時間を題材にした淡くせつない謎解きノベル
外見だけ見るとギャルゲーで彼女とニャンニャンすごす系のゲームかと思いきや(笑)、非常にやりごたえのある硬派かつ奥深いストーリーの良質アドベンチャーゲームです。
ゲーム内での日数は4日。この僅かな日数の中で彼女に秘められた謎を解き明かし、12種類のエンディングの中のたったひとつだけある真のハッピーエンドを目指すことになる。
シナリオがすばらしく。主人公やヒロインとの会話が非常にいい味を出していて、楽しく、感情移入してしまい真のエンディングを見ようとつい何度もやり直してしまうほどだ。どのエンディングを向かえようと、ゲームが終わったあとに「おまけ」の項目がでてきてヒロインが解決のためのヒントをくれるのも再挑戦してしまう、うれしい理由かもしれない。
このゲームは公開終了、もしくは停止しています
昔やった記憶があり、強く思い出に残っています。
ただ文章を読むだけではなく、何度も何度もやり直し、頭を使い、
それでも上手くいかない感じが主人公の気持ちと重なりました。
ようやく謎が解けたとき、他のノベルゲームにはあまりない達成感と感動が味わえると思います。
よく出来たストーリーで、とてもお勧めです。
最初に述べますが、プレイしたのは機能、プログラム、見栄え等改善版のversion1.99.5です。
試行錯誤しながらエンディングを探るのが魅力のアドベンチャー。
なるべく自力で解いた方が感動できるはず。
グラフィックは、時代の『味』か『合わない』と取るかで評価が割れそう。(今風にアレンジすれば、原典派からはコレジャナイ批判が出そう)
オリジナリティーは、恐らくシステム、シナリオ共に他に先駆者はいたかもしれないので判断出来ない。
ただ、当時や現在に至るまで特にシステムを持つアドベンチャーが少なくなっているというなら、希少価値という意味での『レアリティー』は高いかも。
何気にオプションの充実が感じられた。(versionの差違がどのくらいかは分かりません)
基本的な機能は押さえつつ、選択済み色変えや、右クリックの機能割り当てなんてのもある。
既読数や既読率はコンプリート派には嬉しい仕様。フリゲでは珍しいのではないだろうか。
良いツールを使っているのだろう。
何よりシナリオとシステムの相乗効果だろうか。
思考する行動選択とシナリオ展開の変化が楽しい。
会話も楽しく、主人公が面白い。テキストのサイズ、色の変化も演出、キャラ描写を上手く表現していると感じた(シリアスがギャグっぽくなる気もするがw)
各エンド後のヒロインのヒントコーナーも攻略に役立ち、かつモチベーションが上がる。
後は、空気というか、雰囲気が良く感じた。
田舎の写真素材や派手さはないが不思議な魅力を持つBGMが一夏の田舎のノスタルジー、センチメンタル、ミステリアスな物語の世界観を良く表していたと思う。
昨今は、こういうシステムタイプのアドベンチャーは減少傾向にあるらしく、絶滅危惧種に指定されているのだろうか。
ぜひ、後世に残していくと共に、こういった作品が新しく作られることも望む。
とてもよく作り込まれていて、素晴らしいとしか言いようがない。
10年以上も前の作品なのでグラが少し古臭く感じるが、逆に作品の雰囲気に合っていて良い。
製作者さんのあとがきにもある通り、「思考の存在しないノベルゲームではなく、世界に挑戦するアドベンチャーゲーム」を追求した力作でした。
シナリオは、あまり興味をそそられない展開だったので評価3、グラフィックもきれいではありますが若干古臭く(時代設定が1990年ごろなのでしかたないとはいえ)、「このヒロインを助けたい!」という気持ちに全然ならないのはいかんせん問題があると思います。
とはいえ、アドベンチャーゲームとしての面白さは充分。
時間や行動回数に制限がある中で、真相を解き明かすために何度もプレイしたくなります。
いつの間にかシェアウェアの完全版がフリーで公開されてます。
最初は何が何やらわからないまま終わってしまい、2度目3度目と挑戦していくうちにぼんやりと真相に近づいていく。
近づくにつれ、どうにかハッピーエンドへとつなげたいと思うようになっていた。
描写、音楽ともに秀逸で時に悲哀に暮れ、時に奮い立たされ、トゥルーエンディング時の感動はなんともいいがたいものがありました。
実際にプレイしたのはもうかなり前になりますが、未だに記憶に残る良い作品です。
フリーアドベンチャーゲームの古典的名作です。
面向きは恋愛ものですが、中身はシビアなアドベンチャーゲームです。
そこら辺のノベルもののように選択肢総当たりという方針は使えません。
トゥルーエンドを見るには相当に頭を絞る必要があります。
とりあえず色々な方針で複数回プレイして、ENDING時のヒントを見るなどすればやるべきことが見えてくるはずです。
やるべきコトやヒロインの行動など、メモをとるなどして選択肢を能動的に選んでください。
このゲームは与えられたシナリオを読むことではなく、試行錯誤の末に先に進むことが面白いゲームなので、攻略サイトは本当に最後の手段をしたほうがよいです。
最初のうちは、いろいろ苦労するゲームだがその苦労のはてに真のエンディング見たときは、感動と癒しが待っていた。
バッドエンドでもヒントが聞けるので助かるし頑張れました。
プレイ中になんとなく真相が分かる。
でも最後はやっぱり泣いてしまった。
序盤のテンプレ通りのイチャイチャを嫌う人もいるかもしれないが、そこで切らずにぜひ最後までプレイして欲しい作品。