やり込める国王候補育成シミュレーション
主人公は次期国王候補として城に連れて来られはするが、必ずしも国王を目指す必要は無い。
国王になることはあくまで『数あるエンディングの一つ』でしかないのだ。
城には、現国王であるリリアノ、リリアノの甥で主人公のライバルである次期国王候補のヴァイル、リリアノの息子である王子のタナッセ、主人公付き侍従のローニカ、同じく使用人(メイド)のサニャ、
騎士のグレオニー、司書のモゼーラ、神官のティントアなど個性豊かな人物達が登場する。
攻略可能で個別エンディングのあるキャラは、上記の8人+隠しキャラ3人の総勢11人にも及ぶ。
攻略可能なすべてのキャラクターに、友情エンド、愛情エンド、憎悪エンド、裏切りエンド、殺害エンド(!)が用意されており、
それぞれのエンドも友情エンドAバージョン、友情エンドBバージョンのように分かれている。
さらに王になったバージョン、王にならなかったバージョンと分かれているため、エンディングの数は膨大だ。
やり込み好きなプレイヤーには堪らない要素の一つとなるだろう。
一度プレイしただけでは冠を持つ神の手の十分の一も遊んだことにはならない。
一度のプレイ(1周)が2時間程度と短いので、気軽に何周もプレイ出来るのが嬉しい。
何周かプレイしている内に、冠を持つ神の手の丁寧に作られた世界観に引きこまれていくはずだ。
特にシステム的に斬新な物が、プレイヤーが入力出来る『印象度』システム。
キャラを攻略出来るゲームでは『攻略対象から主人公への好感度』があるゲームは珍しくないが、
この冠を持つ神の手には『主人公から攻略対象への好感度』が存在する。それが『印象度』だ。
キャラからの好感度、主人公からの印象度。
この2つの状態で登場人物の主人公への態度が変化したり、選択肢の種類が変わったりする。
好感度と印象度はそれぞれ愛←→憎、友←→嫌の2つの軸で構成され、
そのバランスによって、「愛してるけど気に入らない」「憎いけど気になる」などの微妙な心境が表せるようになっている。
この印象度システムが王城内の人間関係に深みを出すことに一役も二役も買っている。
○主人公の一人称を「俺」「僕」「私」から選べる。
○イベントの直前まで戻り、イベントをやり直せる『イベントバックボタン』。
○ゲーム中にいつでも見られる設定及び用語辞典である、『グラドネーラ辞典』
○クリア済みのイベントやエンディングを確認出来る『イベント一覧』
○ゲーム内のBGMを聞ける『使用楽曲視聴』
などのプレイヤーへの細かい配慮も嬉しく、好印象。
一度でも個別エンディングを迎えたキャラは、そのキャラの他の個別エンディングへのヒントが見られるようになっている。
※オープニングムービーについては現在のFLASH規格の再生環境につき、本体ver1.53より削除されている。ただし公式サイトから閲覧は可能。
このゲームを起動すると、パス名の最後には '>' または '/' を指定してくださいと出てしまい、
プレイする事が出来ません。解決方法を教えてください。
不朽の名作。今やっても十分面白い。
今更ながらにレビューをさせていただきます。
【脚本】一本の小説が書けるほどに、世界設定やキャラ設定が線密に組まれています。また物語展開も非常に豊かです。申し分ありません。
【視覚】派手な演出やボイスなどは一切なく、基本としてBGM(SE)、背景画、キャラ画、文章によって場面場面が表現されています。シンプルさ故に際立つ、適格で豊富な語彙による文章表現に飲み込まれること請け合いです。
【音楽】フリーBGMを利用しているようです。基本的にキャラごとにBGMが設定されていますが、実に適当なチョイスでキャラの印象を際立たせます。
【操作】操作性は何の問題もなく、バグも見当たりません。ゲーム内容として若干のランダム要素がありますが、クイックセーブ&ロードでどうにでもなります。これが面白くもあり面倒でもあります。場合によっては結構時間がかかる要素になっています。そのために有料の攻略支援版もありますが、購入しなくても慣れれば問題ありません。
