2025年1月15日、デヴィッド・リンチが亡くなりました。
表現、アート、文化とは何か、闇の中で美しい夢を見ることがいかに素晴らしいか……
すべてデヴィッド・リンチ監督の作品から学びました。
その日が来るのはあまりに早く、突然で、いまだにドーナッツの穴だけしか見えない日々です。
■物語
映画館のロビーで待ち続ける男
老人がゆっくりと歩み寄り告げる
「上映はもう終わりました」と
そして、誰もいない劇場の闇の中へと、消えてゆく女……
■制作ツール
RPGツクールMZ
R.I.P DAVID LYNCH
上映はもう終わりました
ホテルルーム
死者たち
ブラウン管
入り口
ゲームポイント
■プレイ時間
10分程度
■ジャンル
ADV
■開発期間
2週間
最も注目してほしい点、力を入れた点
私は生まれた年の不幸から、ついにデヴィッド・リンチの新作を映画館で見ることは叶いませんでした。
それでも闇の中で夢を見ることはできます。
最後は頭の中でジュリークルーズのナイチンゲールが流れて来た。
映画館の中でスネアドラムの音が聞けたし、ダイアンから電話もきて嬉しかった。
あの沈み込みそうになる音を聞きながら薄暗い一本道をずっと散歩したりすると、だんだん夢みたいに浮遊しそうな感覚になってリンチっぽいですよね。
狂気じみた叫び声が結構怖いくて、かなしい気持ちが伝わってきました。
ものづくりの出発点は、本当に尊敬できる作家と出会えたかどうかというところにあると思います。
そして作家が亡くなっても作品は残るという考え方には私は全く賛同できず、作品の力も段々と失われていくものだと思います。
ただそうして時間が経ったとしても、敬愛していた人のことはいつまでも思い出すのでしょう。
それは作品がではなく、その人の姿がずっと胸に残っているから。