魔法戦士コネクターズ!
世界を繋ぎ魔王を倒すCTB形式のRPG
69.0点
■制作ツール
RPGツクールVXAce
■プレイ時間
6~7時間前後
■あらすじ
「魔法戦士様! 助けに来てくださったのですね!」
「は?」
イカルガ戦士学校に通う、14回連続赤点記録樹立者・ワタルは、
ちょっぴりうるさい幼馴染・スミカ、
おっかさんにして潔癖症の親友・ヤマト、
戦士学校のマドンナ・アヤネ、
つかみどころのない首席・クオンの4人と共に、
全く知らない世界「プロクト」に迷い込む。
プロクトでワタルたちは「魔法戦士」と呼ばれ、魔王討伐を依頼される。
はじめは迷っていたワタルたちだが、
自分たちが必要とされることに戦士を目指す意味を見出し、
魔法戦士になることを決意する。
どうしてこの世界に来てしまったのか?
イカルガとプロクト、2つの世界を繋ぐのに必要なものは何なのか?
これは、理想と現実の狭間で悩みながら
魔法戦士たちが"世界"を"繋ぐ"物語。
■システム
戦闘はCTB形式。
全キャラクターが1つのタイムラインを共有する形式です。
敏捷性に依存して行動順が決まる、というシンプルさの中に、
「魔法準備時間」「準備妨害」「コマ数送り・戻し」「行動順ボーナス」といった戦略の幅もあります。
装備経験値を獲得して装備を自由に強化したり、
様々な特殊効果の得られる魔法石を合成したりして、
戦闘を有利に進めるのがコツです。
■制作グループ情報
グループ名:君の旅人
WebサイトURL:http://www2.hp-ez.com/hp/travelersyou
『魔法戦士コネクターズ!』紹介ぺージ:http://www2.hp-ez.com/hp/magicfighter
■その他
この作品は「紅白RPG合戦4」に参加させていただいた作品です。
※2015/12/06 フリーゲーム夢現様から、直接DLできるようになりました。
このゲームのポイント
■戦闘はCTB形式。
■クリア時間の目安は6~7時間前後。
■装備は既成品の購入ではなく自分で強化する。
■装飾品も自分で合成。
■RPGツクールVX Ace RTPが必要です。
更新履歴
--------------------------------------------------------------
2014/12/01 ver1.00公開
--------------------------------------------------------------
2014/12/10 ver1.01公開
・各ダンジョン内の1部の宝箱の中身を変更しました。
・1部のスキルの取得タイミングを変更しました。
・アクターの敏捷性を調整しました。
・戦闘開始時の行動順を決定する計算式を調整しました。
・サブダンジョンの出現に関係するNPCに
「Sub」の文字が表示されるようになりました。
これに伴い「playing manual」の「5.よくあるご質問」に
「サブダンジョン出現フラグが分かりにくい」を追加しました。
--------------------------------------------------------------
2014/12/15 ver1.02公開
・ウターリド氷殿に宝箱を追加しました。
--------------------------------------------------------------
2014/12/15 ver1.03公開
・「防御の魔法石++」のレシピが誤っていたのを修正しました。
--------------------------------------------------------------
2015/01/03 ver1.04公開
・1部のイベントで吹き出しの表示位置が
誤っていたのを修正しました。
・1部の敵の能力値を調整しました。
・1部のスキルの取得タイミングを変更しました。
・エンカウント率を調整しました。
・NPCの誤字を修正しました。
・1部のスキルの説明文が誤っていたのを修正しました。
--------------------------------------------------------------
2015/01/06 ver1.05公開
・『playing manual』の『1.はじめに』の中に書かれている
『8.未解決の不具合・仕様』の項目を更新しました。
・メニュー画面からアイテムを使用するときの処理を変更しました。
(プレイ中に目に見えて分かる変更ではありません)
・「防御」を選択した際に、MPを10回復するように変更しました。
--------------------------------------------------------------
2015/01/10 ver1.06公開
・イベントシーンを追加しました。
・レベルアップ時の最大SPの上昇量を調整しました。
・イベント戦闘におけるイベント発生フラグを変更しました。
・おしまいの部屋にワタルの母親を追加しました。
・メニュー画面からマニュアルを閲覧する際に
1度マップに戻らなければならない不具合を修正しました。
・サブダンジョンを追加しました。これに伴い、
魔物を4体、楽曲を2曲、魔法石を1個追加しました。
