とある旅人が「カノン王国」を訪れた。
音楽で栄えていたこの国は「廃音令」により静まり返っていた。
国の有様を嘆いた旅人は音楽による革命を起そうとする。
「魂に響くビートってのはなぁ
くだらねェ法律なんかじゃ消せねぇんだ！！」
・・・
主人公の行動を選択し、仲間を集める育成SLG。
トゥルーENDを目指すには計算が必要。ある意味パズル。
※ゲーム内で「連続」という言葉を使っていますが、
これは「音楽デモ前日まで連続」という意味です。
会話イベント画面
コマンド選択画面
国民情報で仲間条件が
イベントリストで発生条件が
まだ見ぬ仲間
Ｃキーで行動履歴も
F12キーでタイトル画面に戻ります
ゲームポイント
プレイ時間 ：約３０分
エンディング：４つ
イベントのスキップ機能あり
音楽は全てオリジナル
登場キャラは23名（一部は童話がモチーフ）
［fairy song～歌う革命～］の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- シミュレーションゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
Vista 7 8
- 制作者
- じゃ。
- 本体サイズ
- 51.9MB
- Version
- 1.0
- 最終更新日
- 2015年8月25日
- お気に入り
- 票0票
難易度はさほどでもなくさくっと終わるが
癖のない王道なストーリーとマッチしてむしろサクッと遊べる感が良い
休日の時間を持て余し、今日はゲーム漁りだ！と意気込んで20タイトルほどダウンロードしてプレイした中の一作品。
が、その中でも世界観に短時間でグッと引き込まれ、たくさんのゲームの中でもとても印象に残る作品でした。
まず、ダウンロードするきっかけでもある、可愛らしいキャラクター達とグラフィック。
私自身、あまりデフォルメ系のキャラデザインは好んでプレイしないのですが、この作品のキャラクター達は、フリーゲームではなかなかないのでは？と思うくらい可愛らしく、特徴のある子達でした。
作品自体はシンプルなゲームシステムでしたが、トゥルーエンドがなかなか難しく、何度も何度も繰り返しプレイ･･･。
一回のプレイ時間は短くサクッと終わるのですが、試行錯誤しながらだとエンドまで時間がかかり、途中から作業のようになってしまいました。
終わった後は、もっとストーリーが長かったらな、とか、キャラクター一人ひとりを掘り下げてほしかったな、とか、全体的に物足りない感じがして、第一印象がとても良かった為に、残念です。
世界観やキャラクターたちにもっと感情移入できたら良かったかな･･･と思います。
ただ、作者さんの世界観やグラフィック、作中の音楽が凄く好みの上、優しさや愛を感じてほっこりとプレイできた、とても印象的な作品でした。
第７回ウディタ―コンテンストで2位を受賞し、好きな作品だったのでコチラでもレビューさせて頂きます。
再びダウンロードし、全エンディングクリアしました。
この作品はトゥルーエンドまで見ないと正当な評価が下せないと思います。
随所に散りばめられた伏線、何故仲間を集める必要があるのか？それらのゲームシステムがうまくシナリオに合致しており、感動的なエンディングを迎えることができました。
しかし本編であるトゥルーエンドまで到達するには多少頭を使う必要があり、途中で投げてしまう可能性もあると思います。
周回を前提としたスキップ機能などはあるものの、一部仕様の分かりにくさなどから、やや『勿体無い』印象を受けます。
しかしキャラクターグラフィック及び作中音楽は作品テーマや世界観にマッチしており、それこそ一冊の絵本を読んだような後味を味わえる作品でした。
名作までには及ばないものの、記憶に残るような心温まる作品です。
次回作などに期待したいです。