すいぞん

user-pic

コメント数は2回です

  • follow icon0フォロー
  • follower icon0フォロワー

メッセージ

フリーゲームフリークです。ノベルゲームも制作中。
メールアドレス sleepaddict01☆gmail.com
ツイッター ☆sleepaddict01

  • SOLAR MEMORYへのコメント(2016年5月 2日 00:33)

    • 5
    • 5
    • 3
    • 5
    • 3
    • 4

    はじめまして!コメント失礼いたします。
    ネタバレを含んだ感想となりますので、まだプレイしていない方はご注意ください。

    前作、『SOLAR POWER』に感銘を受けてから数年、このサイトで偶然本作を見つけたので、これはプレイしなければ損だぞ!ということで急いでダウンロードさせていただきました。

     前作と本作を比べると、ストーリーの本筋は変わっていないものの、細かい変化が無数にあります。登場人物の名前からベースとなる設定、今作の肝となる推理の場面、そして推理に必要な手がかりまで、さまざまな形に変化しています。そして、この変化がより一層作品に説得力を持たせ、結果としてよりよいストーリーを生み出しているように感じられました。一度作品を完成させながらも、それを変更するのはなかなか難しいのではないでしょうか。前作をベースにしながらも、幾度も練り直しをされたのだと思います。プレイヤーの視点を取り入れて、作品を進化させていくところには、製作者であるヒビキソラさんの柔軟性が表れていると思いました。

     自称”本物の”恵子さん、無茶苦茶憎たらしくなってますね。。。しかも彼女の父親まで……
     ここらへんは、なんだか空が何をしようが、恵子さんが同性同名でなかろうが、変わらない宿命なのだろうなあと思ってしまいます……。恵子さんは彼女を許してやれって言ってますが……。

     まあ、それはさておき。

     コメントが前作との相違点を指摘するのみというのもどうかと思うので、前作、そして今作でも登場した、”太陽”または”太陽のような人”ということばの意味について、ちょっと考えてみたいと思います。
     まず主人公の幸輝についてですが、彼は脳の障害を抱えています。前作よりも、具体的な言及のされ方をしていますね。それによって幸輝は、多分に傷つきながら生きているのだと思います。
     空についても……言うまでもありませんがかなり複雑な過去を抱えていて、傷ついていきていますよね。
     恵子さんも、竹明のおじいちゃんも、それぞれ傷を抱えています。
     作中で恵子さんが指摘してますが、性悪の”佐藤恵子”さんもそうであったかもしれないし、恵子さんを殺した犯人でさえ、その傷を抱えていたわけです。それは生まれつきのものであったり、環境の違いであったり、さまざまな形で表れてはいますが。
     そんな中で、誰が太陽になり、誰が空の言う”夜”のような人になるのか。何がそれを分けるのか。
     この作中でそれを分けたのは、自分の境遇を受け入れることができたかどうか。そしてそれを呪うのではなく、生かすことができたかどうか、という点だと思います。幸輝はその障害を「使っ」て、髪飾りを見つけ出したり、一番大事な推理をした。空はその能力を使って、最も大切なものを守った。恵子さんも、竹明さんも、身を割るような別れを経験しながらも、現実から目を背けずに、それを糧として、家族を守っていました。対して悪い恵子さん(身もふたもない言い方ですが…)や、恵子さんを殺した犯人は、自分の境遇を嘆くばかりで、現実を変えることができなかった。
     ここが、作中で重要なポイントになっていると思います。

     そう考えると、「あなたに太陽は昇りましたか?」という台詞の意味、なぜ幸輝が記憶を取り戻したのかということに対しての、一つの答えが見えると考えました。
     幸輝は、「空と別れる」ということに関して、悲しみはしながらも、止めはしませんでした。それは、空の意志を尊重して、受け入れることができたからこそでしょう。空の意志を尊重したから、受け入れることができたからこそ、それを「なかったこと」にせず、記憶にとどめておくことができた。そう解釈しています。
     空は「太陽」という言葉を、旻、または名前の違う母さんとの日常を指して言ったんじゃないかなと思いますが、少なくとも幸輝にとっては、それは空との出会いであり、別れであり、「記憶」なんじゃないか。そう思いました。
     自らの境遇や、暗い記憶を否定せずに、受け止めて、進む。そういった人間の姿が、この作品では描かれている。そう感じさせられました。

     書き出すと、非常に長くなってしまいました……申し訳ないです。
     ともかく、とても面白かったです!楽しい5時間を過ごすことができました。ありがとうございます。

  • SPIEGEL EIへのコメント(2016年3月15日 21:24)

    • 5
    • 5
    • 5
    • 4
    • 3
    • 5

    ツクールやウディタ製のアドベンチャーゲームは数あれど、これほど面白いモノはあまりないのではないでしょうか。
    グラフィック、サウンド、シナリオ、どれも独特の世界観にマッチしており、飽きを感じさせません。
    特に光るのは演出面でしょうか。効果音やサウンド、一枚絵の使い方が非常に効果的で、圧倒されます。ゲームという媒体そのものを利用した演出も随所に見られ、新鮮さに驚かされます。
    謎解きにも理不尽さがなく、しばらく考えれば答えは導きだせるようになっています。
    ストーリーそのものは抽象的なので、人を選ぶかな。具体的に何かが起こっているわけでもないので、まとまったストーリーや、綺麗に回収される伏線、明らかになる謎などが好きなかたには、あまり向かないと思います。自分でストーリーやセリフの意味を考えるのが好きな人には、とことん楽しく感じられるのではないでしょうか。
    お勧めのゲームです。