--------------------------------------------------------------
2015/01/15 ver1.07公開
・1部の味方のスキルを調整しました。
・1部の敵のステータス・スキルを調整しました。
・敏捷性と運の回避率・会心率・会心回避率・魔法回避率への
影響度を調整しました。
--------------------------------------------------------------
2015/01/18 ver1.08公開
・1部の味方のスキルを調整しました。
・1部の敵のステータス・スキルを調整しました。
・敏捷性と運の回避率・会心率・会心回避率・魔法回避率への
影響度を調整しました。
--------------------------------------------------------------
2015/01/19 ver1.09公開
・メニュー画面のオプションから
戦闘難易度を選択できるようになりました。
これに伴い、メニュー画面のマニュアルの記載に
加筆・修正を加えました。
・1部の敵のステータス・スキルを調整しました。
--------------------------------------------------------------
2015/01/21 ver1.10公開
・「スピア」「癒しの杖」の強化上限値が
誤っていた不具合を修正しました。
・「未解決の不具合・仕様」の項目の記述を訂正しました。
--------------------------------------------------------------
2015/02/01 ver1.20公開
・「material」に『シアンのゆりかご』様を追加しました。
・『White:Island』様が『ほわいとあいらんど工房』様として
移転されたことに伴い、「material」とスタッフロール、
およびサウンドテストの記述を変更しました。
・おしまいの部屋から、追加ダンジョン「五神の間」へ
行けるようになりました。これに伴い、
魔物を10体、楽曲を7曲、魔法石を5個追加しました。
・「魔法取得系」>「ステート系魔法石」に
「無効の魔法石」を追加しました。
・1部のマップの通行判定が誤っていたのを修正しました。
・1部の魔物の魔物図鑑の表記を修正しました。
・1部の装備の誤字を修正しました。
・1部のサブダンジョン出現フラグの表示(「Sub」の表示)を
より厳密にしました。
・攻撃魔法の準備時間と消費SPを調整しました。
・1部のスキルのアニメーションを変更しました。
--------------------------------------------------------------
2015/03/08 ver1.21公開
・ワールドマップでAltキーを押すと
目的の場所へ即時に移動できる
移動画面を呼び出せるようにしました。
・Story3-3において、いないはずのキャラクターが
チャットに参加する不具合が報告されたため、
新たに分岐を付け加えました。
(根本の原因が分かっていないため、再発する恐れがあります。
おそらくこれで大丈夫、という推測での処理変更です)
・1部のスキルの威力を調整しました。
・「未解決の不具合・仕様」の項目を加筆しました。
--------------------------------------------------------------
2015/04/16 ver1.22公開
・1部の通常攻撃属性スキルを使った際に、
状態異常を付与する確率の計算が
正常に行われないことがある不具合を修正しました。
・クリア情報が記録されるタイミングを修正しました。
(目に見えて分かる変更ではありません。)
・誤字脱字を修正しました。
--------------------------------------------------------------
2015/10/12 ver1.30公開
・1部の楽曲を差し替えました。
・画像の軽量化を行いました。
・オプションに戦闘速度を追加しました。
・固有技に待機時間の概念を導入しました。
・1部の敵のパラメータを調整しました。
・ヤマトのEP技「ディアマンテ」の効果を変更しました。
・EP技を使用した際にアニメーションが出るようになりました。
・メニュー画面からスキルを使用した後、
メニューを閉じずに別の画面にいこうとすると
マップ画面に戻ってしまう現象に仮の対処法を搭載しました。
・エンカウント率算出の計算式を変更しました。
・メニュー画面と戦闘画面のレイアウトを微調整しました。
・イベントシーンを追加しました。
・1部の魔法石のレシピを変更しました。
・1部のマップの通行判定が誤っていたのを修正しました。
・アイテムインフォの表示を微調整しました。
・魔法石「全再生率上昇」の効果を調整しました。
・攻撃魔法のダメージ計算式を調整しました。
・回復アイテムの値段を調整しました。
--------------------------------------------------------------
魔法戦士コネクターズ!
