魔歌使い
目的は、物語を悲劇に導くこと。枠物語幻想ノベル
76.1点
出版社を経営する白鳥(プレイヤーキャラ)は、アメリカで社会現象にまでなったベストセラー「MUSE」を日本で翻訳・出版する契約のため、渡米する。正体不明の覆面作家である「MUSE」の作者「M」は、白鳥の前に姿を現して、こう告げた。
「これから私が語る物語の結末を、悲劇に導いて下さい」
そして、「M」は歌い出す。王と、奴隷娘と、塔に幽閉された詩人の、奇妙な恋物語を。
ゲームの目的は、いくつかの選択肢を「正しく」選んで、物語の結末を悲劇に導くこと。枠物語幻想ノベル。
原文:【Rayさん】
- プレイヤーキャラ選択画面
- 「枠の外」はアドベンチャータイプの画面構成
- 「枠の中」はCGがテキストの邪魔にならないデザイン
このゲームのポイント
目的は、物語を悲劇に導くこと。ギリシア悲劇に取材したオリジナルのビジュアルノベル
NScripter製
選択肢で全6種のエンディングへと分岐するマルチエンディング形式
プレイヤーキャラは男女選択制(シナリオの差違はなし)
プレイ時間1時間半~
目パチあり
クリア後には関連参考書籍紹介ミニシナリオ等、各種おまけあり
一部残酷描写を含みますので、苦手な方はご注意下さい
魔歌使い
- 対応OS
- 98 Me 2000 XP NT
- 頒布形態
- フリーウェア
- カテゴリ
- アドベンチャー・ノベル
- 年齢制限
- R-15指定(15歳未満禁止)
- 制作者
- Ray
- 本体サイズ
- 36.3MB
- Version
- 1.4
- 最終更新日
- 2007年8月 8日
- お気に入り
- 票2票
シナリオは悲劇メインのメロドラマ、イラストが女性向けなので女性が好むゲームのようですが、シナリオ・登場人物ともに魅力的であり男性も十分に楽しめる作り。大人がプレーしても堪えられる内容。
ゲーム自体は難易度が抑えられており、シナリオに集中できるようになっている。システム周りも不備は無い(私は選択肢のあるところでもセーブました。)のでプレー環境は快適でした。
悲劇に導く事が目的という。斬新なアイデアが面白いです。
ストーリーもよく出来ていると思います。
ただ、選択肢が出てきたときにセーブが出来ないのが残念です。
非常にいいところで終わってしまって・・・続き期待してます。
選択肢も多すぎないので全エンディングEDとおまけで2時間くらい。真エンドが一番出しやすかったです。
グラフィックは少女漫画風。シナリオも含め、どちらかというと女性向けと感じる。
立ち絵に瞬き差分があるのでキャラの表情が豊か。
システム面ではオートやスキップは使いやすいものの、選択肢でのセーブが出来ないのが難点。
現実以外の恋愛ものはあまり好まないのですが
(どれもワンパターンで似たようなのばかりなので)
しかしこれは一味も二味も違う。
実に面白かったです。
ヒロインを本気でハッピーエンドへ導きたいと思った。
良かれと思って選択したものが致命的となったり
最後の最後までよく作られていて面白かったです。
フリゲなのに手抜きがなく、双子の女性も魅力的。
なによりMの恐ろしい魔性がたまらん。