双鏡遊戯の続編。村おこし目的でUMAを祭り上げる陽炎村。その宿泊プランに釣られた友人に誘われて、神宮燕はその村に宿泊しに行く事に。そしてその夜、燕達は再び大変な混沌に巻き込まれる事になってしまい......。
3シナリオ、30のENDなどボリュームもあり、独特の戦闘システムを備えた本作品。シナリオクリアごとに増える選択肢によって新たな展開も? 今回はファイルに攻略テキストも同封されており、詰まった際も安心です。是非、GOLD ENDまでお付き合い下さい。
*Ver1.0、1.1に於いて、進行ルート次第では致命的バグとも言えるバグが確認されました。現在、サイトのほうでは修正方法を記載したページ及び、当バグを排除したVer1.2を配布中で御座います。1.0、1.1をダウンロードされました方に深く御詫びもうし上げます。
タイトル画面。難易度設定(戦闘時)も御座います。
ほのぼのとした出だしとは裏腹に……?
戦闘シーンは今回も超次元。謎もやや難解?
ゲームポイント
END数は今回も多く、全コンプでおまけシーン?
選択肢式ホラーアドベンチャー
スピーディな操作が要求される戦闘シーンあり(難易度調整可能)
[双鏡遊戯 ~妖かしの村~]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 95 98 Me 2000 XP Vista 7
- 制作者
- みかど
- 本体サイズ
- 11.0MB
- Version
- 1.00
- 最終更新日
- 2011年4月18日
- お気に入り
- 票0票
バージョン1.3でプレイ。
・良かった点:高いリプレイ性。個性の感じられる登場人物。
ボリュームのあるシナリオに豊富なエンディングが合わさり、かなりやり応えのある内容となっています。更に到達したエンディングに応じて新たな選択肢が出現する事で異なる展開や多様な会話を楽しめたり、適宜攻略のヒントが追加されたりと、様々な部分で新鮮さを感じながら2周目以降をプレイできます。
登場人物はいずれも言動の端々に個性が強く表れ、人物の差別化と共に魅力あるキャラクターの創出に成功しています。また豊富な選択肢によって交わされる会話や立ち絵によるビジュアルイメージの付加により、そうした魅力が一層強く表現されています。
・悪かった点:作業的なゲーム性。統一感に欠ける雰囲気。
選択肢は生じる結果を文面から推測できないものがほとんどで、頭を使う余地がない事からロードを多用しての単調な総当たりをせざるを得ません。加えて分かりづらいフラグ判定、既読スキップを多用せざるを得ない構成でありながら効果音や画面切り替え等を飛ばせないといった仕様が合わさり、特に2周目以降のプレイでストレスを感じさせます。
作品全体の雰囲気がホラーとコメディどっちつかずであり、中途半端なまま互いに雰囲気を殺し合っている点も問題です。また文章も3人称と1人称の視点が混ざっていたり、その場にそぐわない妙に硬い言い回しを使ったりと安定せず、こちらも臨場感と没入感を削ぐ一因となっています。
・全体を通して
一般論として、ごく普通の女子中学生が技名を叫びながら素手で大人達を蹴散らす展開と、ある村に秘められた血生臭くも悲壮な歴史を辿る展開とを両立させる事は困難ですし、『怒流鞭乱舞』や『ゴルゴ14』という語句と『罪』や『運命』という語句を同居させる事も困難です。本作はこうした相反する要素のどちらをメインに据えるかを決められないまま作成に至り、作品を構成する要素が互いに長所を殺しあう結果となってしまったように見受けられます。
一方でレベルデザインの単調さに多少の難はあるものの、総じて高いリプレイ性に支えられた豊富なシナリオとエンディングは、プレイ後の大きな充足感をもたらしてくれます。所々に中途半端や荒削りな部分はありますが、作品の隅々まで余す事無く楽しんで欲しいという作者の思いと、それに相応しい物を作ろうという情熱とが伝わって来る力作です。
謎解き重視だった前作を終え、キャラも気に入ったのでDL。
しかしこちらはギャグもバトルも面倒に感じてツボに合いませんでした。
前作も感じたが「4人がすごく仲良し」にはあまり感じない。
なんとなくドライ。
特に竜美は人見知りっぽく誰かと群れたりするタイプに感じなかったので。そんな風に見える彼女達がどうやって仲良くなったのか、友情エピソードなどもっと掘り下げたゲームが見たかった。