つまり灰色も『無罪』です。
…とは言うものの限りなく黒に近い灰色も無罪なの?
というシコリを残すのも本ゲームです。
真相が明らかにならないまま終わってしまう本作に賛否両論ありますが自分はアリと考えます。
ただ、
真相をプレイヤー側にのみ『伏せる』ことと、
製作者側も真相を『設定しない』ままシナリオを練り上げる、
のでは意味合いも大きく変わってきます。
残念ながら本ゲームは後者のようです(製作者側からそのようなコメントあります)。
被告人が犯人である可能性も、そうでない可能性も考えられるなら、前述のとおり『無罪』ですが、
本作は、
犯人ではない可能性は極めて考えにくく(物的証拠)、
かつ犯人である可能性も考えにくい(心理描写)、
と『解のない』状態から判決を下さなければならない葛藤があります。
ここに製作者が真相を設定せずにシナリオを練り上げた歪みが出ていると思われます。
最後に。
検察側の方が有罪の立証責任があるとはいえ、弁護士側の主張はどうも心許ない。
検察側が論理立てて物証を挙げてゆくのに対して、
弁護側の主張は無罪の証明はする必要ない、矛盾点の指摘のみすれば充分と決めてかかっているのか、
どうも発言もプレゼンも検察側と比べて質・量とも見劣りしています。
被告人を無罪にするには、本来中立の立場である裁判員(つまりプレイヤー)が
必死に被告人に肩入れしないと(聞くべき質問をわざとしないなど)、無罪を迎えられない展開となっています。
これはちょっと戴けないです。
重いテーマを扱ってるにも関わらず、それを負担に感じることはありませんでした。
この内容でテンポがよいことやキャラ達の掛け合いのうまさには関心します。
裁判の重みや制度を伝え、かといってゲームを楽しませることも忘れない・・・
ゲームとしても裁判員制度の教科書としてもとても優れている素晴らしい作品です。
ニンテンドーDSの隠れた名作「有罪×無罪」を参考にして作ったと思われる。
軽妙な会話でテンポがよく、裁判の説明も分かりやすい。
ゲーム性も「有罪×無罪」と似ており、論議に参加している感覚が味わえて面白い。
エンディングの種類やキャラの好感度イベントなどわずかながらやり込み要素もあり、
裁判員制度を扱う珍しいゲーム。
本職の方が作られているということで大変勉強になるし、面白い。グラフィックやシナリオも丁寧なつくりで、おまけも充実しておりとても良いゲームだった。
ただ、有罪・無罪に関するハッキリとした解答が出ないので(それがこのゲームの主軸なのだろうが)これはゲームなので、やはり白か黒かの解答が欲しかった。おまけシナリオは良かったけど、完全一致エンディングの後味はあまり良くなかったのが残念。
この作品は裁判員という現実の決まりを疑似体験するツールであると共に、「人が真実を知りえないからこそ出来る事」を様々な人間の視点で描いたフィクションとしても非常に興味深い内容です。
紹介にもあるようにこの作品においてトゥルーエンド(真実)はありません。クリア後に語られる内容は「有罪・無罪という判決に対する後日談(結果)」であり、真犯人は誰なのかなどといった真相も当然語られません。何故ならそれは人の身では知り得ない事だからです。
この作品では有罪・無罪という結末が、安易な「真相」ではなく人が限られた情報の中で判断し選び取った結論である、そしてだからこそ尊重されるべきものである、という事がとても丁寧かつ教養豊かに描かれており、そこには真実とは何かという普遍的な問いに真剣に取り組む姿勢を感じ取る事が出来ます。
もちろん裁判員の疑似体験という大きな目的や、本職の方から見た弁護士という職業の在り方など、エンターテイメントや社会派的作品の観点から見ても斬新で興味深い内容でした。
グラフィック・サウンド・システムなどのゲーム的な部分の完成度も非常に高く、一つの作品で様々な楽しみ方が出来る素晴らしい作品だと思います。