未来に建設された海底都市を舞台に
4人の少女達の運命の記録を描く。
未開の深海より、人類最大の脅威が迫る…。
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選択肢のないデジタルノベルとなります。
通常のノベルやADVのタイプではなく、画面を
分割で表示する形式を採用しています。
深海底より、突如現れた海洋生物と人類の戦い
本作品では左が文章、右に画像というUIで進行する
海底都市で生活する女子高生の青春と記録
海底に蠢く不気味な進化生物
それぞれの想いが交差するドラマ
人類の希望、「リュウグウ」
全体的に背景等の描写が少なく淡白、唐突に感じる箇所もある。基本的なストーリーは悪くないだけに惜しい。文章の量を二倍かそれ以上に増やして描写すれば面白くなるとおもう。
起動直後にネタバレ情報を見にいけてしまうのはちょっとどうかと。最後まで見てから、または該当するものが登場したときに情報を追加する措置をとってくれてもよかったと思う。
私はネタバレだと気づかず、知っておいて欲しい世界観の設定か何かだと勘違いして見てしまった。
良いところ
・話のテンポが良い。サクサク進む
・ストーリーの骨組み(設定)は面白い。ジャンルはSFかな。
・やや古風なアニメ画風だが、人物やクリーチャーなど丁寧に描かれていると思う
好みわかれそうな所
・心情描写が少ない。あっさり。
・説明不足な部分がちらほらある(彼女が選ばれた訳など)
・バトル描写をだいぶ省略している。最終章とか番外編とかせっかく盛り上がりそうな展開だったのにもったいない。
※極短で話を把握したい人・・・タイトルの図鑑で人物プロフィールを読み、あとは最終章と番外編(序盤から読まなくても最初から選択できる)をみればだいたいストーリーがわかる。
シナリオ:
シナリオそのものはよいのだが、
文章が常に俯瞰視点で「いつ・どこで・誰が・何をした」的な簡潔で
無味乾燥なものなのでサクサク進むのだが感情移入が難しい。
各登場人物の視点で書いた方が良いと感じる。
展開が唐突過ぎるものが多くリアリティが感じられない。
小説ではなくシナリオをそのまま読んでいる感じ。
終盤まで進めると多少盛り上がる。
序章から進めると自動的に最終章まで進んで終わるので
番外編が読みたい場合は再度タイトルから選ぶ必要がある。
グラフィック:
背景は雰囲気十分で◎。人物は90年代風。
サウンド:
BGMはあっさりしていて素っ気無い。SEは余り無い。
ギトギトなステーキよりもあっさりしたそばが好きな人向け。