消えた級友を追って裏山の洋館に訪れた三人の女子中学生は、そこで不思議な体験と命の危機に直面する事となる。二つの、似て非なる洋館の中で、視点を変更しながら互いをサポートし合い、洋館の謎を解き明かしつつ脱出を試みる事になります。
館に待つ主人公達を襲う未曾有の怪物、謎の記憶、そして......。全てのENDが解き明かされた時、物語は真の大円団を迎える?
ゲームポイント
選択肢式ホラーサウンドノベル
じっくり遊べる幾分長めのボリューム
サウンドは各サイト様から厳選して選んでます
謎解き要素もある戦闘も複数
[双鏡遊戯]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 95 98 Me 2000 XP Vista 7
- 制作者
- みかど
- 本体サイズ
- 9.6MB
- Version
- 1.00
- 最終更新日
- 2011年4月18日
- お気に入り
- 票0票
バージョン2.0でプレイ。
・良かった点:特色ある探索システム。
2つの視点を切り替えて謎を解いて行くという仕様は、本作を印象深く特徴付けると共にゲーム性を高め、「謎を解いて先へ進む」というアドベンチャーゲームの根源的な楽しみを再認識させてくれます。
攻略に関しての情報提供も上手く、例えば入手したアイテムの説明を見る事でその用法を暗示的に提示されたり、敵との戦闘で負けてもファイルに追加された情報を見る事で解決の糸口が掴めたりといった要素を取り入れています。時として言葉足らずだったり雑多な情報の中に埋もれてしまってはいるものの、総じて適度に自分で考える必要性と楽しみを提供した良好なゲームデザインです。
・悪かった点:入り込めないストーリー。ちぐはぐなテキスト。
ストーリー上重要な立場の人物全員の出番が極端に少なく、プレイヤーに興味や思い入れを抱かせるとは言い難いため、それらの人物を軸としたストーリーが他人事のように思えてしまいます。
随所に見られるギャグ色の強いテキストは、シリアスな色の強いストーリーや緊迫した場面の雰囲気を崩し、作品全体にどっちつかずな印象を与えてしまっています。また本編中に散見される作者自身の言い訳じみたコメントも、没入感を削ぐ原因となっています。
・全体を通して
2人の登場人物の視点を切り替えて進むシステムが特徴にして、そこから得られるゲーム性が最大の長所です。「システム面に力が入っている」と言うと、ともすれば内容が重そう、面倒くさそうといったイメージが付きまといがちですが、ひねり過ぎない適度な難しさの謎解き、個性豊かなキャラクターによる軽い会話が主体のテキストといった要素により、そうした懸念を払拭しています。時としてその軽さが裏目に出ているものの、見えづらい部分で練られたゲーム性を出し惜しみせず気前良く遊ばせてくれる作品です。
2つの視点を行き来してゲームを進めるという構成もデバッグも大変な仕様を選択し、それを見事ゲーム性に落とし込んでみせた作者の方の挑戦意識には感服します。ホラージャンルにはあまり手を出されていないようですが、それでも新作を期待せずにはいられません。
鏡のように似た世界で、二手にわかれての謎解き。
グラもとても好みです。
それぞれ個性的ですが、最初は誰がどの台詞を言ってるのかわからなかった…。
謎解き、戦闘ともにPTによっては工夫が必要で面白かった。
全てのENDをコンプしました。
ただ彼女が竜美ちゃんを恨んでるのは完全に逆恨み。
正直、最初に彼女と竜美が接触したとき、
「ヤンデレの百合フラグかな」と大いに期待しちゃいました。
竜美ちゃんいいなあ。
顔に似合わず素っ気無く、ちょっと強気な感じが好みだ。
竜美のキャラで続編か別のゲームもプレイしてみたい。