囚人へのペル・エム・フル
グラフィック・シナリオ共に練り込まれたホラーRPG
77.5点
エジプト考古学界の権威である考古学者の「土田教授」とその助手「黒江」が、今まで謎に包まれていたピラミッドの地下に眠る真のエジプト文明遺跡を発見する。名誉欲の強い「土田教授」は他人に見つかる前に遺跡内部を自分で解き明かしたいが、探索に入ってみると侵入者を拒むトラップの数々が待ち受ける。これ以上は助手の「黒江」と二人で進むのは困難と考え、日本人ツアー観光客を遺跡探索の駒として利用することにした。騙されて連れて来られた添乗員やカメラマン、幼い女の子、やる気のない大学生、悲観的な女の子、4人組の男女高校生、その高校生の一人である主人公「朝木歩人」たち9人は、戻ることも叶わず遺跡の奧へ奥へと進むことになる。
迫り来る古代エジプト文明の謎、襲いかかる信じがたい呪いの恐怖、次々と死んでいく仲間達、異常な状況は人の思考能力を奪っていく、そして「罪」を裁かれた囚人達が行き着く先とは・・・・。
このゲームは仲間の生死に直接関わる主人公の「行動」が重要になっています。パートナー選択の「仲間にする」や「押す」「引く」「かがむ」など、これらのコマンドにより的確な行動をすることが、被害を最小限に食い止めることに繋がります。
ツアー客全員を死なせずに脱出することがベストなのですが、主人公の「行動」に失敗してしまうと仲間に残酷な死に方をさせてしまいます。全員死なせてしまった場合、後にさらに悲惨な仲間達の姿を目の当たりにすることになります。
戦闘は容易で、緊張感あふれるストーリーからRPGでありながらホラーアドベンチャーとも言える作品。背景やキャラグラフィックは細部まで描き込まれているため、プレイヤーは仲間の死に直面したときに凄惨な現場を見せられることになります。私などは夢に見てしまったほどで、これらの残酷なイベントが不気味さや怖さをより一層引きたてています。
また、キャラクター描写が上手く、一人一人がなんらかの事情や秘密をもっており、キャラクター達の言動から個々の性格が読みとれて、好きなキャラクターへの思い入れ感情移入がしやすいのが特徴です。
このゲームはRPGツクールDante98II(ASCII)で作られたゲームです。
Windows上で遊ぶには以下のツール(無料)が必要になります。
RPGツクールDante98II
http://www1.bbiq.jp/bearcat/d2win/
この当時としては驚きの質でした
早織ちゃんカワイイ。
目を閉じればすぐに流れますよ。あの恐怖のサウンドが。
それくらい、とても印象に残ったゲームでした。
恐怖・グロが苦手な人は要注意作品かも。仲間の死に様がむごいのです。
当時、面白くて何回も遊んでもらいました。謎解きも面白い。
またやってみたけど、やっぱり面白いし、懐かしい。
リメイクするなら絵の感じとか音の感じがそのまま再現されてるといいな。
質問です。
ファミ通のサイトからダウンロードしてプレイしようとしましたが、exeファイルを実行しようとすると「現在使用しているコンピューターとの互換性がありません」とエラーメッセージが出てきてできません。
そこでd2winというふとを使ってみたのですが、d2win上で認識されません。ドラッグ&ドロップをしても認識されず、プレイすることができません。
どうしたらよいでしょうか。
公開から十年経ちますがどうやらリメイク企画が進行しているようですね。
良作だったので大変楽しみです。
これは夜にやるとトラウマになりそうです。
斬新で恐怖とともにどきどきする作品です。
RPGとホラーでした。よく作れていたと思います。
古いゲームなので絵の描き方や色数の少なさは古さを感じさせるが、
ゲームの内容自体は流行り廃りに左右されにくいものなので
今でも全然楽しめる。