【独創】独創性の塊です。
【総評】フリゲ界でも5本の指に入る素晴らしい作品です。全体としては女性向けなノベルゲームという印象を受けましたが、男性である私でものめり込みまくりました。小説好き、空想好き、設定厨、キャラに感情移入しやすい人なんかは、このゲームに時間を奪われることでしょう。私はこれで学生時代の夏休みを一つ潰しましたから……。
クオリティはフリーゲーム最高峰といっても過言じゃないと思う。とにかくシナリオの分岐・テキスト集が膨大すぎて一度入ったら最後抜けだせない底なし沼のようなゲーム。もうすでに何十時間も費やしている。
普通の恋愛ゲーとは違い、好感度の他に主人公側からの印象度も設定でき、嫌いな相手には印友をマイナスに振ると実際に忌避判定が発動し、遠ざけることができる。5か月というゲーム内の限られた時間の中でこの忌避判定も上手くつかってイベントを起こしていくのでエンドによってはスケジュール管理が非常に難しく、攻略をみても失敗することがある。リロードは必須。だが、実際にイベントを起こせると達成感は凄まじい。
気に入ったら攻略支援版の購入をオススメしたい。
細かいものを含めたらエンディング数は200を超える大作です
BGMはフリーのものですがイメージにぴったりであります。
脆弱性の問題からオープニングムービーがなくなってしまったことが残念でなりません
深く考えられた緻密な設定とテキストの上手さ。
気にいらん相手をぶっ殺せたり、いじめれたり、はたまた友情エンドとなんでもござれのルート分岐。
キャラ一人を例にすると、友情ルートだと親しみやすい田舎娘。
増悪ルートだと、主人公のことを実は内心で最初から下に見ていて、はーこいつこんな一面もあったのかと、複雑怪奇な人間の内面をあらゆる角度から垣間見れます。
一言でいうと神ゲー。
ただ狙ったルートに行こうとしても、キャラによりなかなかそのルートに行けないというもどかしさもある。あのこ憎たらしいタナッセは一度もSATUGAIできていない。
自分は王ルートとりたかったので有料版を購入しました。
ありがとうございました
good
子供と大人の境界に、そして男と女の境界にいる主人公が、王宮に住まう人々と繰り広げる5ヶ月間のドラマ。
プレイヤーの選択によって、それぞれのキャラクターたちを、ある時は幸せの絶頂に導き、ある時は不幸のどん底へともてあそぶ。
100以上用意されたエンディングは、主人公が5ヶ月で起こす可能性の一つでしかない。
エンディングを迎えるたびに、また新たな可能性を見たくなるのは、私がこのゲームの世界観に魅了されてしまったからだ。
その世界観を表現しているグラフィック、サウンドも秀逸。
恋愛ゲームも育成ゲームも星の数ほど有るが、この作品に似た体験ができるゲームを他に思いつかなかった。
そういう意味で、非常に稀有なゲームだと思う。
最高に面白い!もう100回以上やってる!
グラフィックだけラフ絵なので☆4、でも個人的には好みなので☆5の気持ちでいます。分岐が非常に細かい。こういうゲームだと好きになれないキャラがいることもあるが、このゲームの場合は好きになれないキャラですら楽しめるEDのパターンがある。
数周してキャラなしEDだったからといって「つまらない」と切り捨てるのは気が早いし、
同じイベントでもこちらの気持ちや相手のこちらへの気持ちによって相手の反応が変わったり、同じ選択肢でも相手の受け取り方が変わったりするので「同じイベントの繰り返し」ではない。
無料版で楽しめた人は安いし支援版の購入を検討をおすすめします。相手の感情の動きが見て取れるので更に楽しめます。
さきほど総評の星を押さないまま送信してしまいました。…ああ、平均を下げてしまった…ごめんなさい
すごいです…こんなゲームがあるんですね…
グラフィックは好き嫌いが別れるが、ゲームを進めていくとこの絵だから良いと思えるようになる。
膨大なシナリオ、分岐は一周回って回収が苦痛になるレベルだが、だからこそ飽きが来ない!
