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『魔王喜劇アベルカイン』へのコメント(2025年2月 8日 14:37)
『精神仕掛けの浪漫劇』へのコメント(2024年11月16日 15:29)
ラスボスクリアと装備品の一種であるリプリスの全入手(重複含む)までプレイしました。
プレイ時間は16時間ほど(ラスボスまで)。
総評:面白かったです!!
ラスボスを倒しても、ラスボス前のセーブデータに戻ってもうちょっとやり込もうかなと思うくらい!
私にとって、きっと今後何年経っても「あのゲーム面白かったなぁ」と思い出すゲームです。
シナリオ・ストーリー:徐々に明らかになっていく真実に、最後まで先の展開が気になる物語。
それぞれのキャラクターの個性が際立っていて、かつ魅力的です。
グラフィック:作り込まれたマップがとても綺麗です。キャラクターも表情豊か。
サウンド:雰囲気に合ったBGMを使用されていると思います。
特に交流街のBGMは何度も聴くことになりますが、何度聞いても飽きない音楽です。
システム:ダンジョン攻略中、いつでも帰還して回復アイテムを補充できるのが助かります。
パーティ強化のためにジュエル稼ぎをしたい場合、自動で戦闘できる機能があり便利です。
バフ・デバフが誰にあと何ターン効果があるかも確認できます。
一度出会った敵であれば情報が記録されるので、攻略のヒントを見ることもできます。
オリジナリティ:戦闘で序・破・急のコンボを決めることでかかるパーティの強化や、
装備品であるリプリスを重複で入手するとスキルが増えていくのが斬新で面白かったです。
ラスボスの鬼畜さ・理不尽さも、ある意味オリジナリティかも。
プレイ時間は5時間、エンディングは2つとも見ました。
戦闘は程よく緊張感のある良いバランスでした。
工夫をすればそんなに苦戦はしないけど、ボスを倒しても次のエリアで気を抜くとあっさり通常の敵に負けたり。
任意のタイミングで戦闘速度を上げることができるのもストレスフリーで良かったです。
また、スキルツリーで覚えたいスキルを自分で選んで覚えられるのも、
ボスを倒すことで相手のスキルを覚えられるのも面白いと感じました。
強いていうなら、レベルアップでスキルツリーの選択肢がもっと増えたら嬉しかったです。
後半は戦闘開始時のスキルの選択肢があまりなくて、戦闘がワンパターンのように感じられました。
シナリオは、私には苦手でした。
狙いがあってのものかもしれませんが、
「かつて勇者だったあなたに贈る英雄譚」「勇者が魔王を倒す物語」「王道(?)ファンタジー」
という紹介文や宣伝から想像・期待できる内容とは真逆の展開でした。
晴れやかな物語ではなく、奈落の底にひたすら落ちていくようなお話です。
嫌がるルクレツィアをアベルが脅して襲うシーンを見た時、プレイを諦めようかと思いました。
それでも最後までプレイしたのは、本当に最後まで救いはないのかが気になったからでした。救いはなかった。
紹介文に注意喚起を入れるか、もう少しゲーム内容を想像できる紹介文にした方が、
このゲームを好きになってくれる方が手に取りやすくなるのではないかと思います。
ゲーム内でアベルの過去についてそこまで語られないので
悪逆非道の限りを尽くすアベルに感情移入できませんでしたが、
その辺りを丁寧に掘り下げた上での復讐の物語としてプレイしたなら、また違う印象になったかもしれません。