魔界からの逃亡者が体験した小さな殺人事件・・・。
ワタシは殺人を咎(とが)めに
来たのではない。
人が人を殺める。
今この瞬間も『世界』のどこかで
それは起こっているだろう。
不幸な出来事ではある。
しかし、それはあくまで地上の……
オマエ達人間の問題だ。
ワタシは関与するつもりはないし、
正直に言えばそれほど興味もない。
死んだのが誰であろうとな。
だがオマエがヤツらの手を取り、
その力を用いての殺人だったと
いうなら話は別……。
絶対に逃がさん。
ここで始末する。
■魔界を指名手配中の妖魔イグメンが
主のいない宿で殺人事件に出会います。
「興味がない」「かまっているヒマはない」と言いつつ、
自分でもよくわからないまま
事件に顔を突っ込んでいきます。
果たして、その先には……。
無人の宿を訪れた20人超の人々・・・
駅馬車の中で・・・
楽しい団らんの一時。だが・・・
殺人犯は外へ逃亡したようだ
誰も気づいていない・・・
なんやかんやで追い詰めた!
いつものラストバトル
『無理』『不可能』『例は無い』
いつものおまけと追加シナリオ
追手と対峙・・・
人数が多いのにキャラクター其々の個性が立っていて読んでいてとても面白かったです。
イグメンさんがかっこいいはずなのに妙にかわいく見えてくる不思議。
結末はあのアイテムを入手したことで個人的にとても悲しくなりました……ああなっても持ってたなんて。
登場人物達の生い立ち等をおまけで見ることができ、この人達の主役のお話もどこかで読んでみたいと思いました。
これからしじみさんのほか作品もプレイしたいとおもいます。