システムも印象度システムなどのオリジナリティがありやって損があるとするならば時間を泥棒されるくらいか
今までフリーゲームはコンプリートしたらすぐにアンインストールしていたが、これはずっとデータを残していたいと思うゲームだった。
聞いていたよりも難易度は高くなく、普段から様々なゲームをやっている人にとっては慣れたら楽しめるものなのではないか。個人的にはこれ以上簡単だったらここまで好きにはなっていなかったのではないかと思う。
ランダムイベントを見るためリロードを多くしたが、キーボードひとつで出来るのであまり気にならない。
他のプレイヤーが未だに深くこのゲームを愛していることがわかるのも私がこのゲームを気に入った一因でもある。
素晴らしい作品……なのだが。
なぜ「難易度を高く」したのか、本当に理解に苦しむ。
あまりに煩わしすぎて攻略支援版を購入したが、それでもエンディング攻略に失敗する時がある。
2時間かけて最終日に到達したのに失敗、というのは本当に心が折れる
シナリオ以外の能力値の育成部分は、正直なところ10時間もやったあとは作業でしかなく
EDをあらかた見るだけで100時間以上は軽くかかることを考えると
煩雑な作業が本当に多い
ボリュームの小さいゲームであれば、難易度が高いのも全然構わない
だが、これほどの超大ボリュームを高難易度にするというのは
シナリオを楽しみたいという人々の心をくじくことになるのではないだろうか。
「大長編だからコンプリートが現実的に不可能」ではなく「それに高難易度が付属するから現実的に不可能」
これは個人的には大変残念なこと。
また、システム面では既読スキップが実装されていないのが本当にきつい。
Fキーで文章スキップできますよ
イベントバックやカレンダー他、上部バーで文章のスピード設定など、吉里吉里の標準装備も活用すれば、かなりシステム面では快適なゲームだと思います
プレイし始めたばかりの頃は勘違いしていましたが、このゲームの主な目的は「キャラクター個別EDを見ること」で王になることではありません。
王になるのはEDやイベント差分を回収するためのひとつの手段、もしくは選択肢です。
主人公が誰と仲がいいか、誰と仲が悪いか、誰と恋仲か、果たして王になるにふさわしい能力を持っているか…
そんな様々な条件によって、攻略対象たちの見せる顔も多様に変わります。
周回を繰り返し、以前の周回とは全く違う主人公を作り出すことでキャラクターの意外な一面を知っていくことがこのゲームの醍醐味だと思います。
グラフィックは立ち絵にラフ画が多く使用されていることを考えて星3。
システムはイベントバックボタンがありはするもののリロードを繰り返す場面が多々あったことがマイナスかなと思いましたが、その一方で複雑なフラグ管理からくる手ごたえや印象度・好感度システムの面白さや数値判定の分岐が数え切れないほど仕込まれていることを考えて星4。
シナリオ・ストーリーは文句なしの星5。また、気候、文化、風習など驚くほど作りこまれた世界観に敬意を表してオリジナリティも星5です。
主人公からキャラクターへの好感度をつけていくシステムがとても面白い。
キャラクターの分岐もとても多いのにそれぞれ個性ありで各々必要なキャラなのだなと思う。
話や設定においても後付け感なし◎
選曲もいい。不自然に感じることがない。
やりこみ要素があって飽きません。最高。
ダメだな。好みじゃないわw
フリーゲームで300時間以上やり込んだのは初めてでした。
スマホかVitaで売られても買います!
