あの頃、僕らは色んなものに憧れていた。
スポーツ選手、パイロット、総理大臣、医者、お菓子屋、大工、漫画家、ゲームクリエイター、エトセトラ... .........
だけど、その憧憬は月日の流れとともに薄らぎ、いつしか失われていく。
大人と子供では、見えているものが違う。
子供の瞳に映るのは、現実よりも燦然と輝く夢。
大人の眼が捉えるのは、輝いていたはずの夢よりも、くすんだ現実。
そうして、多くの人たちは、かつて抱いていたはずの想いが見えなくなってくる。
だけど、たまに、ごく稀に、子供の視力を保ったまま成長できる人間がいる。
桜山パフォーマンス祭の舞台を観て、大野雪人は一組のお笑い芸人に憧れた。
同時に菜々川かなみは、一組のバンドに憧れた。
それから五年。
十代という時間を消費していく中で、雪人は当時の熱をどこかで忘れてしまった。
それに対し、かなみは今でもなお、その情熱と向き合い、夢のステージを目指して走り続けている。
そんなかなみを雪人は羨ましく思いつつも、だからといって何をするわけでもなく、曖昧な日々を過ごしていた。
そして、高校生になったその日、雪人は江崎巴と出会う。
飛び抜けて整った容姿を持つ彼女は、周囲に冷たく言い放つ。
「それの何が面白いの?」
ある日。雪人はその瞬間を目撃する。
クラスの誰とも交流を持たず、いつも不機嫌そうに窓の外を眺めている、彼女の油断した姿を。
―――江崎巴の微笑みを。
巴の真意を知ったとき、雪人はかつての自分を取り戻していく。
......といった内容のほぼ一本道のビジュアルノベルです。
学園青春ラブコメです。
サイトのトップ絵
ヒロイン1
ヒロイン2
男子もいるよ!
ゲームポイント
・テキスト量およそ700KB
・ほぼ一本道
・ラブでラフな高校生活
[ビューティフルパフォーマー]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 2000 XP Vista
- 制作者
- ENTRANCE SOFT
- 本体サイズ
- 94MB
- Version
- 1.00
- 最終更新日
- 2011年9月 9日
- お気に入り
- 票0票
普段こういうゲームやらないけど
とってもニマニマできました!
文章がくどくなくて読みやすい
お笑いを題材にしたラブコメ?という事でいいんですよね多分。
シナリオ
お笑いを題材にした時点でかなりの勇気が必要だったと思うんですが、しっかり成立させてる辺りが素晴らしい。作者さんはきっと放送室のリスナーだったんじゃないかな、とほぼ確信を持っていえます。
ぶっちゃけ巴みたいな子本当にいたら絶対嫌いになってると思います。まぁフィクションだからね、仕方ないね。
展開は一言、甘酸っぱい、ですかねぇ。山あり谷ありですが、最後は綺麗にまとまってます。
グラフィック
上手い下手はよくわかりませんが、お話にマッチしていてよかったと思います。
サウンド
オリジナルかどうか調べていないのでちょっと判断できないのですが、多分オリジナルだと思われます。かなり印象的で場面場面盛り上げてくれてました。特に所々流れるクール系熱血少女が作品の空気感にとてもマッチしてたと思います。文句なしに星5。
オリジナリティ
題材としては他ではまず見ないタイプですね。
総評
とりあえず面白いノベルを読んどきたい人、ダウンロードしとけ。
「……こんなとき、どんな顔したらいいかわからない」
「恥じればいいと思うよ」(´・ω・`)
シナリオ
ラブコメ青春ストーリー。
物語の構成が上手いのか、会話のテンポの良さ、展開の興味で飽きることなく読み進められる。
一度山場を迎え、区切りとなる箇所があるのだが、ここで終わらせた方が良かったかどうかは悩ましい。
その後の展開が長めではあるが、その分、苦労や試行錯誤する過程があるからこそラストの感動があるとも思います。(前半は割とトントン拍子で進む)
また、目指す場所の舞台としては後半は必須であり、ブランク持ちがいきなり立つには御都合感が強くなるかもしれないので、前半での山場は納得出来る流れとして妥当だったのではないかと思います。
自身の読解力の不足や偏見(好み)のせいかもですが、主人公の挫折感が感じにくかったのと(回想や普段の態度の描写)、挫折するには若すぎるかな、20台でもいいかなと。
後、笑いをテーマの手段としていますが、少々オタクネタが多い印象です。
まあ、このゲームをやる方は大体理解されると思いますが、僕のような半端オタクでも分からないネタもあった為、より誰にでも分かる内容で勝負して欲しかったです。オタクネタで笑いが取れるなら、あの世界の住民はみんなオタクですw
それでも、作中、何度も笑わせてもらいました。
それと、細かいことですが、デリケートな言葉に対して、もう少しオブラートに包んだ表現がいいかなと思う箇所がいくつか。大丈夫か、これと。これは個人的に気にしすぎなのかも知れませんが。
まあ、長く書いてすみませんが、一番言いたいのは、
なんで委員長のシナリオねえんだよ❗❗
グラフィック
廊下と別棟?の教室の背景が綺麗と思いました。
キャラクターは、技術的には分かりませんが(腕や手が小さすぎる?脚が太め?いやこれはエ……自主規制)可愛さのある魅力的な絵柄だと思いました。
ヒロインの表情の変化も惹かれます。
委員長は、手で見えにくいですが、素晴らしいものをお持ちです❗❗
サウンド
日常の曲、シリアスシーンの曲に好きなものがいくつかありました。
中でも「クール系熱血女子」は一番好きです。
切なさと強さ、前向きさが感じられる個人的名曲。
みなさんぜひ聴いてみてください。
なんで委員長のテーマ曲ねえんだよ❗❗
システム
ノベルゲームとして、既読スキップ、変速オート、ログ、音量調節と快適にプレイするに必要なものは揃っていると思います。
クリア後ですが、サウンドモードもあります。
何故分岐システムで委員長のルートがないのか。
オリジナリティー
おそらくテーマは「挫折した少年が夢を取り戻す」ことであり、それ自体は割と普遍的と思われる。(青年でなく少年なのは珍しいかもしれないが)
しかし、その夢が「お笑い」であるのが個人的には、斬新でした。
多いとは言えないまでも今まで作品を観てきて、少なくともコンピューターゲームでそれを扱った作品を観たことはなかったです(実際にあるかは知りませんが)
サブキャラと思わせて、いいんちょを絡めてきたら、オリジナリティー星5つは間違いなかったですがね。
トータル
夢に向かってひた向きにがんばる話が好きな方にオススメ。(ラブコメもあるよ)
主人公に年齢が近い方もそうですが、かつて強く想った夢があった方、夢を目指してる最中、また、挫けそうになってる方にも。
だが、あえてネタバレは伏せないでいいます。
委員長のルートはありません。(ゑ、まさか隠しとかないよね?)
