青い月の下で　序

湖と山々に囲まれ、地形によって長年外部からまったく接触されることがなかった地。その場所がまだ人に気づかれてなかったとき、空からそれは静かに舞い降りた――

主人公を含む学生たちの肝試しを境に変わる日常。誘拐未遂事件、謎の組織の暗躍。そして、跋扈する怨霊。闇が街を覆い始め、古代の伝説の封印が解かる時を迎えたとき、真実が目の前に現れる。青い月。古代の龍伝説。それは街という範囲を通り越し、この世界を闇に包もうとしていた。主人公たちは怨霊の力をくいとめるため、そして「青い月」の復活をたくらむ機関との対決に挑む。はたして、青い月とは?そして古代の伝説とは一体何なのか。封印の鎖が解かれるとき、戦いの火蓋が切って落とされる――