人は、永遠に動き続けられても、不変ではいられない
◆◇◆ ストーリー ◆◇◆
“冷酷な春”という言葉が生まれた。
すべての人間は永遠に動き続けなければならなくなった。
もし止まってしまえば、永遠に動かない“人柱”となってしまう。
人間は疲労に打ち克てない。
ならば、誰もが絶えてしまうはずだった。
だが、そんな世界を、少年と少女が歩き続けていた。
“永遠に動き続けられる身体”を得て、どこまでも続く歩み。
それは、しあわせな不変のように感じられて――――
◆◇◆ 特徴 ◆◇◆
●シナリオ:選択肢ありの1ルート
1周のみのプレイを想定して、同じ物語でもほんの少しずつ見え方が
違うようになればと思い小選択肢を設置しています。
もちろん、すべての選択肢を網羅していただいても問題はないはずです。
全踏破によるなんらかの解放はありませんが
興味の続く範囲でお楽しみください。
●システム:セーブ機能無し
物語を細かく分割しており、既読部分においては
その冒頭から再開できます。
その代わりに、一般的なセーブ機能はありません。
●雰囲気:少しずつ考え、思い出す
先述のとおり、細かく分割された物語には、それぞれに
「考えること」と「覚えること」のいずれかが含まれています。
難しい考察は要らないように留意しましたので
少しずつ考え、いくつかの場面で思い出してみてください。
◆◇◆ 各種情報 ◆◇◆
●作品名
「春に生きれば」
●原作
「止まれなくても、またそばに」
雪原たかし
●スクリプトエンジン
Light.vn(http://lightvn.net/)
●素材元(敬称略)
○立ち絵
miryuu(http://mirica.web.fc2.com/)
○背景
誰そ彼亭(http://may.force.mepage.jp/)
ぐったりにゃんこ(http://guttari8.sakura.ne.jp/)
きまぐれアフター(http://www5d.biglobe.ne.jp/~gakai/)
○UI
びたちー素材館(http://www.vita-chi.net/sozai1.htm)
○BGM
H/MIX:秋山裕和(http://www.hmix.net/)
音楽の卵(http://ontama-m.com/)
魔王魂(http://maoudamashii.jokersounds.com/)
煉獄庭園(http://www.rengoku-teien.com/)
Senses Circuit(http://www.senses-circuit.com/)
○SE
効果音ラボ(http://soundeffect-lab.info/)
効果音辞典(http://sounddictionary.info/)
魔王魂(省略)
無料効果音で遊ぼう(http://taira-komori.jpn.org/)
●フォント
はんなり明朝(http://typingart.net/)
●動画編集ソフト
aviutl(http://spring-fragrance.mints.ne.jp/aviutl/)
●画像編集ソフト
Corel PaintShop Pro X7
●シナリオ・スクリプト・素材加工
雪原たかし
●制作
Snow Ground
◆◇◆ 権利・許諾・禁止関係 ◆◇◆
●権利
今作の諸権利は雪原たかしが保有・管理しております。
各素材の著作権は素材元が保有しております。
●許諾
今作に関する情報は、雪原たかしが個人サイトまたは今作の作品サイトで
すでに公開している範囲内であれば、自由に公開していただくことに
問題はありません。
実況・記事紹介に関しては、雪原たかしへの事前申請と許諾は必須ですが
禁止はしません。
公開範囲に関して不明な点があれば僕のほうまで確認を取りにお越しください。
●禁止事項
個人・団体を問わず、雪原たかし以外による二次創作物の公開は禁止いたします。
ただし、「公開しない個人の範囲での二次創作」は例外とします。
また、個人の範囲での創作物をお送りくだされば
場合によってはサイト等に掲載させていただきたいと考えております。
掲載にあたっては個人名を明記し、著作権の譲渡は不要とします。
ただし、掲載の如何は雪原たかしに決定権がありますので
予告なく掲載を中止する場合があります。
今作の複製・改変・再配布等、雪原たかしの保有する諸権利を
侵害する行為はすべて禁止いたします。
権利侵害に該当するか疑わしいとお思いの場合は、僕のほうまでご連絡ください。
◆◇◆ 免責 ◆◇◆
今作の物語は現実や実際とは関係がありません。
当方は今作によって生じるいかなる損害に対しても責任を負いません。
ver1.26でクリア。
┌───────────────┐
│ はい │
└───────────────┘
┌───────────────┐
│ 決まってる │
└───────────────┘
●シナリオ
センチメンタルフィロソフィーストーリー。
世界観、テーマをキャラの会話、心理描写から感じ取れる話が魅力的。
難しい言い回しなのですが、詰まるところシンプルなことを小難しく言っているというか。
回りくどい会話の駆け引きは面白く、冗長さを感じず読めました。それ故に、たまにストレートな言葉がコントラストが効いていると思いました。
考えさせられる感じでした。大きな感動というより、じんわりと残る感じでしょうか。
ただ、ラストどうしてあんなことが(能力的に)可能だったのか読み取れませんでした。
後、気になったのが、1部、2部と二、三会話した長さの場面を細かく分けているのが、何か理由あるのでしょうか。(幕間の演出で少し間が空くので、若干テンポを阻害している気もします)
短いシーンごとに意味があるのだとすれば、数字で表すより「記憶」、「傷痕」など言葉にした方が印象深くなるかなと思いました。
シナリオ上の必然なのか、それでも別の可能性も観たかった。
●グラフィック
話の展開上、色々な場所へ行きますが、それに合わせて種類も結構ありました。どこか美しさと寂しさを感じるCGがどこか無機質で不思議な感覚でした。
おにゃのこ二人の立ち絵が良い。クセがなくナチュラルな可愛さがある。萌え。
●サウンド
暖かさと寂しさを感じる雰囲気がよく出ていて世界観にマッチしていると思います。
●システム
既読スキップを設定してるのに未読すら飛んでいる気がしました。
バックログで戻れる範囲が少し狭すぎると思いました。
●オリジナリティー
この手のSF設定の作品はたまに見かける気がします。それを哲学っぽく描写しているのは珍しいかなと思いました。
●トータル
退廃的な世界観、人間哲学といったワードに興味がある方にオススメ。
エンターテインメントというより、文学っぽいというのでしょうか。結末の個人的嗜好により総評は星1つ減らしましたが、
とにもかくにもミオカノがかわええ。
プレイしてくださり、ありがとうございます。
ちょうど次のバージョンの作成中ですので、いただいた感想を参考にします。
シナリオのラストですが、科学的な設定よりも永動と不動の二元論を追究したので、科学的な根拠は確かに存在しているのですが、それよりもケメルたちだけの世界における受け取り方を感じていただければ、と考えています。