かえりみち~続・その後の世界
その後の世界の、ちょっとした後日談。
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■このゲームについて
ごく普通の、特徴のない短編ファンタジーRPG…の、ちょっとした後日談です。
続編というよりは、DLCの追加エピソードというイメージで作りました。
基本的には、前作『その後の世界』をプレイ済みであることが前提の内容となっております。
相変わらずな内容ではありますが…どうぞよろしくお願い致します。
■操作方法
RPGツクールMVのデフォルト通りです。
特別な操作等はありません。
カーソルキー:移動
リターンキーまたはZキー:決定
ESCキーまたはXキー:キャンセル/メニューを開く
シフトキー押しながら移動:ダッシュ
F4キー:フルスクリーン/ウィンドウ切り替え
- フィールド画面
- 様々な「記憶」を辿りましょう
- 戦闘画面
このゲームのポイント
・想定プレイ時間は4~6時間程度です。
・ちなみにBGMは全てオリジナルです。
制作者メッセージ
■実況などに関して
ご自由にどうぞー、歓迎します!
範囲の制限等もございません!
更新履歴
2022/10/01 Ver.1.20
・戦闘中の、「ソルト」の「気まぐれ行動」の内容を変更しました。
・序盤の一部マップに「地図看板」を追加しました。
かえりみち~続・その後の世界
- 対応OS
- 7 8 10
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- ロールプレイングゲーム
- 年齢制限
- 全年齢
- 制作者
- くぼた牧之介
- 制作サイト
- アザラシの寝言
- 本体サイズ
- 319MB
- Version
- 1.20
- 最終更新日
- 2022年10月 1日
- DL回数
- お気に入り
- 票0票
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前作、【その後の世界】に引き続き、退廃した世界でのお話となります。めでたしめでたしの後日談、という平穏を期待した流れで遊ぶ方は多いと思われます。
しかし今作はそれを、悪い方向で裏切って来てしまいますので、すんなり終わりたい方は前作で完結させておくのが良いと思われます。
但し前作同様大変魅力の高いゲームであるのは間違いありませんので、少し風変わりなRPGが遊びたい方は是非とも遊んでみて下さい。
レビューは前作が好評だっただけに書くか大分悩みましたが、DLして遊んでクリアまでしておいて書かないのも不義理ですので、書かせて頂きます。
ストーリーですが、前作主人公がラストの後でたどり着いたであろうスギナミ付近から始まります。最初こそラーメンを追いかけるほのぼのストーリーっぽさを思わせる、のんびりした風で始まりますが、次第に不穏な空気になり、徐々に前作よりも厄介な問題になってまいります。
前作で解決に導いた平和な場所を潰したり誰かが死んでいたり狂っていたりいなくなったりと、どうも今作を作るがために前作の世界を尊重していない箇所がいくつも見受けられました。
象徴的だったのが、前作エンディングの、二人きりで将来を誓うシーン、という最大最高の見せ場での感動的な場面に、余計なストーカーを混ぜ込んだため、前作のエンディングを経験した方は気持ち悪いストーカーの存在をいきなりねじ込まれ、前作のエンディングの記憶を改竄させられます。
前作二人が平和に導いた村も家も壊されたり殺されたりと、今作を始めるにあたって必要悪だった面もあるかもですが、その手法がちょっとどころではない引っかかる事が多かったのはいただけない点でした。
最後の依頼についても、その後合流とか事情を明かした等のお話が出ていませんので、今作がこうだったのでしこりが残ってしまう意味合いでも、白黒ハッキリとはさせたかった点でありました。
グラフィックは前作同様手書き風の処理が施されており退廃的な空気を魅せてくれます。また画面下部などはパワーアップも図られており、エンディング、真エンディング後の演出も優れていて可愛くて良かったです。
サウンドは前作同様すべてオリジナルで、退廃的でわびしい音楽が薄い色合いの世界によく合います。戦闘曲は今回も秀逸でありました。
システムは前作よりもより改善され、回復ポイントの焚き火の数も増えており、武器も最強の武器を選んで作れたりと優秀で素晴らしかったです。画面下部で呟くシステムも良いポイントでありました。
オリジナリティは引き続いて優秀で、優秀であるがゆえに他の見せ方をしてほしかったものの、これは一妖精の感想ですので、作者さまが作りたかった世界であるならばそれが一番かと思います。
評価点にはありませんが、戦闘については今回はかなりひどかったので書かざるを得ず、システム面でも☆を下げています。相棒のソルトさんは三段攻撃を持つなど高い物理攻撃能力を持つのですが、約3~4割の確率で1ターン戦ってくれません。これが2~4ターンも続くこともままあります。また装備品の種類に限らずどんな装備でも魔法と攻撃を必ず併用し、更に1ターン目はマロンさんが選んだ敵をほぼ確実に攻撃しない、という謎仕様を持っているため二人で攻撃すればすぐ倒せる敵すら長引き余計なダメージをマロンさんが受ける羽目になります。
加えてボス級の敵になると何故か苦手な魔法を連発し役立たずになるなど、基本的にこちらは1.5人戦力で戦わざるを得ません。しかし敵はマロンさんを確実に狙ってきます。序盤で敵が3体+サボりソルトさん発動! なんて日には当然フルボッコにされまくりで目も当てられません。
前作でもリトさんが自動でしたが、彼女は武器を変えればその武器の特性に従い打撃か魔法かで的を絞って戦ってくれました。が、ソルトさんはそんな事をしてくれない上にサボることも多いため、此方が上手くコントロールしなくてはなりません。
特に、序盤のシンジュクに辿り着いた直後が顕著で、この時のレベルは6~8と思われますが、この状態では上述の1.5人システムのせいで一回ザコ戦闘に勝てればいい方で、即座に焚き火に戻るを繰り返すしかありません。
後半でも、最強の爪や銃を装備させても魔法を使いまくるので、両方強い剣や杖を装備させざるを得ず、必然的にマロンさんが装備する品も限られてしまいます。
ソルトさんらしく猫の自由度を採用したと言えばそれまでですが、代償としてマロンさんとソルトさん両者の装備、プレイヤーの自由度、戦闘快適度はかなり下がってしまったと言わざるを得ませんでした。
その対策としてか、前作同様お助けキャラが最初期地点付近にいますので、今作ではコレを使っていくのもいいと思います。
総評としては、シナリオでも戦闘でも前作が良かっただけに今作は…という点が非常に多く、その落差が大きすぎたのは否めません。
ただストーリーとしては、今作でほぼほぼ大団円を迎えられたのは大変良かったので、大きすぎた犠牲は払いましたがハッピーな方向に進んだのは救いでありました。
色々書きましたが、相当の時間熱中してプレイ出来たのは確実ですので、大変魅力の高いゲームであるのは間違いありません。重ねてになりますが、少し風変わりなRPGが遊びたい方は是非とも遊んでみて下さい。
ありがとうございます!
ソルトの動作パターンなど、色々と悪い方向にやり過ぎたかなぁ…と反省点も多く、
色々と申し訳ございません…!
(ちなみに設定上は、ソルトは21分の4の確率でサボります)
最後まで遊んで頂き、大変嬉しいです!