- 対応OS
- XP Vista 7 8
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 制作者
- 君の旅人
- 本体サイズ
- 199MB
- Version
- 1.30
- 最終更新日
- 2015年10月12日
- お気に入り
- 票0票
個人的には楽しめました。
リアルな世界観とファンタジーな世界観を組み合わせた雰囲気が自分好みでした。逆に、徹底的にリアルな世界観orファンタジーな世界観を求める人には合わないかもしれませんが……。
シナリオは中盤に大きな種明かしが入ってから、雰囲気がシリアスになります。それでも最後は明るい余韻を残して終わるので、読後感はよかったです。
盛り上がる場面の演出が好きです。BGMの入れ方、「Push Enter Key」の表示。気持ちがキャラクターとシンクロできました。
ダンジョンは程よい広さで迷いにくいです。しかし謎解き要素があるため飽きませんでした。解き方が分からなくても、チャットでキャラクターが教えてくれるので助かりました。
チャットで見られる会話が好きでした。アイテムをくれた時はラッキーと思いました。本筋がシリアスな時はチャットでの会話も少なくなる演出がよかったです。
戦闘は簡単でサクサク進みました。もう少し難しくてもよかったのかなと思います。素材のドロップ率の高さ、レベルアップのはやさも相まって、メインであるシナリオをサクサク読み進めていけました。
人を選ぶ要素が強い部分もあります。序盤のゆっくりさ(必要な描写ではあるのですが)、NPC(個人的には中盤の曇天返しに一役かっていると思いますが)、中盤の曇天返し(タイトル通りの終始明るい展開を望む人には合わないかもしれません)など。
気になる点が全くないわけではありませんが、テーマはしっかりしており、キャラクター全員に見せ場があり、詰まらないように工夫されている、よくまとまった作品だと思いました。
○シナリオ 3
登場人物達の精神的成長に焦点があてられたストーリー。
中盤に小難しい設定が出てくるのだが、人によっては深く考えると突っ込みたくなる部分があるかもしれない。
その設定は精神的成長を書きたいがための設定で、作者自身あまり深い理屈は考えていないのだろう。
設定に関して1から10まで説明してほしい人やじっくり考察するタイプの人は、説明不足感を感じて違和感を抱くかもしれない。
逆に盛り上がるシーンの演出はできている。いわゆる「勢いで持っていく」タイプの演出はうまい。
細かいことを気にせず王道展開を楽しめる人には向いていると思う。
また敵味方含めて個性的な人物が登場する。
特に味方勢5人は、精神的成長というテーマ上、悪い部分や暗い部分まで書かれているので、常に正しい存在である主人公が大活躍する話が好きな人や、キャラ萌えしたい人には向かない。
自分は現実離れした超人より人間味のある凡人の方が好みなのでよかったが。
その分人物のリアル感はあるので、「駄目な部分も含めて好きなキャラ」ができれば、本当にそのキャラに愛着を持ってプレイすることができると思う。自分はそうだった。
個人的には楽しめたが、人を選ぶ部分が多いシナリオということでこの評価。
○グラフィック 4
ツクール製なので目新しさはなかったが、全体的には綺麗だったと思う。
マップは木葉が舞い光が差し込むような華やかなマップと、灰色の洞窟のような大人しいマップを交互に入れてくるので飽きがこなかった。
活動拠点となるプロクトは、華やかながらも迷いにくいつくりになっていた。
ツクールの枠内ではあるが綺麗なつくりではあったのでこの評価。
○サウンド 4
素材屋のものを使っているようなので目新しさはない。
極端にイメージに合っていないBGMはなかった。
