ツギハギパズルス
幾多の世界が重なった、とある歴史。長編SRPG
77.3点
【ゲーム概要】
複数の作者が昔に作った自キャラを提供し合い、制作された長編SRPGです。
あらゆる世界からキャラクターが集結し、物語を織り成します。
【あらすじ】
『未来歴史書』――
それは、書き綴る歴史が未来で現実になる魔本。
未来歴史書の力で600年以上の平和が続いた世界、ディオノスクロイ。
しかしあるとき、世界に迫る彗星が発見される。
このままでは彗星が衝突し、世界は滅んでしまう――
ディオノスクロイ全土を統べるユースレイ帝国は、
彗星衝突による世界の滅亡を防ぐため、
未来歴史書に選ばれた4人の候補者達に、
世界を救う未来を綴る使命を与えた。
この時点で、彗星衝突まであと1年。
未来歴史書に選ばれた候補者の一人、『ライチェ=カーウェン』。
世界を救う物語のインスピレーションを得るため二人の幼馴染達と共に
旅をしていた彼女は、ユースレイ帝国から託された未来歴史書の複製本に、
ある願望を綴ってしまう。
すると、複製本はその願いに呼応し、異世界から人間を召喚してしまい――!?
果たしてライチェは、世界を救う事ができるのか!?
- ファンタジー世界から…
- ギャグ世界から…
- ミリタリー世界から…
- 異能バトル世界から…
- 異世界人が入り乱れて戦います
- 戦闘画面。キャラクターが動きます
- 迫る彗星。世界の運命は…!?
- キャンプ画面が大幅強化。立ち絵が追加されました(Ver1.10以降)
このゲームのポイント
・クリア時間30~35時間程度
・ストーリー重視。ADV+SRPGといった感覚で楽しめます
・マウスひとつでプレイ可能
・ストーリー、エンディングの分岐はありません
・序盤はゆるいファンタジー。だんだんシリアスになります
・シミュレーションRPGツクール95作品
注目してほしい点
あらゆる世界から集った、様々なキャラクター達の生き様をご覧下さい。
制作者メッセージ
10代の頃に考えたキャラクターでオールスターゲーム作ってみました。
もはや作者達自身ですらが直視できない、押入れに眠らせた
自筆漫画や小説のキャラクターが大暴れします。
この野良オールスターゲームを、かつて創作を楽しんでいた人、
そして今でも創作を続けている人々全てに捧げます。
もちろん、創作に携わっていない方のプレイも大歓迎!
よろしくお願い致します。
※不具合に関する報告
不具合1:ゲーム画面がディスプレイに収まりきらない不具合が確認されています。
解決法:ゲームの起動に使用する「SRPGEXEC.EXE」アイコンを右クリック→プロパティから、「互換性」タブの「設定」より、「高DPI設定では画面のスケーリングを無効にする」にチェックを入れていただくことで、通常通りゲームが起動いたします(Windows 7、8、8.1の場合)
更新履歴
2016年4月29日
ツギハギパズルス Ver1.13
・第35話キャンプ画面を変更
2016年1月10日
ツギハギパズルス Ver1.12
・ゲーム内の誤字を修正
2015年12月18日
ツギハギパズルス Ver1.11
・『取扱説明書』内のサイトURLの間違いを修正
・『取扱説明書』内に友永 きるく宛メールアドレスを記載
2015年12月1日 Ver1.10 公開
・キャンプ画面にキャラクターの立ち絵を追加
・銀、飯塚OPのイベント絵を全体的に変更または修正
・金剛堂、銀、飯塚、Mr.ジョークの顔グラフィックを一新
・フォルイ、ラゥルの戦闘アニメーションを一部差し替え
・フォルイの特殊技能『雷帝』の性能を変更
・ドラゴンの爪をゲーム内設定に沿うようグラフィックを微修正
・第1話を全体的に微修正
・ゲーム内の誤字を修正、言い回しなど一部修正
・一部BGMをアレンジバージョンに差し替え
・添付ファイル『素材について』内のURL間違い(TOPではなかったもの)を修正
・添付ファイル『取扱説明書』にサイト『ツギハギカーニバル!』のURLを記載
2015年7月29日 Ver1.01 公開
・『確認されている不具合と解決法』をゲームフォルダ内に添付
・『取扱説明書』に制作者名について詳細を追記
・ゲーム内の誤字を修正
2015年7月19日 Ver1.00 公開
ツギハギパズルス
- 対応OS
- XP Vista 7 8
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- シミュレーションゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 制作者
- 友永 きるく
- 制作サイト
- ツギハギカーニバル!
