《The Wing Bluff》
約150種類の機体が登場する第二次世界大戦STG

　零戦などの有名な戦闘機から幻の試作機まで第二次世界大戦の名機149種類が敵味方入り乱れて空を翔けめぐる双方向スクロール型のシューティングゲーム

　零戦、ムスタング、メッサーシュミットなど、各戦闘機ごとに速度や火力、安定性、防弾性といったパラメーターが再現された戦闘機同士のドッグファイトはもちろんのこと、軍艦に爆弾を投下して沈めるといった任務の真珠湾攻撃といった、第二次世界大戦の戦場を再現したミッションが３０種類用意されている。それに加えユーザーによるオリジナルミッションの制作にも対応している（アペンドミッション機能）

　メインとなるプレイゲーム画面は、プレイヤーの操作にしたがって上下左右に画面がスクロールし、十字キーのみで機体の進行方向や速度、飛行角度や高度を操作する。一見簡単な操作と思うだろうが、速度や進入角度を誤ると墜落してしまう。この2Dでありながらも、通常の横スクロールシューティングゲームにはない揚力や加速度などが再現された操作感覚が楽しい。
　また、多種の戦闘機も機体ごとにそれぞれ性能や個性がしっかり表現されており、一つのミッションでもプレイする機体により違った遊び方が出来る。

≪　感 想　≫
　独特な飛行感覚のため最初は思いどおりに機体を操作出来ず、真珠湾奇襲攻撃作戦でも何度と無く神風特攻隊状態になっていたが、何度も繰り返すうちに少しずつ要領がわかってきて、任務完了できたときの達成感がよかったです。また、自分が操作するのは1人の戦闘機乗りとして、空母から味方と共に一斉に飛び立ち敵艦隊へ急降下爆撃を仕掛けたり、敵味方入り乱れての空中戦など共同作戦としての編隊行動が、より楽しさを増して気分を盛り上げてくれます。
　エースコンバットシリーズに代表される3Dフライトシューティングが好きな人は、是非プレイしてみよう。2Dらしい味のある違った面白さに出会えると思います。