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遊ぶぞ
水無月ぱんださんのWebサイト:http://mega-integral.blogspot.jp/
『DANGER ZONE4 最終章』へのコメント(2020年12月29日 09:08)
『DANGER ZONE3 』へのコメント(2020年12月23日 00:50)
待ちに待ったDANGER ZONEシリーズの新作。
従来の写真素材だけでなく、人物の写真も多用しており、より作品としての没入感が高まっているように感じました。
そしてやはり嬉しいのが、旧作のキャラクターやその言及がある点でしょうか。
台詞の端々から、野村などの名前が出てきた際には、旧作からのファンとしてはとても嬉しかったです。
少々残念な点としては、展開が急ぎ足だった点でしょうか…。
キャラクターへの愛着や、性格などへの理解をプレイヤーが示す前に退場してしまい、少々勿体なく感じられました。
(以前作者様がキャラクターの一人、高山に愛着が無い、といった旨を話されていたので、それ故と言った理由もあるのかもしれませんが…。)
後は個人的に、台詞の誤字はなかったのですが、会話としては漢字の方が自然な部分もひらがなのままだったのが、少しだけ、ん?となってしまいました。
そして最後に、DANGER ZONEシリーズはこれで完成、という事なのでしょうか…?
内容としても、所謂「繋ぎの短編」としてはとても満足しましたが、ここで完結なのはあまりに勿体ないですし、高山と永井の関係や、TORTUREの今後の展開にどうしても期待させられてしまいます。
DZ1、2、2.5(RN.404)と遊んだ身としては、大団円でなくても、DANGER ZONE全体の結末が見たい!…とどうしても思ってしまう訳で。
遂に迎えた最終章。
長井、高山達の物語の終わりを見届けることが出来たことがとても感慨深いです。
出だしのDZ1~3のタイトル画面やコンビニ店内のBGM、ゾンビを素手で倒すアイツ…など、
旧来のファンである私がカタルシスを感じないわけがない演出がとても多かったイメージがあります。
そして何より、DZシリーズは一部を除き、エピローグの「後味の悪さ」もまた特徴だと考えていたため、
今回もきっと大団円では終わらない、何かどんでん返しがあることを察していましたが…今回も(いい意味で)一杯食わされた気分です。
確かに"彼"の発言や行動、状況がやけに利己的というか、TORTUREそのものを潰すこと(だけ)を考えている様に
見受けられたので、登場の時点から伏線自体はありましたが、今まで以上のビックリする結末でした。
今回の感想ではネタバレを抜きにするため、詳しい言及は避けますが…。
今作最大の評価点は、上にも書きましたが、今までの伏線の回収率でしょうか。
登場人物たちを苦しめてきた"彼女"や社長といったキャラクターの顛末が多少あっさりだったように感じられましたが、
それ以外の長井や高山などの登場人物の言動、行動の全てに「ここに至るため」という説得力を感じるものが多かったように思います。
難点も誤字以外は気になる部分はほぼ無く、綺麗に着地した作品だったと思います。
強いて言うのであれば、DZ~ROOM NO.404と比較すると少々ボリューム感に欠ける感じはありましたが、
今までの作品と比較すると「登場人物たちの最後の目的が決まっている」点や、「選択肢」の存在…という
従来の作品とは明らかに違う点があるので、これはこれで「DANGER ZONE」の最後に相応しい作品だったと思います。
作品が作品なので、396文字に止めようと思いましたが、思った以上に書きたいことが多く、長文になってしまいました。
まぁ私のユーザー名が「Anonymity」じゃない時点でそういう拘りは瓦解してるに等しいですがね…(苦笑
いつかDZを総括するようなもの、完全版だとか文体を統一した小説版とか…が出ることを(勝手に)期待しています。
(いや、むしろ私がファンメイドの小説を書くなりすればいいのか…?)
…これ以上は感想から脱線しそうなので、ここまでで止めておきます…。
改めて長い間の製作、本当にお疲れ様でした。
最上邸2などの今後の創作活動も応援しております!