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  • RiSE -囚われ少女の魔法譚-へのコメント(2017年6月29日 13:17)

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    16時間半程でクリア、平均Lv60前後

    シンデレラはシンデレラでも「本当は怖いグリム童話」の方のシンデレラがモチーフと思われる。だから間違ってもお子様向けでは無い。世の奥様方、子供にプレイさせる時は要注意だ。残虐なシーンも度々あって、生々しいから。

    正直、あの素晴らしきラハシリーズ三部作の作者氏にしてはシナリオが大変お粗末で、三流の域であると言わざるを得ない。相棒と離れた主人公ジャックはひたすらヒロインの事ばっかり考えてて、そこにかっこ良さは微塵も無い。リセもリセで強いわけでも無く、かと言って守られるわけでも無い、何だかふわふわしっ放し。主要キャラに芯も骨もまるで通っていない、こんにゃくみたい。ラハシリーズになら金はいくら払ってもいいけど、お世辞にもこのRiSEに金は払うつもりは無い。

    ただ、文章の上手さ読みやすさ、伏線の張り方、プレイヤーを驚かせる仕掛けや演出にかけては、さすがにこの作者氏は巧い。プレイヤー心理をよく分かってる。
    だからフリゲとしてならこの程度のシナリオでも充分楽しめるんだよね。昨今のスマホ向けRPGの陳腐なシナリオよりは1000倍プロ感を感じるし、製作の時にシナリオをチェックする人間がついてさえいれば、商用目指せるぐらいのレベルではあると感じた。

    細かい所さえ気にならなければ普通に王道のRPGとして楽しめる類のゲーム。だからこれは純粋な心を持ったプレイヤー向き。邪推するプレイヤーには不向きってだけ。
    個人的にはあの「ラハと理の魔法生」と「ラハと百年魔法石」を超えて欲しかったなあ。あれは後生に残る素晴らしいゲームだったから。作者氏最後の作という事で、お疲れ様の意味を込めてこの評価。

    君を待つファンはきっと多いはず。アンチの言う事などは無視して、堂々と復活してもらいたい。帰って来い蒼木ことり!

  • 奈落の魔女とロッカの果実へのコメント(2017年6月29日 10:23)

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    20時間強でクリア、平均Lv65前後

    突然の襲撃から始まるOP、「黒のファンタジア」なる謎の男の登場から舞台は一転して船に移り、主人公達の身に一体何が起きているのか、期待感や不安感を煽る演出の工夫が多く施されており、RPGのつかみとしては抜群に巧い部類に入ると感じた。
    チャチなデフォルト素材は多用せず、雰囲気に合ったものを適材適所に組み立ててている。最初から最後まで演出には一切の手抜かりは無く、特に最後の竜のスケールには驚かされた。非常に演出は上手な作者氏であると言えよう。

    惜しむらくは、台詞が莫大な量の癖に、文章表現のおかしな所がとにかく目立つ点。句読点の付け方も悪く、読みづらい。とにかくこの作者氏は日本語が上手くないと感じる。「航海の終盤」とか「俺達の戦いも大詰め」とか、キャラクターが喋るにはかなりメタ臭い発言が目立つ。
    「挑戦者には回復タイムが与えられます」とか、「あのガルトスを倒したお前が」「倒したはずのガルトスが」というのも違和感がある。身体を休める時間を「回復タイム」、敵を殺す事を「倒す」と表現するだろうか。ゲームじゃあるまいし。ま、この作品をプレイする人達にとってはゲームなんだけど、そういう事では無くて。
    一番感じたのは、一つのイベント前後で登場人物全員が次々喋り始めるのが正直鬱陶しいという事。全てのキャラを目立たせたい気持ちは分からんでも無いが、どいつもこいつも自己主張が激しすぎる。某有名RPGを意識しているらしいが、それならば少なくとも主人公にはここまで暑苦しく喋らせる必要は無いのでは。
    こう感じる最たる要因として、立ち絵も表情差分も皆無な事だ。表情を変えた物を表示して黙らせておくだけでもプレイヤーにキャラの心理は伝わる。台詞に頼らない。強引に喋らせない。表現力の巧いゲームというのは、そもそもキャラの顔なんて表示しなくともプレイヤーがその気持ちを理解出来るものだ。君の好きなドラクエだってそうだろう。

    昨日某レビューサイトにもレビューしたのだが、何が作者氏の機嫌を損ねたのか削除されてしまった様なので、推敲して書き直し、少しだけ甘めに評価をさせていただいた。
    ツイッターを見る限りでは、非常に勉強熱心な作者である様に感じる。今後のアップデートによるゲームシステムの改善や、次回作にも大いに期待している。
    「面白いゲームを作ろう」という気構えだけは他作者と比較して抜きん出た物を感じ取れたので、本や映画などをもっと沢山見て研究し、文章力や表現力を勉強すればきっと君は一位になれる。そのぐらいの能力は持っているはずだ。頑張りなさい。ファイト!