プレイして損する事はありません、ぜひ遊んでみて欲しいです。
シナリオとしてはありがちな中世ファンタジーに含まれると思いますが、個々のキャラクターに一筋縄ではいかないバッボーンがあり、知れば知るほどやりこみたくなる要素が満載です。
グラフィックはOPムービーを見るだけで素晴らしさがよく分かります。作中でキャラクターが動くことはありませんが、表情が多彩でイベント毎に違う顔に見えるくらいです。
キャラクターごとにBGMが決まっているのと、システム自体が繰り返し中心なので音楽だけでは飽きるかもしれません。ボイスもありませんし。ただ、世界観とは非常にマッチしていると思います。
システムは前述の通り、イベントの繰り返しで、一部のEDを見ようと思うとロード地獄になってしまうこともあります。これは有料の攻略支援版を購入すれば解決されますが、通常の無料版の範囲だと、こういうゲームに慣れていない人やサクサク進めたい人には辛いです。
オリジナル要素の、キャラクターごとに印象度を入力し、それによってイベント内容や選択肢が変わるというのは、やりこみが好きな人にはたまらないと思います。
総評として、始める前にwikiやゲーム内の事典を読んでおくと、展開やセリフの意味がすんなり理解でき、目指すEDも決まって楽しみやすいと思います。自力ですべて進めたい、攻略なんか見たくない、というタイプの人には向いていないゲームです。王になるのも、キャラ個別のEDを迎えるのも、なれるまでは一苦労ですが、一度ハマると何時間でも何十時間でもやり込めるよう、深いところまで作りこまれているゲームです。
人を選ぶ、と言ってしまえばそれでおしまいですが、一度試してみても損はありませんし、ハマるととても楽しいです。
フリーゲームでここまでハマったのは初めてのことだった。
初見プレイでは衛士が気に入ったので追い掛け回したのだが見事にノーマルエンドになってしまった。難しいと感じるのなら攻略サイトを見るといいだろう。見ないでクリアしている人は尊敬する。
ただ、攻略サイトの力だけでは出せない時もあり、少し苛ついてしまった時もあった。しかし、自分なりに考えてあれはどうだろう、この選択肢にしたら…と試行錯誤を繰り返し、出せた時の喜びは何倍にもなった。
好感度を一定以上上げると真逆の感情になる反転システムもよかった。自分も主人公と同じように対象への印象が反転することもあった。
まだまだエンディングを迎えていないキャラもいるのでこつこつコンプ目指してやっていこうと思う。
攻略キャラクターの全てを奪うことも、欲する物全てを与えることも出来るフリーゲーム。
プレイヤーによってストーリーは変幻自在、時には数人を不幸に巻き込み、また幾人かが消える。
名声を上げる手段も正攻法から裏の手段まで多種多様。
通算千回以上クリアしたけれど未だに見ていないイベントを見かけることがある程のボリューム。
他に類を見ないオリジナリティはキャラゲーの最高峰と言っても過言ではないだろう。
数回しかプレイせずにこのゲームを止めてしまう人は、プレイ時のリアルラックが極端に低かったのだろうと思う。それに気をとられて「つまらない」と評価してしまうのは非常に勿体無く思うが、「うまくいかない」と「つまらない」を混同してしまう人には元々向かないゲームなのだろう。
当たり障りの無い会話の裏で、また笑顔の下で上下するキャラクター達のリアルな感情の変化に、楽しみを見出して欲しい。
他の方が仰っていた「リセット地獄ゲームでしょう」にとても共感します
セーブ&リロードの繰り返しプレイ必須でなかった素晴らしいゲームだと思うのですが
・シナリオ・ストーリー ☆5
よく練られていてどちらかと言うとゲームより小説で読みたいかな?と言うくらいの出来。素晴らしい
・グラフィック ☆4
フリーとしては美麗の方に入ると思う
・サウンド ☆3
特に可も無く不可も無く
・システム ☆3
自分は「ゲームは読み物ではない」と思っているので、ゲーム性が薄いのは評価は低めにしている。かと言ってやりこみ要素もあり、遊べない訳でもないので☆3という普通の評価に至った
・オリジナリティ ☆4
ストーリーの評価になるかもしれないが、性別が一定の年齢に達さないと分からないという点など斬新な所はあると思う
・総評 ☆4
グイグイ読ませる作りで飽きは感じられなかった。ただ、王室の友好度の増減など「これどうすればいいの?」と悩まされる場面も多く、攻略サイト見る前提のゲームなのかな?と感じた。自分は女王様に突撃して見事に玉砕しBADEND(?)を迎えたが何故か2週目をやる気にはなれなかった。今回は1周で断念してしまったが、また忘れた頃にもう一回挑戦してみようと思う。
もう200時間はプレイしてる
絵の感じや単調な雰囲気から一度は途中でやめてしまったが、
もう一度はじめ、やりこんでいくうちに攻略支援版を買い、イベントコンプリートする位やりこんでしまった。百週回以上は確実にしている。
独創的な世界観とパラメーターシステムが素晴らしい。人との関係性で愛憎友情多種多様な関係性、エンディングが用意されているというのがとても面白かった。
どちらかというと女性に人気がありそう。だが男性ももちろん楽しめると思う。
評価が高すぎてハードルが上がってたというのはあると思うけど、つまらなかった。
ゲーム性が低い。同じイベントの繰り返し。え? これで終わりなの? って感じだった。
周回プレイが前提のゲームなんだろうけど、面倒くさくてとてもやる気になれない。
ただでやって文句言ってごめん。