パンを選ぶだけのお手軽パンチョイスゲームです。
選んだパンにより店の進退が決まったり、人生が変わったりします。
「私」はパンが好きな会社員の女性。
「ベーカリーきみきみ」に仕事帰りに必ず来店する常連だ。
ある日、女性店長に新作パンの試食とチョイスを頼まれた。
「私」は1番客としてこの依頼を引き受けた。
*プレイ時間
10分です。
パッとすれば5分、じっくりやっても15分です。
*7個のエンドあり
・何もなしエンド
・炭エンド
・倒産エンド
・イケメン株式会社エンド
・灼熱の太陽エンド
・パンの女王エンド
・ハッピーエンド
ゲームポイント
*プレイ時間10分
*7つのマルチエンド
*可愛くて個性的なパンと仲間たち
15分くらい遊んでエンディング全部見ました。
シナリオは、選んだパンによって、様々なエンディングが見れるのが良かったです。
世間の人々というのは、中傷する為なら手段を選ばない…みたいなエンディングとか、
何て言うか、結局、あのパンは優れていたのかな?
だから、それが気に入らない人たちが適当にケチをつけてパンを無くしたみたいな感じだったのかな?
主人公が、実は、ベーカリーの店主さんが好きで、一緒になれるハッピーエンドが良かったですが、パン屋が一流企業みたいになったりするエンディングとかは、結構、いろいろ考えさせられました。
凄い額のお金が手に入ったりして欲しいものが買えたりするけど本当にそれは幸せなのか?みたいな、メッセージが込められていると感じたからです。
他にも、いろいろな不思議なパンが出ていて、『これ、実際あったら怖いなぁ…』とか、『不思議な話だけど面白い!』と思うこととかも描かれていて、楽しめました。
15分という短い時間の中に、いろいろな事が描かれていて、それを自分なりに解釈しながらプレイする事で、いろいろ学べたと感じ、本当にプレイして良かったなぁ・・・と、思いました。
グラフィックは、看板猫がいるのですが、その猫ちゃんが一番可愛かったですけど、
主人公やイケメン店員さんのいろいろな表情をするのとかが凄く面白かったし、
いろいろな不思議なパンも含めていろいろなパンが出ていて楽しいし、
タイトル画面だけ見ていても、凄く楽しいのが伝わってきて良かったです。
イケメンパンのエンディングの時に、多分、いろいろな人の描いた素材を使用していると思うのですが、いろいろな姿のお客さんが並んでいるシーンが凄く良かったです。
中にはオバケとかもいて、とにかくいろんなお客さん達が一つの商品欲しさに並んでくれている・・・いろんなタイプの人達がそのパンを認め、買いに来てくれるみたいなのが凄く伝わってきて、そういう演出も良かったと思います。
イケメン店員さんも、いろいろな表情をするのが良かった。
パンと触れ合う主人公を描くシーンのグラフィックも、それぞれ、特徴があり、見ていて楽しかったです。
サウンドは、それぞれのシーンに、良く合っていると思いました。
店主さんの声も良かったですが、ネコちゃんやイケメンパンの声も良かった。
クリックすると何度でも声を聞かせてくれるのも・・・
システムは、操作は凄く簡単だし、エンディング分岐も凄く分かりやすくて良い。
クリックするとネコちゃんやイケメンパンの声が何度も聴けるのも凄く良い!!!
独創性は、この作品の制作者様のいつものグラフィックに加え、
様々な人が制作したであろう素材も使用されていたけど、
このパン屋には、本当に、いろんな人たちが集まってくるんだみたいな表現をする為に、
様々な素材を使用したのだろうから、逆に、それが凄く良かった。
物語自体も、実際、有り得ないのでは?みたいなパンが多かったし、
それだけではなく、そういったパンを通し、様々な、考えさせられる事を、多少、面白おかしく書いてる部分もあるかも知れないけれど、そういう事を描けていて、しかも、話が分かりにくいという事は無く、表現も難しい表現でもない・・・。
だから、本当に凄いと思いました。なので、それを踏まえて評価しました。
総評は5点。
正直、他の点は考えられなかったですね・・・
それぞれのエンディングでは、それぞれの面白さやメッセージ性があると感じたし、
グラフィックや演出面やサウンドに関しても、良く考えてあります…
あと、一つ気になったのですが、イケメンパンエンドで、この表現は大丈夫なのかな?みたいなのがあって、調べてみたのですが、どうやら、自分がいかに無知だったか・・・まるで、桃パンのエンディングの心無い人たちと自分が重なったようで、深く反省・・・
世の中には、ゲーム作品というのは沢山ありますが、正直、この作品のように、何らかの知識を・・・しかも、正しい知識を得られる…というのは、本当に凄い作品だと思いますので、
その事に関しても、プレイして良かった・・・とても勉強になった・・・と、思いました。
有難う御座いました。