すた☆でび
メルヘンダークなマスコットRPG
75.2点
すたーぴあという魔法の国で、
魔法が使えるまほう族、魔法が使えないけもの族、差別され迫害を受けているあくま族、
様々なマスコットキャラクター達が争うストーリーです。
このゲームのポイント
プレイ時間は約24時間ほどです。
鬱表現、過激表現、暴力表現、性的表現、自傷表現が含まれておりますので、
苦手な方はプレイをお控えください。
ED数は6種類あります(細かい分岐を含めると10種類)。
バッドエンド(2種類)、ノーマルエンド、グッドエンド、ハッピーエンド、真エンドがあります。
セーブデータを分けてプレイする事を推奨します。
レベルを上げ、特定のキャラクターを倒すと見れないエンディングがあるので注意してください。
制作者メッセージ
・個人の趣味で制作したものなので、お手柔らかにお願いします。
・実況、配信歓迎しております。
・誹謗中傷はお控えください。マナーを守ってお願いします。
更新履歴
2023/12/29:V1.00 公開
2024/03/16:V1.01 難易度の変更など
2024/03/17:V1.02 微調整
2025/01/16:V1.03 大型アップデート(新キャラ、新エンドの追加、難易度の変更)
すた☆でび
- 対応OS
7 8 10
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- R-15指定(15歳未満禁止)
- 制作者
- しとう
- 制作サイト
- すた☆でび
- SNS
- X(Twitter)
- 本体サイズ
- 198MB
- Version
- 1.03
- 最終更新日
- 2025年1月16日
- DL回数
- お気に入り
- 票16票
このゲームはパソコン用のファイルも提供しています。
ゲームを遊びたい場合は、パソコンからアクセスしてください。
ゲームの紹介ページには、可愛らしいメルヘンなサムネイルと、それに反する危険描写への警告文が。
この時点で本作がどのようなゲームであるか大方想像できると思います。
しかし、本作はその認識を軽く超えるものを繰り出してきます。
まず初めに、主人公のパートナーが過激な差別者であるところが、本作の特異性を表しています。
さらに彼だけでなく、仲間たちも敵への容赦というものが一切ありません。味方同士の団結も薄く、一人一人の目的が偶然同じ方向を向いているから共に行動する、そんな感じがあります。正義と悪はなく、あるのはそれぞれの立場、生い立ち、そしてそれらから成るエゴだけ。万人の万人に対する闘争。本作にはこの言葉がとても良く似合います。
加えてシナリオも容赦がありません。メルヘンな世界観でありながら、現実での出来事を想起させるイベントが多く、それらが絶え間なくプレイヤーを襲います。特にいじめ、自傷、性暴力の描写が多く、これらのうち一つでも受け入れられない要素がある方は、決して本作をプレイしてはいけません。
上のような要素から、本作ははっきり言って、"嫌なゲーム"であるといえます。
それなのにやめられない、シナリオが進むことによって、状況が良くなる期待などこれっぽちも持てないのに、
先へ進まなければ、結末を見届けなければと思ってしまう。そんな強烈な魅力が本作にはあります。
また、本作のような種族間の対立を描く作品は、作者の主張が強くなりがちなのですが、本作はそれほど感じませんでした。これはそういったことより、作者が対立構造の中で起こる人間の本性を描くことに重きを置いているからだと思います。自分にはこれがとても新鮮に感じました。
自分もそれなりのフリーゲームを遊んできましたが、ここまで強烈なものを手に取ったのは久しぶりです。
本作はSeraphicBlue、Another moon Whistle、タオルケットをもう一度2、鬱夫の恋、すでに私たちは地獄のまっただ中でしたといった、かつての問題作に並ぶほどの作品だと思っています。そして令和にこういった作品が現れたことに、私はかなり懐かしさを感じています。自分はこういう作品がしたかったのだと、心の底から思うことができます。
本作はフリーゲームだからこそ実現可能な作品です。そしてそういった作品を求めている方に是非本作を手に取っていただき、本作の中で展開される"ヒトの形を持たぬ、ヒトよりもヒトらしい生き物"の生きざまを目に焼き付けてほしいと、私は一プレイヤーながら願っております。
※汚物描写があります。片手間に何かをせず、プレイに集中することをおすすめします。
※敵や宝箱から手に入るお金はノミ同然です。街の中で楽に稼ぐ方法を早く見つけてください。
※街は終盤使えなくなります。上記の稼ぐ方法を含め、買い物は出来るうちに買えるだけ買っておきましょう。
※分岐は最終盤までありません、よほどレベルを上げすぎない限りグッドエンドにたどり着けるでしょう。
楽しかったです
重大なネタバレになってしまうのですが
主要キャラクターのとある過去が見られる場所があると小耳に挟みました。この噂は本当でしょうか?
またもし本当であればどなた様か見るためのヒントを教えてくだされば幸いです。
コメント失礼します。
レベル99の状態で仲間達を殺した後、ありっくのところに行く前に左下の道へ進むとキャラクターの過去が見られます。
回答してくださり誠にありがとうございました。無事その場所に到達することができました。
見た目の可愛さと説明のギャップに惹かれて始め、裏エンドまで完走したのでレビューします。
まず初めにゲーム内の警告や他の方が仰られていますように鬱描写や暴力描写が生々しく、スチルも身体欠損や内臓が飛び出す等のものはないもののキャラがリストカットしたりするものはあるのでそのようなものが苦手な方は控えた方がよさそうです。鬱方面とは違うものの公式サイトのキャラ紹介にも姿が載っていますが途中でキャラが一時的ながら人間に近い姿を取るのでそれが嫌だなという方にもオススメできません。
ゲーム部分は目安として序盤の2〜3人目のボスのところまでが戦闘も辛く装備を買うお金もままならないのでこの部分は直して欲しかったなと思いますが、そこさえ乗り越えられれば経験値稼ぎ用の敵が現れるようになりいくらか楽になると感じ、それ以降はそれほど苦労せずにクリアまで進むことができました。
ストーリーとしては確かに重かったり見ていて辛いなと思う部分も多かったですがそれと同時に共感できたりジーンと来る部分も多かったです。またキャラが酷い目に遭ったりするシーンでも絵柄のおかげでかわいそうだけどかわいいとも感じることができました。
グッドエンドまではなんだかんだで素直に報われる終わり方なのでココの部分はオススメできるかなとは思います。ただ主人公のレベルを上げることで見られるエンディングに関しては自分はどれも好みでしたが、Lv50以上のものは考察が捗りそうな描写もありますがメインキャラ以外の子を気に入っていた場合は辛い終わり方ですし、メインキャラの方もメインキャラで……という感じでした。Lv99のエンディングに至っては正直に言ってしまうと救いがない終わり方なのでだいぶ人を選ぶかと思います。
結構辛辣めになってしまったレビューでしたが気になる部分を差し引きしても総合的にはだいぶ満足できました。執筆時点では3作品目の制作途中のようなのでこれからも楽しみにしています。
かわいいキャラクターたちが大活躍するファンタジー…と思わせてかなりの鬱ゲーです。心が弱い方は無理にプレイしなくてもいいと思います。しかしただ鬱なだけではなく、考えさせられる要素もかなりあります。私はこのゲームに出会えて本当に良かったと感じています。好き嫌いはあるかもですが、色んな方にプレイしていただきたいと思っています。