21世紀の怪盗を誇る、フランス人少年の寸劇アドベンチャー
元怪盗である父親の仕事の都合で、突如フランスから日本へ引っ越してきたフランスの少年怪盗・カーティス。
新天地にて怪盗活動を始める彼の狙いは、東京の博物館に佇む秘宝をかっさらう事。
「怪盗のプロと恐れられてきた父親の厳しい特訓によって身につけた窃盗技術は、どんな警備体制であろうと叶いはしない!鮮やかに盗んでみせるさ!」
……と、舌鋒鋭く意気込んだのもつかの間、日本人離れした怪奇な言動から早々に警察へ目をつけられてしまう。
任意という名の強制連行に慌てふためいていると、突如現れた謎の少女・露切瑠夏が言葉巧みにカーティスの潔白を証明し、逮捕の危機から脱する。
カーティスは自身を善意で救ってくれた瑠夏に感謝し、その美貌と女神のような優しさに胸を高鳴らせつつも、目的の遂行のため、一直線でターゲットの美術館へと向かう。
……そこで、彼女「たち」と衝撃的な再会を果たすことも知らずに。