――神々の戦国時代。
東洋のある島国に、かつてそう呼ばれる時代があった。
全国各地からやってきた強大な力を持つ妖たちが
この地で何十何百年という永い刻を血で血を洗う抗争に費やしてきたという。
なぜ長きに渡りそのような争いが起きたのか。
それは古くよりその国の各地に『天穴』と呼ばれる
自然気の大規模放出点が点在していたからである。
その国の天穴の規模は世界的に見ても類を見ないほど巨大であり
自然気を喰らい自らの糧とする大妖たちにとって格好の餌場であった。
彼らは自らを神と名乗り、この国に五つ存在する天穴を奪い合った。
争いは凄惨を極め、八百万の神々と呼ばれるほどにこの地に溢れかえった大妖は、
その数を半数以下にまで激減させた。
大地は流した血で染まり決して乾くことはなかった。
そんな骨肉の争いも、やがて終わりを迎える。
神々の戦国時代を勝ち抜き、五つの天穴を神床地とした五匹の大妖は
天穴から溢れる自然気を制御することにより人の住めぬ大地に安寧をもたらし
後世の人々より『五方の神』と呼ばれ讃えられることとなった。
神々は外敵からこの国を護り、人々は神に感謝し供物を捧げた。
人と神が共存する時代は安定し長らく続いた。
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そして月日は流れ――現代。
約300年前に起きた大天災により天穴は崩壊し
糧をなくした大妖たちはことごとく飢餓により死滅し
神に代わり人間たちが栄華を極める時代が訪れた。
人々は信仰を失い、かつてこの地を治めし神々の存在を
もはや過去のものとして忘れ去りつつあった。
――だが、神は滅んではいなかった。
彼女たちは力を隠し、新たな神床地を得て、今もなおこの国に生きている。
かつて天からの啓示を受け、この地を守護した者の誇りと使命を胸に秘め――
オープニング画面
神々の戦国時代
人と神が共存する時代
そして現代へ――
生き残りし古の神々
神々に待ち受ける過酷な運命
ゲームポイント
クリア時間:1時間程度
製作ツール:吉里吉里2/KAG3
MP3音源使用、音声なし
[神生行路]の詳細
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 対応OS
- 95 98 Me 2000 XP Vista NT 7
- 制作者
- 飼育係
- 本体サイズ
- 10.5MB
- Version
- 1.0
- 最終更新日
- 2012年5月 5日
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