魔王の烙印に縛られた者達
とある平行する世界もう一つのありえた物語、烙印という呪縛に抗う者達の物語
彼らが烙印の秘密を知ることで物語は確信に近づいて行く。
不死身の烙印を持つドライズと透視の烙印を持つルドルフは、二人で旅立ち烙印に導かれるように
同じ呪縛に抗う仲間達が集い運命の歯車に巻き込まれていく、長く切ない物語。
彼らは、世界から疎まれる烙印使い魔王への贄に過ぎない、そんな運命すら抗うように彼らは、
自らの意思で立ち上がり生まれた意味…そして烙印に真の力が宿るその時、奇跡は起きる。
鮫獣人ドライズは、貧しいながらもスラムで暮らす面倒見の良い兄貴分。
牛獣人ルドルフは、何処にでもいる明るく優しい青年でお人好しなお節介やき。
熊獣人ルヴィンドは、無口で素っ気ないが道を示す良き理解者で心の芯は熱い保護者。
虎獣人リディは、どこか不思議で掴み所のない性格だが持ち前の推理力で彼らの旅路を見守る。
ハイエナ獣人ライエルは、周りに怯えて自身を上手く表現できない少年だが誰よりも正義感がある。
狐獣人テツは、おっとりとしていて天然だが先を見据えていて誰かを護るためなら自らが盾となり護ろうとする。
犀獣人ルードは、どこか胡散臭く面倒くさがりだが嫌われ役を買ってでも、曲がった道を正してくれる。
個性も性格も種族も目的も違う彼らがお互いの道を、支えながら世界の災厄に挑む。