盛り上がる演出で盛り上がるBGMを挿入する展開が上手い。あと、エンディングで通常戦闘曲のオルゴールバージョンを流すという選曲もいい意味でニクい。
これを踏まえてこの評価。
○システム 4
魔法石(装飾品)の合成や装備の強化などは1度は見たことがあるシステム、という人も多いだろう。
しかしそれらが組み合わさると、雑魚戦闘が大きな意味をもつ。アイテムのドロップ率や獲得金額・経験値が高めで、その雑魚戦闘自体のテンポもよいので作業している感は薄かった。
CTB戦闘はスクリプト素材のものだろうが、画像をあらかじめ用意されているものではなく別のものに差し替えたり、EPというオリジナル要素を入れたりしているので新鮮味があった。
ただ、戦闘テンポのよさが裏目に出ている難易度だったのが惜しい。テンポよく戦闘していくうちに右肩上がりに味方が強くなり、通常エンカウント率・難易度通常で戦うとボス戦がヌルめだった。
面白いと思ったのはチャットシステムで、アイテムをくれたり謎解きダンジョンでは仕掛けの謎解きもしてくれたりする。おかげで詰まらずに進むことができた。ダンジョンで困ったらとりあえずQキーを押せば何とかなった。この手の会話システムは無くても問題のない存在となっていることが多いが、本作では、ダンジョンやボス攻略のヒントを自然に与えるための手段として用いているので有用性が高い。
他にもメニュー画面からいつでもマニュアルが読めたり、魔物図鑑に攻略のコツが書いてあったり、今までのあらすじと現在の目的地が確認できたり、エンカウント率や難易度を調節できたりと、遊びやすくするためのオプションが整っていた。
システム自体は他のゲームで見ているものも多かったが、遊びやすくするためのオプションを面倒くさがらずに作りきった点を踏まえてこの評価。
○オリジナリティ 4
繰り返しになるが、グラフィックもサウンドもシステムも、目新しいものはあまりない。
だが、現代の価値観とRPGの価値観を融合させることで人物の精神的成長を描くというシナリオは斬新だと思ったのと、会話システムをただのおまけ要素として扱うのではなくプレイヤーをサポートするシステムの1つとして機能させている点は新しいと思ったので、この評価。
○総評 4
人を選ぶ部分もあるが、全体的に高水準で整えられている。
難易度やエンカウントの調整ができ、ダンジョンでもチャットという名の謎解き代行システムがあるので気楽に始められる。プレイして損はないと思う。
ただ他のレビューでも指摘されているが、序盤の30分前後はスローテンポなので、今から始める人はそこだけ覚悟しておくといい。
傑作とまではいかないが、纏まりのある良作だと私は思った。
話の導入に時間がかかり少しテンポが悪く感じましたが、本編が始まり魔法戦士をなってからはスムーズに楽しめることができました
細かい評価は星のとおりでとても完成されたゲームだと思いました
ただひとつだけ気になった点をあげるなら、戦闘が簡単で後半は全く苦戦しなかったことです
特にレべリングはせずに進めたのですが、回復などせずにラスボスや各地のボスを倒せてしまったので少し物足りなさを感じました
戦闘関係に、こだわりが見える作品でした。
ただストーリーが1-1、1-2、1-3のように結構細かく区切られています。好みの問題でもあるかと思いますが、始まったと思うと区切られ、また始まったと思ったら区切られとゲームに入り込む前に引き戻される感じで熱中やはまることはできず、そのために、残念ながら序盤のあたりで面倒くさくなってやめてしまいました。
OPの演出は素晴らしく、期待感を持たせてくれただけにちょっと心残り。
グラフィック、操作性、戦闘システム、ストーリー、細やかな配慮諸々、私にとっては最高の作品でした!!!!!