■概要
文章を読み進めていくタイプのアドベンチャーゲームです。
分岐あり・ENDは全7種類。
シナリオ構造自体は一本道に近いです。
■あらすじ
早水悠には、人には明かさないある秘密があった。それは生まれつき幽霊を視る能力を持っていること。その能力を忌み嫌う悠は、鬱屈した想いを抱えながら日々を過ごしていた。
ある日、幽霊となって目の前に現れた同級生・新島みちるに、自分を殺した犯人を捜してほしいと頼まれる。みちるは女子高生連続殺人事件の3人目の犠牲者で、最初の被害者が殺されてから数ヶ月が経つが、いまだに犯人は捕まっていない。
渋々依頼を引き受けた悠は、やがて事件の渦中に飛びこみ、様々な人の思惑に触れていく。闇を覗くとき、その瞳に何が映るのか——。
少女たちの友情と成長を描く、想いと狂気のサスペンスADV。
■備考
とくに男性向け・女性向けというわけではありません。
幽明界を異にする
タイトル画面
作中で主だったメンバーが揃った図
主人公の悠。
カウンセラーの先生
事件のあらまし
エンディングリスト
ゲームポイント
・プレイ時間 2~3時間
・制作ツール 吉里吉里
・ドライで面倒くさい女の子と、騒がしくてうざったい女の子が、仲良くなったりケンカしたりします
・全体的にはシリアス寄りな雰囲気
[幽明界を異にする]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- XP Vista 7 8
- DL回数
- 制作者
- 奈落3丁目
- 制作サイト
- 奈落3丁目
- 本体サイズ
- 63.3MB
- Version
- 1.01
- 最終更新日
- 2015年7月 6日
- お気に入り
- 票2票
ベーコンを食べると、パリッとした歯応えとあふれ出す肉汁の旨みが舌に伝わってきた。
※この物語はヒューマンドラマです。
シナリオ
オカルトミステリアスサスペンテッドセンチメンタルショートストーリー。
とあるキャラの心情が変化する過程に於いて、やや急さと過剰さが感じられました。
短かめのシナリオ故かもしれませんが、ゲーム開始時のスタンスに至る経緯が割とあっさり目に回収されるのと、変化の速度と幅が大きい為、おいてけぼり感が少しありました。
変化の流れ自体は自然で、感情移入出来ました。
グッとくるシーンや悩めるシーンがあり、短めの時間ながらエッセンスは詰まっており、テンポよく読み進められました。
後は、リアリティーでしょうか。
事件が三人目な上、主人公の学校で起きたにも関わらず、周囲の描写が弱かった気がしました。
学校側、生徒、警察、一般と(特に警察は学校で会っていない気がしました)事件が起きたことへの反応が感じにくかったです(そこはテーマ上必須ではないのかもですが)
グラフィック
背景は綺麗だと思いました。
キャラは数は少ないですが、クセがなく、割と万人向けの絵柄と思います。
シナリオの性質上かもしれませんが、リアルな表情だったので、個人的には、もう少しデフォルメがあった方がキャラに愛着が持てたかなと思いました。
サウンド
洗濯機の回る音が新鮮でした。
盛り上がるところのBGMは良かったです。
聴ける音楽がいくつかありましたが、BGMは印象に残らない方が良いと何処かのレビューで拝見したので、ゲーム音楽はどうあるべきか悩んでおります。
システム
ノベルゲームを快適にプレイする上で最低限必要と思われる、既読スキップとバックログは搭載。
オリジナリティー
他の方が述べられるように、話はよくあるタイプなのかもしれません。
トータル
切ない物語が好きな方はお勧め。
割と短めの時間でテンポよく読めます。
主人公自身と他者とのやりとり、その経緯が魅力だと思います。
本筋関係ないですが、食事の描写が上手いと思いましたw
鶏のつくねは柔らかい食感ながらも適度に歯応えがあり、濃すぎない程度に肉の味が染み込んでくる。