これは、僕のような犠牲者はもう出したくないから。
例えバッシングを受けても言います。
委員長のルートはない。
というか、ノベル党かつレビュアーランカートップの朗氏がコメントしてないのに驚き。朗さん、これ最高っすよー(委員長が)
「わたしのページから抜粋」 Low
My News! : 2017年4月17日 22:30 更新
うお! なんか呼ばれたような^^;
『ビューティフルパフォーマー』 既読です。
Nさんは推薦もの
Dさんは大吟醸もの
で レビュー書かれています。(御本人のHP ブログで)
(お二人のレビュー集を参考にフリーノベルにはまっていったなあ)
単に私の好みの問題でここで感想書かなかっただけかなあ
同じ ENTRANCE SOFT さんの 「アイの答え」は すっごく好きだったし^^
どちらかというと 落語の方が好きです。
『檻演人 ~オリエント~』はFの方に 感想かいてます。
***
ENTRANCE SOFTさま 名前を呼ばれたので 書きこしてしまいました。 すみません。
当方 弊社の 「アイの答え」が ごっつう好きです。何度もDLするほど!
ここに登録されたいたら間違いなく感想書いてたと思います!
2017/04/20 訂正 弊社 → 貴社
今日見たら コメント編集機能がついて びっくり 今までは直せなかったですよね~
でも直すと あとのLow名義でかいたコメントが 意味不明になるので 追記で 訂正と・・・
ああ 書いてしまったこと 失敗を なかったこととするのも ちょっと 考え物のとこあるけど・・・ 便利だ
『おバカな あたし』
朝 読み直してて・・・
「弊社」? ! ・・・逆じゃん
い いや 基本 あやまること多いので つい まちがった・・・
お笑い つう ことで ? と思っても 読み流してください。
朗さん、はじめまして。
夢現様にてフリゲを漁りまくっている者です。
前回はいきなりの呼び掛け申し訳ありませんでした。
やはりプレイ済でしたか。
朗さんの感想も観てみたかったのですが。
「アイの答え」、プレイしてきました。
たしかに、良作でしたね。
ノベルもよく観るので、ノベル好きな朗さんのコメント、楽しみにしております。
それでは、管理人様、作者様、作品に関係ない話題で申し訳ありませんでした。
最初、只の暇潰しで遊び始めたが、思ってた以上にシナリオが面白くてよかった。想像以上に引き込まれた。特に主人公とヒロインが最初、ラブレターを出すような感じで、コントを紙に書いて、机の中に出し合うのもよかった。そして、それから主役とヒロインがお笑いの相方通しになるのもよかった。後、普通に選択肢を間違えずにいけば一本道ルートだが、わざと間違えて、別のルートを選ぶとすぐにバッドエンドになる。バッドエンドは大抵主人公が殴られるパターンで終わる。あれはある意味笑えた。
『お笑い』をテーマにした学園ドラマ
評価が高いので試しにやってみたけれど、非常に面白かった
キャラ設定、人間関係、それを生かしたストーリーテリングがいずれも非常に巧みだと感じた
(ビジュアル面ではもう少し作り込んでもらえればなお良し)
お笑い、エンタメの道を試行錯誤しながら手を携えて進んでいく主人公とメインヒロイン、そして二人に関わってくる主人公の幼なじみ、それぞれの関係は中々に甘酸っぱく見ていて楽しい
メインヒロインは毒舌クールな黒髪美少女がお笑いを真摯に追求しつつ、主人公にデレていく様が楽しい
メインヒロインにとって、そして主人公にとっても良きライバルである幼なじみの存在感も大きい
個人的にはもう一人、サブキャラのクラス委員長の明るく融通無碍な活躍ぶりも魅力だった
ストーリーも繰り返し見せ場を作りつつ、クライマックスへと進んでいき飽きさせない
セリフ回しも見事で、キャラ同士の掛け合いが実に楽しく、会話に『だれた』ところが見当たらず楽しく見ていられる
また、実際に漫才を見せるシーンもあり、その内容もかなり面白かった
本当に脚本を実に練り込んだのだろうな、と思わされる
個人的には、演出と声優に恵まれれば1クールくらいのアニメになっても楽しめると思う
話は違うけれど、背景画に商業ゲーム・同人ゲームで見覚えがあるのがしばしば見られた
それらのゲームと世界観が一緒のように思えてちょっと面白い
とにかく感じたのは作者様が放送室を聞き込んでいたんだなぁという事。
そして笑い、という文字にするのが非常に難しい題材でノベルゲームにした度胸とそれがしっかり形した事に敬意を表したい。素晴らしい作品でした。