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  • 最果てを目指すへのコメント(2020年4月11日 10:28)

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    キャラクターや世界観の設定と、ゲームシステムとの融合が見事な作品。

    プレイヤーは、パートナーの少女ツキのひたむきさに感じ入り、芯の強さに驚き、無茶をする姿に呆れるたびに、この子と共に……という「意思」が自然と湧いてきます。
    そして、その意思こそがロボットの性能を十二分に引き出し、不可能を可能にする。
    ゲーム的表現に言い換えれば、ツキとのイベントをこなすたびにスパロボの精神ポイントが貯まっていくシステムで、「ああ、私はこの子に魅せられているんだな」と気付かされます。

    リソース管理ゲーでありつつも精神コマンドのおかげで無理が効き、ゲームオーバー後の周回要素のおかげでやればやるほど強くなる自機と、ツキの生命力を削られない安全なルートのおかげで、クリアするだけなら厳密な管理は不要と言えるでしょう。
    しかし、あらゆる道を踏破し、少女ツキの姿を少しでも多く見届けたいのであれば、彼女にも身の危険が迫る悪路を進まねばならず、準備不足でツキが力尽きてしまうこともあるかもしれません。
    ツキの負担を和らげるために必要な道具と、その素材は何か?
    どのルートを辿り、どの敵と戦えばそれは手に入るのか?

    そんな風に計画を立てている時に思い至りました。
    リソース管理ゲーの醍醐味はまさにここなのだと。
    そして、その原動力はツキと共に行きたいという「意思」なのだと。