※この物語はヒューマンドラマです。
プレイさせていただきました。
・シナリオ
女子高生連続殺人事件を切欠に幽霊の見える主人公(女子)と殺人の被害に遭った同級生の女の子の友情アドベンチャー。一応事件解決を主軸に置いているわけだが、サスペンスとして見ると犯人候補が極端に少なく、こいつだろ、と予測を立てるとそのまま正解、みたいな流れになってしまう。ただし実際の所このゲームの主題はミステリー、サスペンス要素よりも幽霊達との交流に重きを置いている感じなので、事件自体が安直でもあまり気にならなかった。底抜けに明るい幽霊達のおかげで雰囲気もシリアスを保ちつつ、そこまで陰鬱な雰囲気を出しまくるわけでもないので、どの層でも楽しめるストーリーだと思う。
・グラフィック
女の子がかわいい。素材かどうかはちょっと判別しないけどキャラの性格に合った絵が配置されていたと思う。
・サウンド
あまり印象に残ってないがノベルゲームの音楽は雰囲気作りなので印象に残ればいいってもんでもないよね。
・システム
ストレス無しでプレイできるレベルのシステム。
・オリジナリティ
事件や幽霊との邂逅というのはお話的には若干ありがちかも。
・総評
楽しめました。私の嫌いなタイプの達観系な性格の主人公と頭が悪そうな感じに明るいみちるちゃんとの対比が面白かったですね。エンディングは7つありますが、急転直下型即BADが5つ。選択肢でラストに分岐するEDが2つあります。全回収するとちょっとしたオマケがありました。ラストの分岐はダークサイドに落ちるかどうかを意識して選べば簡単に両方見る事が出来ると思います。
欲を言えばサスペンスの方をもうちょっと凝ってほしかったなというところ。確かに話の本質としてはサスペンスの質はあまり関係ないんだけど、もうちょっとハラハラする感じがあってもよかったかなと。
謎解きのレベルが自分にとって丁度良く、一気に楽しみました。
現実にもこういう事件ありそうだと思ったので、ホラーといった印象はあまり感じなかったのも良かったです。
推理ものってわりと王道なのかもしれませんが、ストーリーをしっかり読める作品で良かったです。
※個人的に、最初のプレイで正解に辿り着けたこともうれしかったです(笑)
サスペンスとつけられていますが、謎解きは容易な部類でそれを主題にしたADVではないです。
その意味でサスペンス風味くらいな感触でした。
文章はつかえなく一気に読めました。
奇抜さはないものの、安定している感じです。
『坂崎くんに なりたいかなあ。』
ああ いや 彼 ほとんど出番ないんですけどね・・・
彼はなんで 早水悠に 惹かれたのか ただ単に 前の席の女の子だから?
彼には 彼女の見てるものは 見えないのに 聞こえないのに。 彼女との接点なんて・・・
ただ単に気になっただけかもしれないね 惹かれるなんて 最初 そんなもんだ。
ああ 彼 ストーリーには ほとんど噛んでこないから 背景キャラ?・・・--;
彼が気になったのは 僕も早水悠さんに 惹かれたから。 同輩? ^^;
*
早水悠さんのキャラ 好きなタイプなんです。(まあ 僕は間口広いんで たいていの人好きになるんですが たいていの年齢でね。*婦女子に限る!* ・・・^^;)
>『シナリオ構造自体は一本道に近いです。』
そうですね そんな感じです。一気に 行くなら ゲームでなく ビジュアルノベルのほうが良かったのでは と いう感じでした。
あ 私は ノベル党なので テンポ悪くする選択肢が苦手なだけです。参考にしないでください。ゲーム党のかたも一杯いますので。
シナリオ自体は よくあるタイプです。言ってみれば謎解きも よくある・・・ 王道と言ってもいいかもしれない。こおいう場合は文章に惹かれるものがないと 印象に残りにくいものです。
僕の場合は しっかり 早水悠さんに 惹かれました^^ その後の彼女も見てみたい!と 続編は?