《Claymore》
自作プログラムによる独自の戦闘や成長システムのRPG

　キャラクターを自由に育てられる成長システムや必殺技コマンドとタイミングを見計らっての目押しでの戦闘がユニークな自作プログラムによるロールプレイングゲーム

　このゲーム最大の面白い特徴が戦闘システム。ゲージバー伸縮のタイミングを見計らっての目押しで攻撃威力が変化し、絶好のタイミングで攻撃ボタンを押すとクリティカルダメージになるという、一種の格闘ゲームをプレイしているような感覚が楽しめる。
　また、素早さをあげていくと通常攻撃も５回連続で出来るようになり、必殺技も３つの攻撃ボタンを組み合わせてコマンド入力によって１０以上も変化し、キャラクターが画面上で多彩なアクションを見せてくれる。
　通常攻撃と必殺技を組み合わせると“何十連撃”や“何万ダメージ”を繰り出すことも可能となり、ダメージやHIT数は常時画面に表示され記録されていくので、最大ダメージ数を友達同士で競いあうのも面白い。

　もう一つ、このゲームをより一層夢中にさせてしまうシステムとして、敵を倒した際に経験値ではなく代わりにステータスに割り振ることが出来る“ポイント”が手に入る。このポイントはキャラクター同士で共有となっており、自分の育てたい好きなキャラのステータスに自由に割り振ることができるところが特徴。この成長システムは、例えば力のみにひたすらポイントを割り振って一撃必殺のキャラにしてしまうなど、プレイヤーが自由にキャラを育てることが出来るようになっている。
　また、戦闘時に使える“スキル”も豊富で、体力回復の「ヒール」や単純にHPアップのアビリティから２回攻撃可能の「燕の構え」など様々。これらのスキルにもポイントを割り振ることによりスキル自体のレベル“スキルLV”を上げることができ、ある条件を満たすとさらに新たなスキルを覚えていくようなシステムになっている。
　さらには、キャラ所有の武器自体を強化することも可能となっており、ダンジョンや町で拾ったり、もしくはモンスターから取得できる“エレメント”によって武器を鍛錬して、各ステータスを％で補正上昇させる効果をもたらす。

　イベントによる一枚絵やキャラの台詞の際の表情の豊かさ、爽快な剣撃の効果音やBGMはもちろんのこと、戦闘勝利時のファンファーレ、町やマップが切り替わる際の半透明で表示された現在地名称が画面をグルッとまわって表示されるなど、気分を高揚させるのに十分な効果が様々にありました。アクションロールプレイングが好きな方にオススメのゲームです。