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『お茶会への招待状』へのコメント(2016年7月19日 09:39)
『お茶会への招待状』へのコメント(2016年7月18日 18:44)
総プレイ時間30時間ほど掛かりました。
攻略対象は5名+隠し1名、6名とも恋愛ED・友情ED・バッドEDがあり、それぞれキャラごとの独自の物語となっていているため無料とは思えない結構なボリュームです。
さらにシリアスよりの恋愛ルートとコメディよりの友情ルートは物語の展開そのものが大きく変わるため、コンプも苦ではありませんでした。むしろ楽しかった。
特に恋愛ルートは一編の映画を見た後のような満足感がありました。
それぞれのキャラの関係性や心情の変化をとても丁寧に描いているため、違和感なく物語に没頭できたのでしょう。
作者様がコメントされているように、作品テーマは「変化」。
各キャラが良くも悪くもそれぞれ関わり合うことで変化してゆく様はとても自然で、個性的なキャラ同士の掛け合いも楽しく、まったく飽きることなくフルコンプできました。
惰性でとりあえずではなく本気でコンプした恋愛ADVは久々です。
絵についてはとても丁寧で美しいです。
20世紀初頭の英国紳士が闊歩する世界観にぴったり。
スチルの美しさは言わずもがなですが、スチルの構図も凝っているしスチルを挟むタイミングも良い。
立ち絵に至っては通りすがりの端役にすらあり、メインサブキャラの表情パターンなどは恐らくとんでもない数に…。それだけでも見る価値あるんじゃないですかね…。
いやはや恐れ入ります。
音楽もすべてオリジナルとか。(効果音などは除く)
どれもシーンに合っていて、物語をより盛り上げていたと思います。
ED歌の挿入タイミングも良かった。
全体的にやはり映画意識した演出のように感じました。
操作性については、最低限の機能はあるのでプレイする上で支障はないのですが、快適とも言い難いです。逆に気になる部分はそれくらいですね。そのほかは無料なのが申し訳ないくらいのクオリティでした。
奇をてらったもの・斬新なものは特にないですが、ただただ丁寧に物語が紡がれています。
そしてそれは、簡単ではないと思うのです。
最後に、製作期間5年とのことで本当にお疲れ様でした。
素晴らしい作品を創ってくださった作者様に感謝を。
次回作も楽しみにしております。
書いた本人です。ひとつ訂正を。
通りすがりの端役にあるのは顔グラです。
立ち絵はメインとサブキャラのみです。パターンが豊富なことには変わりありません。