あやかしよりまし
妖(あやかし)が見える少年と妖達のビジュアルノベル
68.4点
普通に人には見えない超自然的存在・妖(あやかし)が見える力を持った少年"稲生修一郎"とその姉"稲生 楓"の家に、ある日幸運をもたらすといわれる"座敷わらし"が迷い込んできた。様々な妖達と人との関係を描いたビジュアルサウンドノベル。
≪ 感 想 ≫
いっさいの選択肢はないので、ゲーム性は正直薄い。しかし、最近は茜街奇譚やTRUE REMEMBRANCEなど、同じように選択肢の無いものをオススメゲームとして紹介するようになってきました。このゲームもそうだけど、自分的に心に響いた良かったストーリーなら、ゲーム性如何に関わらず、今後もドンドン紹介していきたいと思う。そういう前提で選んでいるので、この"あやかしよりまし"も、一度は読んでいただきたい、気持ちのこもったよい物語。
題材は妖(あやかし)ということで、オドロオドロしいものかと思うかもしれないけど、まったくそんなことはありません。むしろ、出てくるのはどこか懐かしさを感じさせる、親しみやすい妖(あやかし)たちで、うちの家にもいたらいいなとか思うくらいでした。文章も軽快にサクサクと読みやすいため、ラストまで一気に読んでしまいました。ノベル系の好きな方、奇譚ものを読んでみたいという人にぜひともお勧めしたいゲームです。
ストーリーの謎や展開で引っ張っていく作品というよりは
登場するキャラクターの魅力で読ませる作品という印象でした。
またBGMがほっとする曲から切ないものまで素晴らしい
曲が使用されているのも見逃せません。
気に入った曲はオプションから聞くことができます。
ただ、セーブが章?のはじめでしかできない仕様のようで
途中でセーブするとまた章のはじめから読まないといけないのはストレスでした。
主人公がとにかくいい奴なのですぐ好きになった。
クライマックスではあともう一盛り上がりほしかったけれど、
文章も世界観も設定も良い。作者のセンスを感じる良作。
さくさくできる感じで楽しかったです。
短い時間でプレイしたいときにお勧めです。
ストーリー
特に序盤が凄く良い。すぐに物語に引き込まれる。
後半になるにつれ少年誌チックなご都合主義な流れになるように感じた。
グラフィック
他の人が書いているように一枚絵は少ない。
やや古めの漫画チックなタッチで良い。
サウンド
フリー素材っぽいが他の作品であんまり使用されてない音源のようで飽きなかった
システム
オートモードにしても画面下から立ち絵が出てくる部分で停止してしまって、
クリックしないと先に進まないのがちょっとめんどくさい
5年ほど前の作品ですがなかなか良かったと思います。登場人物も描写とか、ストーリー展開とか。でももう少し一枚絵があっても良かったかな・・・。