【概要】
2006年にリリースされたフリーゲーム
「ふらすと!レヴォリューション」が10年ぶりに
新作となって帰ってきました。
校内モテない男子ランキング1位の主人公に、ついにモテ期が!
……来たような、来てないような……。
彼女たちのこれまでは序章に過ぎなかった……。
前作より数ヶ月後の世界で、世界の命運をかけた本当の戦いが始まります。
3人の個性豊かなヒロインに大いに振り回され、そしてひとつ上の男になってください!
実の妹の水着姿! けしからん! 実にけしからん!
妹とのラブラブ学園祭デート。畜生! 俺と代われ!
妹に近づくDQNの影……。愛する妹を護りヌケ!
タイトル画面です
この手のゲームには珍しく、いろいろと旅に出ます。
困っている人に愛の手を
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ゲームポイント
・本作は体験版ですが、妹ルートは体験版でもエンディングまでプレイ可能です。
・選択肢によるマルチエンディング
【プレイ時間】
妹ルート:3時間(エンディングまで)
同級生ルート:0.5時間(序盤まで)
おねぃさんルート:0.5時間(序盤まで)
最も注目してほしい点、力を入れた点
【見所1】
登場人物が多く、大変に賑やかな話になっています。
ヒロインの他にも、名前のあるキャラにはほぼ全員立ち絵があり、
それぞれがテンションMAXでストーリーに関わってきます。
家族、友人、幽霊、宇宙人、神様、変質者まで、画面狭しと暴れ回る
アクの強いキャラクター達をご堪能ください。
【見所2】
上記の通り、圧倒的な登場人物数にも関わらず、
その中で更に異彩を放つ圧倒的なヒロインの個性の強さ!
彼女たちに大いに振り回され、ひとつ上の男になってください。
本作のヒロインに序列はありません。
それぞれのルートでまったくストーリーが異なる、
実質3本のゲームです! これがひとつのタイトルに!
また、ヒロイン同士の掛け合いも大きな見所です。
【見所3】
架空の地方都市を舞台にしていますが、
香苗編とゆきの編では、なぜかよく東京のいろんなスポットに
出向きます。登場人物と一緒になって「旅情」を
感じてくだされば、と思います。
【見所3.5】
一方、チカ編は劇中二日間、家と学校での出来事ですが、
学園祭を舞台としており、大変に濃密な二日間になっています。
皆様の学生時代を思い出し、学園祭あるある/ねーよ をお楽しみください
[ふらすと! レヴォリューション 2nd Geek 妹まるごと体験版]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- XP Vista 7 8
- DL回数
- 制作者
- でんでろ音波虫
- 制作サイト
- ヨーグルシンジケート
- 本体サイズ
- 184MB
- Version
- 0.92
- 最終更新日
- 2016年1月30日
- お気に入り
- 票0票
天才はいかにして天才なのか
本作はその不可思議な萌黄を感じることのできる作品
この作者が実際に天才かどうかはひとまず置いておくとしても、ゲームをプレイしていくなかで
「ああ、この発想は常人にはとても無理だな」
と感じさせてくれる天然的な才能がかいま見える場面は少なくない
個人的にはこの「天然的」という部分がポイントで、ギャグや下ネタ、メタネタは特に、
「どやww面白いやろwww」的な、作者の計算というかしたり顔的なものが見えるといっきにつまらなくなってしまう気がする
(無論、正統派のギャグは高度な計算によって成り立つという側面もあるのでそれはそれで全然アリなんだけど)
で、本作の場合はその難しい部分を天然的なセンスと勢いのみによって強引に成立させてしまっているように個人的には感じた
そしてそれはこの作者の天才性の部分であると思いたい
要するに才能なのだ
一例を上げると、作中での自然な流れの中に縦読みでの下ネタ、アヤスタイルやメンズナックルのパロディー等々が出てくるのだが、
この手のギャグもたぶん、なにも考えずにぶっこんでみただけなのだろう(実際はどうだか知らないが)
2015年公開のゲームに、水着の場面があるからといって「アヤスタイル」を入れれば面白くなるという発想も(ある意味)すごいけど、作中の空気感としてそういうものに爆笑できてしまうノリを構築できている点は見事と言える
また、この手のゲームにしては珍しく一部に鬱エンドが用意されているのも特筆すべきポイントであるかもしれない
鬱エンドルートは作中で前提としていたリアリズムが、ギャグ漫画の世界からリアルベースの生々しいものへと唐突に引き上げられるので、そういった極端な強弱みたいなものも、本作の良い部分のひとつではある
また、個人的には、このような部分に作者の努力というか技量というか、「センスと勢いだけで適当に作ったものじゃないんだぞ」というような、ある種の本気っぽさを感じることができたような気がする
総評として、とにかく人を選ぶということは前提としても、個人製作特有の荒削りな才能みたいなものは感じることができるので、個人的には良いと思った