主人公が何者で、その周りの人物が何者で、この世界すらどこなのかつかめない。 循環するこの世界でその答えを見つけることがこのゲームの目的です。END,HAPPY END,TRUE ENDの3種類マルチエンディングで、Game overはありませんが、間違えた選択肢を選ぶとある地点まで戻されます。
この物語に登場する謎の少女。
何も書かれていない五線紙
ゲームポイント
<操作方法>
基本的にクリックで操作します。enter/returnでも進めることができます。
[儚い空想は私の現実]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- XP Vista
- 制作者
- 婿末
- 本体サイズ
- 139.5MB
- Version
- 1.0
- 最終更新日
- 2015年4月19日
- お気に入り
- 票0票
面白かった。true→normal→happyの順で見た。
幻想的な背景・音楽に、一瞬で引き込まれた。
システム関連のデザインも美しく、「保存、遡る……現実に戻る」と、細部まで雰囲気を壊さない工夫が素晴らしい。
どのENDにも全て意味があり、ハズレが無い。
一見不可解に見える作中の言葉も、順に示されていくヒントから解釈すればある程度の整合性を探ることができ、考察が楽しい。
それほど長い作品ではないけれど、語りすぎず、黙りすぎず、適切に物語のピースを示していく。
そして最期に行き着くまでにはすべての謎はきちんと明かされる。
本当に上手に練られた構成のように思う。
ストーリー自体も素敵。特にhappyのラストは、演出も相まって最高。
2つほど気になる点。
一つ目。選択肢やシーンの数からして、もうすこしセーブデータが多く保存できるとありがたいかなと思う。
三つ目。ソフトをダウンロードした時に、実行ファイルが文字化けしており、「.exe」のコンマが中点になっていて、名前を変更しなければプレイできなかったこと。
素敵な時間でした。現在自分も実生活でやや循環気味なので、心が癒されるところがありました。
同作者の「さが」もやってみようと思います。ありがとうございました。