コメント数は2回です
飽き性。RPGやシミュレーション(ストラテジー)が主力。
『ThisTimeOnly -Ash Rain-』へのコメント(2017年4月14日 18:55)
『木精リトの魔王討伐記+』へのコメント(2016年3月27日 11:27)
笑いあり涙ありのストーリーがとても素晴らしい。友人にも勧めました。
無印版をプレイした身ですが、十二分に楽しませて頂きました(プレイ時間33h)。
◆ゲーム性
シンプルなテイストのSRPG。市販ゲームに例えるなら、「アークザラッド」が一番近いか。
最大の違いは戦闘のテンポの速さ。市販のSRPGがもっさり気味の物が多い中、本作はぶっちぎりの速さを誇ります。
◇秘石合成
合成のためのアイテム集めは若干面倒な気もしますが、
作成した秘石を誰に付けるか、もしくは誰に付ける前提でどの秘石を作るか、と考えるのが面白い。
◇ボス戦
無印と比べて大きく変わった所。無印では単騎で挑んできたボスがザコを引き連れていたりする。
これによって範囲魔法を効果的に使ったり、地形を利用して陣形を組んだりと言った戦略性を求められる。
◇難易度
無印と比べるとかなり歯応えのある難易度に仕上がっています(筆者はノーマルでプレイ)。
特に、あるボス達の固有状態異常に苦しめられる事は間違いないでしょう。
◆ストーリー
笑いあり涙あり、そしてコメディありの魅力的なストーリー。
ネタバレになるので詳細は書きませんが、後半の展開が大きく変わっているのでお楽しみに。
◇音楽
選曲が秀逸。各場面と非常にシンクロしており前述とストーリーと相まって非常に引き込まれる。
ボス戦のBGMは非常に燃えます。
◆操作性
筆者はゲームパッドを使用した為ストレスを殆ど感じませんでしたが、
キーボードを使う場合ちょっとテンポが悪くなりそうです。
(マウス操作でプレイされた方、どなたかレビューお願いします。)
ですので、これからプレイされる方はゲームパッドの用意をしておく事をお勧めします。
★総評
何度も言いますが笑いあり涙ありのストーリー。これが最大のウリです。
私的にはかなりのめり込めたので脚本は5点でも足りないぐらい。
視覚については特筆するほど変わった部分は無いので3点。
音楽は選曲が抜群に良かったので5点。
操作性はゲームパッド無しだと若干難がありそうなので3点。
独創はあくまでも王道RPGに過ぎないので3点。
総合評価は4点(実質4.5くらい)。(昔の)商業作品にも引けをとらない出来だと思っております。
最後に。何度も何度も言うがストーリーが秀逸だ!これはプレイしてみないと分からないから、
画面の前の未プレイの君はぜひとも本作を手に取ってくれ!
このような素晴らしいゲームを作ってくれて、本当にありがとう!
☆おまけ:攻略のヒント
秘石構成のコツはキャラの長所を活かす事だ。
例えば攻撃力の高いキャラには攻撃を上げる秘石や反撃などを付ける。
素早さが高く、魔力が低いキャラには素早さを上げる秘石や、
魔力が関係しない状態異常治癒系の秘石や能力上昇系の秘石を付ける。
特定の属性魔法を使ってくるボスと相対する場合は、その属性耐性を上げる秘石を付ける。
どのキャラにどの秘石を付けるかを考えてから合成を行えば、材料を節約する事が出来る。
評価点
・キャラクター同士の会話が人間味に溢れ、時に笑いを誘うこともある。
・ストーリー後半(ネタバレは自粛)の怒涛の展開。
・挿入BGMもシチュエーションとマッチしている。
・キャラの育成で計画を立てることができる(人によっては欠点になり得るが)
欠点
・一部マップの画面が暗く、見づらい(初代ポケモンのイワヤマトンネルほどではないが)。
これはプレイヤーキャラの周りだけ光源が光る仕様にしてくれれば軽減されたかも。
・街などの広いマップで処理落ちが起きる。
筆者のPCのスペックが低めだからだと思われるが、
ツクールVXがデュアルコアに対応していない?のも影響している可能性がある[要検証]。
・誤植が多い
スキルなどの説明が実際の効果と一致していなかったりと、所々に誤植が見られる。
また、先発発動/最速発動などの表記ゆれも見られる(仕様の可能性もある)。
総評
欠点も多いが、キャラ育成の奥深さ、そして怒涛の展開に引き込まれる一作。
個人的にストーリー面は前述の欠点を補って余りあるほどである。
画面が暗いのはちょっと堪えたが、それだけで投げ出してしまうのは非常に勿体無い。
ストーリーを楽しみたいだけなら、難易度イージーを選択することをおすすめします。
この作品をプレイされる方へ一言
キャラの役割は、火力/受け/補助or遊撃と言った具合ではっきり分けておこう。