- 本体サイズ
- 302MB
- Version
- 1.13
- 最終更新日
- 2016年4月29日
- DL回数
- お気に入り
- 票5票
このゲームはパソコン用のファイルも提供しています。
ゲームを遊びたい場合は、パソコンからアクセスしてください。
良いゲームだった。個性豊かなキャラクターがどのキャラも余すことなく魅力的に描かれていて、久しぶりに大長編の(S)RPGを夢中になって一気にプレイしたなあ。と思いました。
オリキャラを持ち寄った内輪的な作品にも関わらず全然そこら辺は気にならずみんな味方キャラクターが好きになれたのすごい。違う世界から来た、ってのがちゃんと魔法体系などの違いから描き分けられているのは異世界召喚ものとして上手いですね。時にはそれが状況の打破に繋がったり。(最初のアリスは、同じ世界の知り合いであるオイモでないと食い止められない)
全員キャラクター大好きなんですけど、特に終始好感度が高かったのはランディ君です。
キル君ライチェにバカにされて結局怒っちゃったところからずっと好きです。ここのシーンわかるんだよなぁ、ランディ君が怒るのもキル君がもどかしいのも、ライチェがなんとしてもキルをクズと思い込みたいのも(ライチェ側は師匠との複雑な関係とか聞くとホント心理が複雑そう……単なる思い込みだけではない)
ランディ君は友情的に終始キル君とツンデレかましながらも両想いでしたね。二人とも離れていてもちょくちょくお互いの事思いだしてたのすごく良かった。雪国のカイロのシーンと終盤キル君が奮起するシーンで互いの存在が心に在るの素敵な友情だなあって。
湿っぽさとか怪しさは全然ないんですけど、プレイ後素敵で切ない友情だなと思いました。
(異世界越えた切ない友情はクエイスと師匠もかな。終盤の彼は悲しかった)
元の世界同士のキャラクターも因縁友情愛情と濃いんですけど、異世界キャラ+異世界キャラの横の繋がりも良いものがかなり多かった。
ライチェも言ってしまえば甘いような子なのに、彼女にかかるとプレイヤー自分も終盤の胸くそ展開に負けず、もう少し頑張ってみよう、そういうとこ嫌いじゃないなって思っちゃうのが不思議だった。
っていうかサブ&ディックって正直脇も脇なキャラだと思ってたのに
プレイ後もう三人で結婚してくれ;;;;ってなってるしジャガイモ見るだけで泣く不審者が爆誕してしまった。勝手姫、ってあだ名もライチェって名前もとても大切な贈り物だったんだな。
長すぎるから色々割愛しますが、戦闘難易度も毎回ステージの趣向に工夫があるかつ、普段SRPGやらないタイプの自分でも工夫すれば進めるくらいの難易度で面白かった。終盤になるとセーブ&ロード何度も繰り返しましたが。ラスボスも2時間くらいかかったけど。SRPGってあんまりよい印象なかったんですけど、ほどよい難易度だったらストーリーと上手い事組み込まれる感じでバトルも楽しくやれるジャンルなんだなあって。
しかし金剛堂君は色々と美味しいポジションなキャラだ。銀君なんか毎度毎度戦闘不能にしてごめんなさい。飯塚君にツッコミ以外の見せ場も割と多かったの素敵。ラゥルちゃん、最後良かったね。この作品で最初に惚れたのは、初登場回が素敵だった正志父ちゃんでした。子ども二人の広範囲攻撃、ジョークの再行動化、オイモ・フォルイの耐久、金剛堂・クエイス・ランディラゥルの火力、ヒロイン勢の回復と燃費が良い範囲攻撃、みんな平等に助けられた感じがします。師匠、一緒に戦う期間も一緒にいた時間も少なかったけど好きだったよ。
最後に影の主役ぽてちーたちに敬意を称しフライドポテトを作りながら、キモイ長文終わり!
おししょーが永久離脱しちゃったのが悲しかったのでサブたちが抜けるマップでアリスぶっ倒した記念(18-19レベルまで主人公をきっちり育成すれば打倒可能)
最初から最後まで楽しめました。
読了感が段違いに凄かったです、このゲームに会えて良かった。
テキスト長めなので、物語を読みたい人に。
ダウンロードして一年以上も積んでいた自分を殴りたい、そう思えるほど面白いゲームでした。特にシナリオの良さは、近年遊んだRPG系の中でもトップクラスだと思います。
序盤はギャグや軽いノリから始まり、そしてあるときを境に身の引き締まるシリアスへと流れる。この展開が上手い!
最初の山場を終えた頃には、この物語の結末を必ず見届けてやるぞ!という意気込みすら生まれていました。
そしてその後もテンポ良く回る、笑いと熱い展開のサイクル。特に中盤初期あたりから登場する『赤い変態』のギャグの爆発力と、後半のストーリーには完全にのめりこんでいました。とにかくこのゲームは火力が強い!
プレイ時間は10日間ほどでしたが、その間「家に帰ったらこのゲームの続きができる!」というワクワクにずっと包まれていました。とても満たされた10日間だったと思います。
こちらのサイトのコンテストで入賞したこともあるとのことで、まだプレイしたことのない人、制作ツールが古く敬遠している人にも強く勧めたい一作です。
普通、オールスターゲームなんてものはプロジェクトクロスゾーンシリーズなどに代表されるように、話の筋が無難に作られてしまうものだが、この作品は話を舞台となる世界ひとつに絞って作り込んでおり、のめり込める。
それでいてオールスターキャラ達はそれぞれの行動原理に基づいて好き勝手に動くものだから、非常に生き生きしており、見ていて楽しめる。
元ネタ不明のハンデでここまで新たにキャラを魅せられるのは見事。
スチルは画力こそさほど高くないが、盛り上がるタイミングで随所に挿入されてくる為、視覚面のポイントも高い。
個人的に評価したいのは【強敵】の魅せ方。
特に序盤に現れる殺人鬼の脅威や、後半で信念がケンカを売ってくるタイミング、スピードの演出などは秀逸。一部の敵の強さが際立っているために、本気の彼らと対峙するときの期待度、ワクワク感は並々ならないものがあった。
少し気になったのは、オールスターキャラをいわゆる「ヒーロー」で固めてしまった弊害か、基本的に味方キャラが「いい人」の集団になってしまったこと。
どのキャラも面白く動いてくれるので欠点というほどではないが、リアルを求めるタイプのプレイヤーにとっては抵抗のある展開かもしれない。
総じて、面白い作品だった。ラストは素直に感動した(そして爆笑もしたw)。
シリアスキャラからギャグキャラまでを一箇所に集めて、それぞれの魅力を引き出しつつ、かつ破綻させずに面白く話をまとめるのは大変だったと思う。
それを成した作者さんに賛辞を贈りたい。