キミのための唄
一人の青年の再生の物語
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同人ゲームサークル 「silvervine」の処女作となった作品です!
当初、C80にて頒布した作品ですが、幅広い皆様がプレイ可能なようにこの度、フリー版として公開するに至りました。
東北のとある港町を舞台にして、内向的な主人公「柊ハル」が憧れていた女生徒である「朝雲雪」の秘密を知るところから物語はスタートします。
なお、本作の続編である「ボクの唄」についても現在販売中です!体験版もありますので、
ご興味のある方は、サイトの方をご確認頂けると幸いです。( http://silvervine.qee.jp/ )
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――僕の人生のすべては、
こうやってイメージできる範疇に収まってしまうのだろうか。
東北の辺鄙な田舎町。
都会の発展から取り残されて、時が止まったような町で、
柊ハルは生きていた。
友達もいない。趣味といえることは、ただ本を読むだけ。
大切なものはたった一人の肉親である母親だけ。
しかし、それさえも心を許しているとはいえなかった。
何かをしなくてはいけないという感情はあるが、
それ以上に諦めの感情のほうが強かった。
そんな高校2年の冬。
大学への受験を意識し始めた頃、ハルはひとりの女生徒の秘密を知る。
「初めまして、柊ハルくん」
クラスメイトから崇拝にも似た信頼を寄せられ、
ハル自身も淡い恋心を抱いていた女生徒――朝雲雪。
ハルの再生の物語が今始まろうとしていた。
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- イベント1(ギターを弾く雪とハル)
- 日常の風景(弁当男子編)
- 右クリック画面
このゲームのポイント
・プレイ時間は3〜4時間程度
・一本道のストーリーです
キミのための唄
- 対応OS
- Me 2000 XP Vista 7
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- 全年齢
- 制作者
- silvervine
- 本体サイズ
- 77.7MB
- Version
- 1.00
- 最終更新日
- 2012年1月21日
- お気に入り
- 票0票
このゲームはパソコン用のファイルも提供しています。
ゲームを遊びたい場合は、パソコンからアクセスしてください。
基本的に文が重く、重厚、重苦しい雰囲気で物語は進みます。
内容も重いものがあり、人によっては読んでいてかなり辛い箇所もあるかと思います。
「最近流行りの軽いノリのラノベ的なもんは気にくわねー」みたいな人にはいいかもしれません。
グラフィックは、背景はほとんど?写真をぼかしたもののようでしたが、
人物の絵は大変素晴らしく、ほぼ文句の付け所がありません。※個人の感想です
私はパッケージの絵に釣られてこの作品をプレイするに至りました。
また、この作品には続編のようなもの(ボクの唄)があり、
その作品も見てみないと解けない疑問などがいくつかあるようです。
なので、ストーリーについてはこの時点で全てを評価するわけにはいきませんが、
「キミのための唄」だけではいくらか消化不良な感じがしました。厳しめに言えば、
「続編との相性を考え過ぎで、この作品そのものが中途半端になっているのではないか」と、そう思いました。
選択肢無しの完全なノベル。
中々ヘヴィなストーリーで、少なくとも読んでて楽しい気分になるものではないが、
なんとなく最後まで読み進めてしまった。
登場人物は少ないが、個々のキャラクターの利害関係や心理、表の顔と裏の顔等、リアルで深い描写が良い。
グラフィックは水彩画風?の独自なタッチでクオリティが高い。
主人公の母親や同級生の立絵も欲しい所だが、これは想像に任せた方がいいのかもしれない。